方言「ばい」は博多弁?熊本弁?九州の方言「ばい」を調査しました!

方言「ばい」は博多弁?熊本弁?九州の方言「ばい」を調査しました!

日本には個性豊かな方言が存在します。
しかし、中には聞いてもよくわからない言葉がありますよね。
今回は聞いても分からない方言の一つ「ばい」についてご紹介します。
「ばい」という方言は、今後無くなるかもしれない絶滅危惧の言葉ですよ。

方言「ばい」とは

まずは、方言「ばい」がそもそも一体何なのかについて探っていきましょう。
聞いたことがある方もいるかもしれませんが、意味まで知っている人はなかなかいないかもしれません。

方言「ばい」の意味

実を言うと、方言「ばい」の意味はこれといったものはありません。
訳をするならば「~だよ」「~ぞ」という意味。
例文を使って説明すると以下の通りです。

・「それは間違っているばい」→「それは間違っている
・「会社に行くばい」→「会社に行く

「ばい」を似ている言葉で言い換えるならば、「~じゃん」と同じような形で使うことができます。

どの地域で使われているのか

方言「ばい」は主に福岡や熊本といった九州地方で使われる方言。
意味自体も決まっていないおかげで、様々な言葉に使うことができます。
その理由もあって、「ばい」は博多弁を代表する顔という存在にまでなっています。

方言「ばい」の現状

非常に使いやすい方言のため、老若男女問わず多くの人が使っていると思うかもしれません。
しかし、現在では方言「ばい」はピンチの状況に追い込まれています。

「ばい」を使う人がいない

代表的な方言でありながら、実のところ、あまり近年では使われないようになってきています。

九州の方でも、若い人では「ばい」を使う人は滅多にいないのが現状です。
そのため、多用されていると思って九州出身の方と話すと、少々拍子抜けするかもしれません。

ご年配の方はどうなのか

一方で、ご年配の方はどうでしょうか。

ご年配の方の場合は、使う人はいますが、そこまで頻繫にでる言葉ではありません。
そのため、数十年後には「ばい」という言葉は熊本・福岡から消えてしまい、テレビだけに使われる方言になる恐れも。
気軽に使えそうな方言にも関わらず、「ばい」は方言の絶滅危惧種として位置づけられてしまっています。

方言「ばい」に似ている言葉とは

方言「ばい」が絶滅危惧種に位置付けられる理由としては、同じような方言がまだ存在しているからです。
ここからは、「ばい」に代わる熊本弁・博多弁の方言をいくつかピックアップ。

「たい」

まずは例文から見てみましょう。

・「今、仕事しよったい」→「今は仕事しているんだ」
・「明日から旅行に行くったい」→「明日から旅行に行くんだ」

「たい」は「ばい」よりは強調する際に使われる方言。
意味自体は変わらないため、こちらも熊本・福岡では使われています。
「たい」は今でも一般的に使われており、どんどん使う人が減っている「ばい」とは大違いです。
 

「ちゃ」

「ちゃ」という方言は福岡でも北九州市や大分県、中国地方の一部で使われる方言。
例文は以下の通り。

・「今日は遊園地で遊ぶっちゃ」→「今日は遊園地で遊ぶんだ」
・「ランチ美味しかったっちゃ」→「ランチ美味しかったね」

「ちゃ」自体は、「~だよね」というような軽い形でも使われることがあります。
また、方言自体が何だか可愛い影響で、この方言で話すと文全体がどこかキュートなものに感じますね。

「(や)けん」

最後は「(や)けん」についてご紹介。
文次第で「や」が付いたり付かなかったりします。

・「昨日のことは知らんけん」→「昨日のことは知らないよ」
・「Aくんは真面目やけんテスト満点だった」→「Aくんは真面目だからテスト満点だった」

「(や)けん」は語尾だけではなく、接続詞としての役割も。
方言の中でも非常に便利であるため、博多弁・熊本弁の会話の中では必ずと言っていいほど登場します。

まとめ

方言「ばい」について、いかがでしたでしょうか。
博多弁・熊本弁で有名な方言にも関わらず、残念ながら現地ではそこまで使われていない方言です。
インターネットやテレビによって標準語が当たり前のように耳に入ってくる現代では、今後もさらに方言という存在が無くなっていくのかもしれません。

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