パイオラックスの企業研究

今回ご紹介するのは、「弾性を創造するパイオニア」で有名な株式会社パイオラックス。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社パイオラックスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社パイオラックスの経営理念や同じ金属製品業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある金属製品会社の中で、なぜ株式会社パイオラックスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社パイオラックスについて深く知るために、まずは株式会社パイオラックスの経営理念を確認しましょう。そこから株式会社パイオラックスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社パイオラックスの企業理念は、以下の通り。
『「弾性を創造するパイオニア」をコーポレートアイデンティティとして、金属や樹脂をはじめとするあらゆる素材の「弾性」を科学することにより、自動車産業をはじめ生活関連や医療関連等、広く産業および社会へ貢献することを経営の基本方針としております。』
（株式会社パイオラックス会社概要より引用）

ここから分かるポイントは、「開発型企業」「最大より最良」「変化に強い会社」「活発な企業風土」「顧客ニーズを優先」の5点。
パイオラックスは、様々な分野において、「弾性」が持つ可能性を追求しています。このことから、「弾性」を創造するパイオニアとして、ばね業界をリードしています。
国内乗用車メーカーやトラックメーカー、住宅設備メーカーなどの取引があり、部品サプライヤとしてそれぞれの製品分野においてトップクラスのシェアを獲得しています。
このように、金属と樹脂のばねの両方を製造する世界で唯一のばねメーカーとして躍進し続けています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 積極性がある
• 協調性がある
• 物事に打ち込むことができる
• 物づくりが好き

次に、金属製品業界における株式会社パイオラックスと競合会社と比較してみましょう。
株式会社パイオラックスの競合といえば、岡部株式会社が挙げられます。
株式会社パイオラックスと岡部株式会社はどのように違うのでしょうか。

東京都墨田区に本社を構える岡部株式会社は、建設関連製品事業・自動車関連製品事業・ホテル事業・海洋事業という4つの事業を展開している会社です。2017年には創業100周年を迎え、成長分野に新製品を投入し市場シェアを拡大していき、長い歴史に培われた技術力を活かし、国内外へokabeブランドを発信しています。財務状況は627億円（平成26年3月）と、金属製品業界では21位と奮闘しています。
対して、神奈川県横浜市に本社を置く株式会社パイオラックスは、自動車関連・医療関連・生活セキュリティ関連と3つの事業を展開しています。ロゴマークの色は、横浜をイメージするマリンブルーと、アクティブレッドから構成されていることから横浜に根付いている企業の一つと言えます。財務状況は547億円（平成26年3月）と、金属製品業界では22位の業績から岡部株式会社には及びませんが、海外自動車メーカーへも広範なお取引を展開しはじめて15年間、海外における生産および販売の拠点を拡大し続けているため、グローバルな展開で今度の自動車需要に期待したいです。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
自動車業界、住宅業界の影響を受けやすい傾向にある金属製品業界。そのため、業界の動向も比例する傾向が見られます。
平成21年頃までは、米国発の金融危機やリーマンショックなどの影響もあり低迷状態の続く日本経済でした。自動車・住宅建材・飲料用缶などを中心に落ち込みが見られ、業務の縮小を余儀なくされていました。金属業界でも物価の慢性的なデフレ傾向、企業業績の伸び悩み、雇用環境の悪化など依然として厳しい状況にありました。
平成24年以降は、自動車、住宅業界が回復基調にあるため、金属製品業界もこれらの業界に比例して増加傾向となっています。

ここまで株式会社パイオラックスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきまし�