”就活うつ”とは?うつ病診断テストをしてチェックしてみましょう。

”就活うつ”とは?うつ病診断テストをしてチェックしてみましょう。

就活が思ったように上手くいかなくて憂うつな気分になったり、身体が重く動けなくなったりしている学生の方はいませんか。もしかしたらそれは就活のストレスによるうつ病のサインかもしれません。この記事では就活うつ診断チェックリストと原因や症状、対処法をご紹介します。

就活うつとは?

就活うつとは、就活を起因とするストレスによってうつ病を発症することをさします。選考が上手くいかないストレスや、面接のプレッシャー、内定が取れない焦りなどがキッカケとなり精神を病むことで抑うつ状態(激しい気分の落ち込み、意欲の低下、食欲の低下などの状態)に陥ります。

就活うつは多くの場合、就活が終了することでうつ病から回復する傾向があります。ですが症状が重い場合は精神をひどく病むことでそのまま引きこもりになってしまったり、自殺へ追い込まれてしまうケースもあります。

日本でのうつ病患者は年々増えており、現在100万人を超える患者がうつ病を患っています。就活においても就活経験者の7人に1人は就活うつを発症しているというデータがあり、非常に身近な病と言えます。

うつ病の症状は人によって差異がありますが、少しでもうつ病かもしれないと思ったらすぐに専門医に相談し、診断をうけましょう。

 

就活うつ診断テスト

就活うつ病の診断チェックリストです。以下の項目の半分以上当てはまったらうつ病の可能性があります。

すぐに専門医の診断をうけるなどの対処をしましょう。

就活うつ病診断チェックリスト

当てはまる項目の数を数えてみましょう。

  1. 最近身体がだるくて疲れやすい
  2. 最近朝起きるのがつらい
  3. 最近落ち着きがない
  4. 最近課題に集中できない
  5. 最近決断がすぐにできない
  6. 最近首筋や肩こりがひどい
  7. 最近頭痛がひどい
  8. 最近よく眠れない / 眠りすぎ
  9. 最近食欲が低下した / 食欲が増えた
  10. 最近食事の味がしない
  11. 最近意味もなく涙が出る
  12. 最近何をするにも意欲がわかない
  13. 最近気分の落ち込みが続いている
  14. 最近死にたいと思うようになった
  15. 最近自分を責めることが増えた
  16. 最近常に不安や焦りを感じる
  17. 最近楽しいと思うことがない
  18. 最近人生が楽しいと感じない
  19. 最近自分が無価値だと思う
  20. 最近意味もなく悲しくなる

 

就活うつの原因とは?

就活に起因するストレスによって、気を病むことが就活うつの原因になります。例として以下のような事柄が原因と考えられます。
 

  • なぜ上手くいかないかという答えの出ない自問自答による精神的疲弊
  • 選考に落ちることによって自分に価値が無いと感じる無力感
  • 周りが上手くいっている(ように見える)という劣等感
  • タイトな選考スケジュールによる精神的・肉体的疲労
  • 履歴書、エントリーシートが上手く書けないイライラ
  • 一人で就職活動に集中することで感じる孤独感
  • 不合格通知を受け取ったときの悲しみ
  • やりたいことが見つからない虚無感
  • 選考に通らないモヤモヤ
  • 内定が取れない焦り
  • 面接での緊張感

その他にも就活関係で感じるストレス、プレッシャーの全てが原因となり得ます。このようなストレスにさらされ続けることによって精神を病むことになり、就活うつを発症します。
 

 

就活うつの症状とは?

うつ病になるとこれまで当たり前のように出来たことが出来なくなります。例えば朝起きること、食事をとること、お風呂に入ること、人と会うことなどです。

誰でも出来るような簡単なことが出来なってしまうことで、自分はダメな人間であると錯覚してしまい余計に気分が落ちてしまいます。そして精神を病むことによって、症状が悪化することが往々にしてあります。

ですが、これまで出来ていたことが出来なくなってしまうのは病気が原因であり、患者自身がダメな人間であるという認識は間違っています。うつ病になってしまったときにしなければならないことの一つは、自分が病気であると認識することです。

そして病気の症状を正しく知ることで、自分を責めることを辞めることが重要です。自分が病気であると認識するためには、病院に掛かるだけでなく家族や友人の理解と支えが必要になります。

病気にかかっていない人も他人事だと思わずに、この記事見てもらうことで少しでも、うつ病についての知識・興味を持って頂けたら幸いです。

うつ病の症状は大きく2つに分けられます。症状を自覚したら専門医の診断を受けましょう。

うつ病による精神的な症状

  • 抑うつ気分(激しい気分の落ち込み、意欲の低下などの状態)
  • 興味の喪失(これまで好きだったこと、興味があったことに関心がなくなる)
  • 漠然としたぬぐえない不安を感じる
  • 何をするにも億劫で手につかない
  • 人との接触を避けがちになる
  • 常に焦った気持ちになる
  • 自分を責め続けてしまう
  • 訳もなくイライラする
  • 訳もなく悲しくなる
  • 集中力が持たない
  • 死にたくなる

うつ病による身体的な症状

  • 思考力の低下(本を読んでいても頭に入らないなど)
  • 睡眠障害(眠れなくなる、もしくは眠りすぎる)
  • 食欲が無くなる、もしくは食べ過ぎる
  • 常に身体に疲労感・倦怠感を感じる
  • 朝起き上がることが出来なくなる
  • 息苦しさ、胸にモヤモヤを感じる
  • 慢性的な体調不良になる
  • めまいがひどくなる
  • 肩こりがひどくなる
  • 涙もろくなる
  • 動悸がする
  • 頭痛がする

 

就活うつになりやすい人の特徴とは?

就活うつを発症しやすい人には共通点があります。この共通点は就活うつに限らず、うつ病を患う人全体に共通しています。

就活うつになりやすい人の共通点とは

うつ病になりやすい人の共通点とは、性格です。以下のような性格の人は病気が発症しやすいと言われています。

まじめな性格

  • まじめ
  • いい子と呼ばれたい
  • 責任感が強い
  • 完璧主義
  • 頑張り屋
  • 正直者
  • 几帳面

気が弱い性格
  • 気が弱い
  • 自分と他人を比較しがち
  • 周りの目を気にする
  • 自分に自信がない

他人を優先する性格
  • 自分より他人を優先する
  • 周囲の期待に応えたい
  • 頼まれたら断れない

その他の性格
  • プライドが高い
  • 凝り性

上記に挙げた性格が悪い性格ということはありません。また、これらの性格の人が必ずうつ病を発症する訳でもなければ、全く正反対の性格の人がうつ病を発症する場合もあります。

根底にあるもの

うつ病になりやすい人の共通点として、いくつかの性格を挙げました。これらの性格の持ち主にはある傾向があります。

その傾向とはストレスをため込みやすく、発散出来ないというものです。うつ病とストレスは切っても切り離せない関係です。

先述したうつ病になりやすい性格とその性格の持ち主の傾向から、ストレスを心の内に溜め込んでしまい上手く発散することが出来ない人というのがうつ病になりやすい人である、ということがわかります。

普段の生活ではストレスを感じても我慢出来る人でも、就活のような大きなストレスにさらされ続ける環境に身を置くことで耐えきれなくなってしまうことがあります。そうして精神を病むことでうつ病を発症してしまうのです。

 

就活うつの対処法とは?

就活うつの原因、症状、なりやすい人の特徴を解説してきました。ここからは今まで内容を踏まえて就活うつにならないための予防法と、なってしまったときの対処法をご紹介します。

予防法

前述したようなうつ病の症状が続いたら、それはうつ病が発症する兆候です。症状がひどくなる前に手をうちましょう。

うつ病は一度かかってしまうと完治まで長引く病気です。自覚症状が出たら出来る限り早く対処することが大切です。

予防法①:就活から一旦離れる
就活うつの兆候がみられたら、ストレス源である就活から一旦離れましょう。就活真っ只中であれば就活から離れることに抵抗があるかもしれません。

ですがうつ病への対処として最も大切なのはストレス源から離れ、休むことです。早い段階で就活をストップすることは、長い目で見ると早く就活に復帰できる近道です


予防法②:何もせず休む
就活を一旦辞めたら、そのあとは何も考えず心のままに休みましょう。身体がだるいと感じたら一日中眠るのもいいでしょう。

なにかをやらなくてはいけない、という気持ちを捨てやりたいことだけをやって気が済むまで休んでください。なにもせずに休んでいるとしばらくすると何かをやりたくなってきます。

心の底からなにかをやりたいと感じてきたら、復帰のタイミングです。無理をせず少しずつ就活を再開してみましょう。

休む際に間違えてはいけないのは、休むということは家で横になるということだけではありません。休むとはリラックスすることをさしています。

もし、遊びに行きたいと思ったのなら好きなだけ遊びましょう。それも立派なうつ病の予防になります。



予防法③:ストレス発散する
ストレスはうつ病を発症する大きな要因です。うつ病の兆候がみられたらストレス発散に努めましょう

うつ病になりやすい人の特徴としてストレス発散があまり上手くない、と前述しました。自分の弱いところを人に見せたくなかったり、人に頼るのが苦手な人ほどストレスを溜め込みやすく、精神を病む傾向が高いと言えます。

もし自分がストレス発散が苦手だと思うのであれば家族や友達に協力してもらうのも手です。家族や友達と一緒にテーマパークやカラオケなどで遊んで、はしゃいで、好きなことをして思いっきりストレスを発散しましょう。
 

対処法

うつ病になってしまったら、まず専門医に相談し診断を受けましょう。専門医に指示に従うことが回復への一番の対処法です。

対処法①:専門医に相談する
うつ病に限らずですが精神病は自己診断、自己流の治療は危険です。うつ病になったと感じたら心療内科、精神科のある病院へ行き診断を受けましょう。

専門医に相談し薬の服用や休養方法などのアドバイスをもらい、指示に従いましょう。心療内科など普段なじみのない病院はどこに掛かったら良いか迷うかもしれません。

うつ病の治療における良い病院の指標の一つとして、患者と先生の相性があります。先生とはいつでもなんでも話すことができ、信頼できるという関係が理想です。

もし先生と相性が悪いと感じたのならば病院を変えることを検討してみるとよいでしょう。


対処法②:就活を辞める
うつ病の治療においてまずやるべきことはストレス源から離れることです。就活うつの場合、原因である就活を辞めましょう。

就活を辞めるということはとても大きな選択です。簡単に決断できるものではありません。

ですがうつ病は命に関わる病気です。就活と命ならばあなたの命の方が大切です。

もし就活を辞めたとしても、あなたの人生は終わりではありません。また就活を再開することも、他に生きる道を見つけることもできるかもしれません。

どうしても就活を続けたいと考えるならば、その気持ちを掛かりつけ医に相談し実現可能な方法を一緒に考えてもらいましょう。


対処法③:何もせず休む
予防法と同じく、とにかくリラックスできるように休みましょう。うつ病の症状が重い場合、治療を始めたばかりの時期は身体が重く寝たきりになる人が大半です。

まずは、身体の声に正直になって、横になって休みましょう。段々と何かしたくなってきたのならすぐに就活を再開するのではなく、散歩や簡単な運動など少しずつ出来ることを増やしていきましょう。

「自分は就活の時期なのになにもしていない」と焦り、気に病むことはありません。治療において焦りは最大の敵です


対処法④:太陽の光を浴びる
すぐに出来る対処法として、太陽光を浴びるという方法があります。太陽光を浴びるとうつ病患者に不足している脳内物質が分泌されるという効果があります。

また、太陽光を浴びることの効果はそれだけでなく疲労回復や睡眠を促す効果もあります。身体が重い時は無理に外にでなくてもよいので部屋の窓から太陽光を浴びてみましょう



うつ病の治療にはカウンセリングや、認知行動療法、食事療法など様々な方法があります。自分にあった治療法を病院や家族と一緒に探してみましょう。
 

少しでもうつ病かな?と思ったらストレスから離れて一休みしましょう

友達が就活うつで苦しんでいたら

もし自分の大切な友達が就活うつで苦しんでいたら、友人として一体何ができるでしょうか。うつ病を患っている時、患者の精神は非常にナーバスな状態です。

症状を悪化させないように出来る限りの心配りをして支えてあげましょう。

就活うつの友達にはどう接すればいいの?

うつ病患者との接し方にこれが正解、というものはありません。なぜかというと人それぞれ性格も悩んでいることも、傷ついていることも異なるためです。

ですが、だからこそ友達の存在が患者の支えになります。患者の近くにいた友達だからこそ、患者の性格や悩んでいることを察してあげることが出来るはずです。

もし、うつ病に苦しんでいる友達が一人にしてほしいと思っているのならば、少しだけ離れたところから見守ってあげましょう話を聞いてほしいと思っているのならば、ただ一緒にいて話を聞いてあげましょう

それだけで友達の心の負担は軽くなるはずです。この対処法は病院の先生では出来ないことです。

大切なことは決してうつ病の友達を見放さないこと。そして患者自身が見放された、孤独だ、と感じないようにすること。

うつ病は患者を孤独にさせます。ですが孤独を感じていた患者が、自分には心配してくれる友達がいる、自分は一人ではない、と感じることが大きな回復への一歩となります。

家族が就活うつで苦しんでいたら

うつ病の治療には家族の病気への理解が必須です。もし家族が就活うつで苦しんでいたら、患者に寄り添って心の負担を軽減してあげましょう。

就活うつの家族にはどう接すればいいの?

まずは、うつ病に関する知識を付けることが重要です。うつ病の症状には段階があり、症状の段階に合わせた接し方をすることが望まれます。

例えば、発症からすぐは抑うつ状態で寝たきりになりがちです。その段階で無理に外に連れ出そうとしたり、話しかけたりすることはかえって患者の気を病む結果になります。

一緒に生活する家族だからこそ病気のことをよく理解し、支えることが必要なのです。もし病気のことでわからないことがあれば、診断に付き添い、掛かりつけ医にどうしてあげるのがよいのか率直に聞いてみてもよいでしょう。

心を病むまで頑張らずに一休みしよう

就活は人生において大きな決断を迫られる場面です。それだけでも精神的に疲弊するストレスフルで心を病む時期です。

そんな中で企業から不合格の通知を受け取ってしまうと、まるで自分が社会から必要とされていないように感じてしまい、気分が落ち込んでしまい気を病むこともあるでしょう。ですが決してそのようなことはなく、ただ応募した企業とあなたの理想とする働き方がマッチしなかったというだけの話なのです。

あなたを必要とする人は必ずいるし、あなたが輝ける場所は必ずあります。そのことを忘れないでください。

うつ病は誰でも発症する可能性がある病気です。うつ病になると自分を責めてしまいがちになりますが、決して患者自身が弱いわけでも悪いわけでもありません。

そして人生が終わったということもありません。もしどうにもならないほどつらいことがあっても、絶対に命を投げ捨てないでください。

なにがあっても生きることを諦めなければ道は開けます。つらいときは一休みしてみましょう。
 

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