「広く、深く」を目指して彼の旅は続く。|神戸大学 島直希

「広く、深く」を目指して彼の旅は続く。|神戸大学 島直希

【島 直希(しま なおき)】
神戸大学経済学部3回生。AIESEC神戸大学の副委員長兼人材管理統括者。島さんはあの高IQ集団、MENSAの会員でもあるそうです。国や組織、教育に興味を持っており、探究心豊富で好奇心旺盛な彼のirootsに迫ります。


「何かに打ち込みたい」と考えながらの大学入学

──本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

──いま島さんはどのようなことをされていますか?

今は、AIESECの神戸大学委員会で副委員長兼人材管理統括をしています。また、現在は来年度の経営幹部が決まっていて引き継ぎなどをしています。

──どのような経緯でAIESECに入ろうと思ったのですか?

まず、大学では何かに打ち込んで頑張りたいと考えていました。当初は勉強を頑張ろうと思っていたのですが、授業を受けるなかで、自分の時間を割いてまでやりたいことではないと感じたんです。それで他に何か打ち込めることを探すために、サークルや学生団体に目を向けました。AIESECに関しては、元々あまり興味がなかったんですが、AIESECの新歓イベントに何度か参加していく中で「この団体に自分の時間を投資しよう」という思いに至りました。

──所属団体のどんなところに惹かれたのですか?

やりたいことが見つけられそうな環境が一番の決め手でした。自分では到底掲げることのできない大きい夢を掲げて自分の可能性を本気で信じて頑張って生きている人たちがいて、そんな人たちのように生きることができたほうが幸せだろうなと感じて、次第に惹かれていきました。自分もそんな風に本気で何かに打ち込んで生きていきたいと強く思わされましたね。

「広く、浅く」な自分自身の「狭く、深く」に対する憧れ

──今までにも何かに打ち込んだ経験があるのですか?

実は、今までに深く何か1つのことに打ち込む経験はほとんどなかったんです。小学校の時は、2年生まではサッカーをしていたのですが、3年生のころには興味が移り、野球に転向しました。中学校でもそのまま野球を続けていたのですが、あまり熱中することはなく、将棋部にも入っていたので、練習が嫌なときには将棋部でサボっていましたね(笑)。野球はそんな調子で中学校2年生の時にはやめてしまいました。中学校3年生のときには野球をやめた後に、再び運動をしたいと思って登山部に入部しました。

──話を伺っているとかなり多くのことに手を出されているのですね。

そうですね。実は高校生の時には新しくバスケットボール部にも入っているんですよ(笑)。また、学年行事の委員には全て参加していました。

──好奇心旺盛なんですね。

そうですね、昔から本当に好奇心旺盛でした。幼い頃は、図鑑をよく読んでいたり、鉱物マニアの時期もあって石をたくさん集めたりしていました(笑)。スポーツも基本全部観戦するし、いろんなことを広く知りたいという欲はずっとあります。それで、いろんな部活動に参加して、ちょっとずつかじってみるスタイルなんです。自分は「広く、浅く」の人間なんです。

──「広く、浅く」の自分についてどう思いますか?

実は昔から、「狭く、深く」という姿勢に対する憧れやコンプレックスが少しあります。自分は熱中して部活動などに取り組むことがなかったので、高校球児が野球一筋で頑張っている姿などを見ると、「狭く、深く」を実現していて「かっこいいな」と思いますね。

──それで、大学では何かに打ち込もうと考えていたわけですね。

そういうことです。自分はスポーツとかに打ち込む柄ではないと感じていたので、今の団体でがんばろうと思いました!

“すごい人”との出会い、「自分もまだやれる」

──実際、今までの大学生活の中で、以前の自分とどう変わりましたか?

一番大きな転換点を挙げるとしたら、1年生の春休みの時に行ったベトナムでのインターンシップです。そこで出会った、1人の社会人の方(以後、Aさんと呼ぶ)がとにかくすごかったんです。

──Aさんは、どんな人だったんですか?

まだ20代という若さで、テクノロジー、教育、海外などといった多岐にわたる事業に携わり、起業して会社を複数社立ち上げるなどしている方で、それでいて学生とも対等に話してくれるAさんの存在がとても刺激になりました。

──どのような刺激を受けましたか?

Aさんは、まさに「広く、深く」を体現していて、『広く、深くを実行できる人がいるなら、自分も言い訳できないな』と感じました。Aさんに出会うまでは、”すごい人”は多分これくらいできて、自分はこの程度だろうという固定概念の中で生きていましたが、Aさんを目の当たりにして、”すごい人”の天井が跳ね上がりました。そのおかげで、自分ももうちょっとできるのではないか、能力が無くても目標を掲げることくらいはできるのではないかという考えに至りました。Aさんとの出会いをきっかけに、2年生になるとミドルリーダーという立場になることを決め、また、社会を変えるリーダーの輩出などに本気で共感できるようになり、今の副委員長という立場にもつながりました。

──現在はなにに興味がありますか?

今の興味分野は3つあります。1つはビジネスにおける組織や人材です。これはAIESECでの人材管理統括などをする中で、組織のおもしろさや人の成長を感じることに対する興味を抱くようになりました。2つ目は教育です。AIESECに入って1年目は教育のプロジェクトに入っていて、教育によって社会を変えることができるのではないかという思いがあり、教育についての興味は今でもあります。最後は行政です。教育に関心を抱いたときに教育制度自体を変えられる立場に興味が湧き、行政で働くOBの方と連絡を取ったり、経産省のインターンに参加したりもしました。

『広く、深くを目指し、好奇心のままに世界1周へ』

──そんな関心を踏まえて、これからの将来のビジョンはありますか?

明確なキャリアプランが今はあるわけではないです。現在、団体の引き継ぎ期間ということもあり、今までは責任感から行動することも多かったですが、今は自分自身の生来の好奇心や自分がしたいことに目を向けて、来年度は昔からの憧れでもあった世界一周に大きく時間を使おうと考えています!世界一周に一人で挑むことになれば、何が何でも全てのことを自分でしなければならないことになるので、そういう状況で自分の可能性をどんどん広げていきたいと思っています。世界一周後には自分の価値観が大きく変わることを期待しています。世界一周後の自分の価値観と現在の興味を照らし合わせて、そこからまた将来のビジョンについては考えていきたいです。

──世界一周、楽しみですね!島さん、本日はどうもありがとうございました!!


 

【編集後記】

島さんは、好奇心旺盛で思考と行動を繰り返し、歩を進められている方でした。「広く、深く」を実現する道のりは簡単なものではないでしょうが、島さんの飽くなき好奇心とそれに伴う行動を聞いていると実現できるのではないかと思わされました。世界一周後の島さんは間違いなく、「広く、深く」の道へと歩みを進めているに違いありません。

皆さんもこれから先で自分が歩んでいく道を決めるために、今まで歩いてきた道を一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

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