「興味があればやってみる」を極める男|慶應義塾大学 澤木武志

「興味があればやってみる」を極める男|慶應義塾大学 澤木武志

【澤木 武志(さわき たけし)】
慶應義塾大学3年生。現在、慶應義塾大学生向けの情報発信メディア「塾生情報局」を運営している。誰より早く情報を手に入れ発信することで、入学時から塾生にとっての情報源となっている澤木さん。そんな澤木さんの"iroots"を探ります。

きっかけは自分の失敗

──本日はよろしくお願いします。

お願いします!

──いま澤木さんは大学3年生ですが、学内外に関わらず、どのようなことをなさっているのか、お聞かせください。

学内では経済新人会という団体と実践株式研究会という団体に所属しています。経済新人会は簡単に言うと、論文発表などを行っている団体で、実践株式研究会は投資家の方などをお招きして勉強会などを行っています。それと個人的に塾生情報局というメディアを運営しています。

──私、塾生情報局フォローしてますよ!

ありがとうございます(笑)。

──ここでは、改めて塾生情報局とはどのようなメディアなのかをお聞かせくだい。

簡単に言うと、大学が発信している情報をこちらでまとめて学生に発信しているメディアです。

──どうして塾生情報局を始めようと考えたのですか?

自分も慶應に通っているので、学生部の情報を知らなければいけないんですけど、情報をキャッチし損ねたことがありました。そういった情報をキャッチし損ねて困っている人が、思った以上に周囲にいたことが始まりですね。
それから大学側が発信している情報がまとまっていないことに気がついたんですよ。例えばkeio.jp(慶應の学生専用のWebシステム)だったり、授業支援、学事、あとは塾生ホームぺージだとか。発信源が複数あって情報が散らばっているので、それを分かりやすくまとめて発信する場所があってもいいと思って。それで塾生情報局のTwitterアカウントを開設しました。

──最初はTwitterだけだったんですね。

はい。Twitterを運用しているうちに、フォロワーが増えてきたので、企業とコラボレーションをしてみたり、LINE@やウェブサイトを作ったりしてみて、幅広い形で情報を適切に届けるということを意識するようになりました。今ではフォロワーも1万人を超えて...とてもありがたいです。

『自分が困ったから始めてみた』

澤木さんが運営する塾生情報局HP。

──困っている人が多いということに気がついていても、自分がまとめて発信しようと考える人は珍しいと私は思うのですが。

そうですね。高校時代にブログみたいなものを作っていましたし、元々ウェブ系のメディアや情報発信に関心があったことが大きいかもしれません。慶應に在籍している学生が情報に困っていることは明らかで、とても需要があるものだったので、良い材料だと思って。自分も困っていましたし、興味があったのでとりあえずやってみました。

──高校時代からの興味関心が形になったということですね。高校時代に他にやっていたことはありますか?

中学までは水泳をやっていましたが、高校の部活では新しく英語討論部に挑戦し、また個人ではブログや株などもやっていました。高校の勉強は全くしていなかったので、親からの制裁を受けたのと諸事情があり勉強をすることにしました。とりあえず勉強してみるか、ということで勉強を始めてみたら楽しくて。卒業までの2年間勉強にハマってしまいました(笑)。

──その後、大学に入学してから塾生情報局を「自分が困ったから」作ってみたということですね。

そうです。他にも色々な種類のメディアを試しに作って運営していたんですけど、あまりうまくいかなかったので、今は塾生情報局だけが残っています。

「興味があればやってみる」の"iroots"

水泳をする澤木さん。

──澤木さんは「興味があれば」や「試しに」で始めていることが多くて驚いています。小さい頃から「興味があれば」で何でもやろうとしていたんですか?

そうですね。多分、親の影響もあったと思います。勉強しているかどうかなどは気にせず、放任主義な人で。小さい頃からを私に色々なことをやらせてくれました。

──色々なこと、と言うと?

水泳、野球、それと陸上にピアノ...あと算盤とかやってましたね。小学生の頃は本当に色々な習い事をしていたんですよ。

──パッと挙げられるものだけでも相当多いですね。全部、お母さんに言われて始めたんですか?

いや、水泳や野球などは自分がやりたいと言って始めましたね。両親が僕にやらせたかったのが半分くらいで、自分がやりたいって言ったものが半分くらいでしたね。水泳を続けつつも、興味があれば習い事を始めてみるという癖がついてました。

──小学生の頃の習い事から「興味があれば」があったんですね。

そうですね。中学生の頃にはロンドンにいたんですけど、ロンドンでもそのままで。たまたま部活が半年ごとに変えられる制度だったので、色んなことをとりあえずでやっていました。バドミントン、バスケットボール、他にも卓球とかテニスとかやってみましたね。スポーツだと、とりあえずやってみると楽しいので、そういうことからか「興味があればやってみる」っていう癖がついてきたんだと思います。

『やりたいことをやり続けられる環境にいたい』

──塾生情報局を使って何か新しいことを、または塾生情報局とは関係の無い新しいことをとりあえずで始めたりはしていないんですか?

はい。現在は塾生情報局を使って、慶應を卒業した塾員の方々に向けて母校に関する情報を発信していけないか、と考えを巡らせてはいます。

──そうなんですね!もう3年生ですから、そういった事業と並行して就職活動もしなければいけないので大変そうです。

就活するかどうかについても悩んでいます。やりたいことをやり続けられる環境にいたいです。就職しないでフリーでやっていく可能性もあります。ただ会社に属するメリットもあって、スキルが身についたり、変化が速い現代社会で会社のネットワークがあると情報が得やすかったりするので、非常に悩ましいです。これからはとにかく、やりたいことができる環境をできる限り広く探していきたいです。その時、楽しければいいです。楽しくないことをやっているとつまらない人生になってしまうので(笑)。

──自分が楽しいと思うことをやり続けるのは大事ですね。澤木さん、本日はありがとうございました!

【編集後記】

「やらない後悔よりやる後悔」という言葉を体現しているような澤木さんは、興味のあるやりたいことを躊躇せずに始めている。そのために、自分がやりたいことができる環境を常に探す姿勢を忘れていないようでした。就職に囚われず、自身のキャリアを見つめることは「やりたいこと」を追い求める人の理想の姿なのではないか、そう感じさせてくれる人でした。
 

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