コモディティ市場やコモディティ商品など。よく聞くコモディティとは?

コモディティ市場やコモディティ商品など。よく聞くコモディティとは?

マルクスが「資本論」で展開したマルクス経済学で使われる「コモディティ」。意味をご存知ですか?
今回は「コモディティ」の意味と「コモディティ化」の状態に陥る原因や解決策について詳しく解説していきます。
併せて商品先物市場や関係する言葉の意味もご紹介します。

コモディティの意味とは?

そもそも「コモディティ」とはどういった意味なのでしょうか?
金融や経済学の用語として使われていますが、もとの英語からは少し発展させた意味となっています。
commodityは、必需品日用品と訳され、一般的には商品を指す言葉として使われます。その意味を利用して経済学の世界では「コモディティ化」や「コモディティ商品」などの用語にも使われています。

コモディティ化の意味とは?

コモディティ化とは、辞書的な意味で言うと、
類似の商品の機能・品質に差がなくなり、どれを買っても同じだから安いほうがよいといった状態になることです。
市場に流通している様々な製品のメーカーごとの個性がなくなって,価格差のみでしか差別化をはかれなくなるということですね。
消費者にとっては、均一なレベルの商品を安定した価格でいつでも手に入れられるという点で、非常にメリットが大きいと言えます。
しかし企業側にとってみれば、製品自体に付加価値をつけるなどしない限り、価格を抑える競争に乗らざるを得なくなります。これでは、企業収益を圧迫するばかりとなってしまいます。

コモディティ化に陥る原因

コモディティ化に陥ってしまうのはいくつかの理由があります。
主に、以下のような理由が挙げられます。

・製品に対して一定の基準が定められていること
・技術の熟達化が進むこと


この2つがコモディティ化の主な原因とされています。

製品に対して一定の基準が定められていること

まず一つ目の、「製品に対して一定の基準が定められていること」ですが、これは機械系の分野でよく起こることとされています。
安全性の保護のため、製品に一定の規格を定めたり、基準を設けたりして、その規格や基準を満たさないものは販売はできないということになります。
そうすることで必然的に、製品は均質化が進むことになります。

技術の熟達化が進むこと

続いて二つ目の「技術の熟達化が進む」ですが、技術革新が進むにつれて今まであった技術を利用して新たなものを生み出すという機会が多くなります。
そうなると、良い技術は生かされ、効率が悪かったり、コストパフォーマンスが低い技術は採用されなくなっていきます。自然に同じように役立つ技術は残されていきます。それが、均質な製品を多くのメーカーがそろって作ってしまうことの原因となるのです。

コモディティ化の解決方法

では、コモディティ化の解決方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

一つには先ほども軽くご紹介しましたが、付加価値の付与による差別化です。類似商品にはないような機能等をつけることで、「似ているがこっち」と選ばれるような価値を生み出すことです。

二つ目にブランド性や意匠性で勝負することです。
「この商品と言ったらここ」というようなブランドイメージは、その商品が他の類似商品より高いとか、あまり機能は変わらないといったものでも消費者に選ばれ続ける理由となります。
同時に、機能に差はなくとも材質が高級であるとか、デザイン性が高いものはそれだけで購入のきっかけとなることもあります。

コモディティ市場の意味

続いて「コモディティ市場」の意味についてご紹介していきます。

「コモディティ市場」とは、商品先物取引市場(将来の定められた日にちに商品や製品を受け渡すことを約束して価格を取引時点で決定し取引する市場)において貴金属や穀物、エネルギー資源などのコモディティ(製品)に対して投資する市場のことです。

投資の方法としては
・商品ファンド
・投資信託
の主に二通りの方法があります。
商品先物取引の市場動向は、わたしたちに身近な物価にも大きく影響するため、金融の中でも人々の関心が高い分野であると言えます。

商品ファンド

まず商品ファンドとは、多くの投資家から資金を集め、個人的にではなく一つにまとめて、金融先物や商品先物に分散させて投資することです。そしてその収益は投資金額に応じて再び投資家に分配するといった、実績配当型の投資方法です。

投資信託

つづいて投資信託とは、投資家から集めた資金をひとつにまとめて大きな資金とするところまでは「商品ファンド」と同じですがその後が少し異なります。
商品ファンドは商品先物や金融先物に分散投資していたのに対して、投資信託ではその資金を運用の専門家が決めた方法に従って株式や債券などに運用します。収益はもちろん、投資者に対して正しく分配されます。

商品ファンドは「商品にを扱う投資信託」であるとも言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「コモディティ」の意味やコモディティ化に陥る原因、解決法などについて紹介してきました。

コモディティ化とは、類似の商品の機能・品質に差がなくなり、どれを買っても同じだから安いほうがよいといった状態になることでした。
規格や基準の設定、技術の熟達化がコモディティ化の原因で、それを解決するには、付加価値の付与やブランド性、意匠性が重要であることがわかりました。
私たちの消費生活にとっても、非常に関連の深い事象であることもご紹介できたかと思います。

コモディティの意味をしっかりと理解して、日常生活や就職活動、ビジネスに生かしてみてください。

 

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