「ボトルネック」ってどういう意味?ビジネスにおいてどう使うの?

「ボトルネック」ってどういう意味?ビジネスにおいてどう使うの?

ビジネスの現場や、コンピュータの世界でよく耳にする「ボトルネック」
聞きはするけど意味が分からなくて、話を合わせるだけみたいな人もいるのではないでしょうか?
ここでは、「ボトルネック」の意味と使われ方について解説していこうと思います。

そもそも「ボトルネック」の意味って何?

「ボトルネック」とは、ビジネスの現場でよく使われる言葉です。
そもそも「ボトルネック」とはどういう意味なのでしょうか。
その意味や由来について詳しく説明していきます。

ボトルネックの元来の意味

ボトルネック(bottleneck)の意味は主に動詞として使われています。

動詞としての意味は、
「狭まる(自動詞)」
「妨害する(他動詞)」

の二つがあります。

これだとなかなか理解が難しいと思います。
実際に、ボトルネックの由来や利用例を以下で見ていきましょう。
 

ボトルネックの由来

Photo bymrganso

「ボトルネック」の元々の由来は、
「ボトル(瓶)」の「ネック(上部の細くなっている部分)」という意味になります。

元の存在意義としては知っての通り、瓶から出てくる水やワインなどの量を制限するためのものです。

中身を飲んだり、注いだりするときに一気に中身が出てきたら困りますからね。
それを防ぐために先端が細く狭まっている作りになっています。

液体の入った瓶だと、中身が一気に出てきてほしくはないという理由での作り方が上記のような形をうみました。

「ボトルネック」は元来の意味とは逆の意味で使われる

瓶の形を円筒みたいにしてしまったら、つまり底と全く同じ太さのままだったら、一度に大量の水が出てきて飲みにくかったりグラスに注ぎにくかったりしますね。
そのために先の方だけが首のように細くされました。

逆に言えば、
”この細い首「ボトルネック」のせいで”なかなか中身が出てこない
わけです。

ここから派生して、ボトルネックは”足を引っ張っている部分”のような意味で使われるようになりました。
つまり、本来の由来とは逆の意味で使われています。

ビジネスでの「ボトルネック」の意味は?

ここまでで「ボトルネック」の言葉の由来や、その意味は分かってもらえたと思います。

しかし、実際それをビジネスの場面で使うとなると、なかなか使いにくいのではないでしょうか。

そこで次はビジネス上での意味について見ていきましょう。

ビジネス上での「ボトルネック」の意味

上でも述べたように、
「細くなっている部分のせいで中身がなかなか出てこない」
という意味から転じて、

「全体のシステムや作業工程のうち、一能力や作業容量が低い、または小さく、全体としての能力や作業速度を下げたり、遅くしてしまっている部分」
のことを「ボトルネック」といいます。

より簡単に言えば、
「足を引っ張っている部分」のことです。

全体としての能力や、作業速度に大きく影響し、マイナスな方向での影響をしている部分のことを「ボトルネック」と呼んでいるのです。

ビジネス上での使用例

使われる対象としてはプロジェクトチームの中の一人だったり、作業工程中のある一部だったりします。

ビジネスでは多様される言葉ですね。
企画がうまくいかなったり、なにか不都合がある場合はその原因が「ボトルネック」になるのです。

普段の生活でも、
「~がネックなんだよなあ。」
なんて言いますよね。
あれは実はボトルネックの省略なんです!

もともとビジネスで使うときに略すこともあるんですが、略されたものが日常生活に馴染んでしまったんですね。

意味はボトルネックと同じです。
今では「引っかかる」というイメージで使っている方も多いですが、もともとはボトルネックの略語として使われていました。

英語での"bottleneck"の意味

先述した通り、"bottleneck"という単語は主に動詞として使われています。

動詞としての意味は、
「狭まる(自動詞)」
「妨害する(他動詞)」

の二つがあります。

「狭まる」はもともとの瓶から来ています。
分かりやすく瓶の細い部分からイメージできます。

しかし、「妨害する」に関しては日本のビジネスで使われている意味と同じになります。

もちろん名詞としても二つあり、ビジネス的な意味の方は

a delay in one stage of a process that makes the whole process take longer

日本語にすると、「全体の工程を遅らせる、ある工程での遅れ」。
つまり日本で使われているのととほぼ同じ意味になります。

「ボトルネック」使用例

ここまでで、「ボトルネック」の意味については理解していただけたかと思います。

では実際どんなことに対して「ボトルネック」を使うのか、例文を使って解説していきます!

ボトルネックの使用例 (1)

例文:「システム上のボトルネックが見つかった」

あるシステムを動かす際になんらかのトラブルが発生したとしましょう。

この時のシステムの問題点は、
処理速度が低下している原因となる部分やエラーが起きた原因となる部分を「ボトルネック」
と表現します。

上記の、原因が見つかったという意味で、「ボトルネックが見つかった」と表現しています。

ボトルネックの使用例(2)

例文:我が社のボトルネックはグローバル人材の不足だろう

この例文はビジネスシーンに最も頻出する使われ方ですね。

会社の利益や生産力に対して、マイナスな影響を与えている事物に対して使われています。

この例文では、グローバルな人材が不足していることでなにかしら海外進出などにでも悪影響が出ているのでしょうか。

グローバル化が進む現代ですので、この例文のように”ぼやく”社長さん多いのではないでしょうか。

ボトルネックの類語とその意味

ボトルネック自体の意味と使い方は、ここまででマスターできたでしょうか?

類語をさらに知ることで、ボトルネックを実際に使う際に会話に広がりを持たせることができるかもしれません。

律速(りっそく)

これは化学で使われる言葉ですが、ボトルネックと全く同じ意味で使われます。

酵素などの反応速度を遅くしている要因のことです。
反応速度が一番遅くなってしまう段階のことを、律速段階といい、この段階での速度が全体の反応速度を支配しています。
利用場面は違えど同じ意味で使われます。

ボトルネックインフレ

これは類語というよりは、ボトルネックの意味を含んでいる単語です。

意味としては、生産要素といわれる労働力・土地・資本(金)の一部が不足することで、生産、つまり供給が需要に追い付かなくなり、物価が上昇してしまうことです。

経済を考えるうえでの不安要素のことですね。
例えばよくあるのは、石油の輸入量が減ってガソリンが高くなったりしますね。

この場合ボトルネックになっているのは、石油輸出国とその周辺諸国の政情だったり、単純な石油の枯渇だったりします。

まとめ

「ボトルネック」の由来は、上の画像のように瓶の先端付近の細い部分でした。

その形状の特徴により、
”中の液体が流れ出てくる量が制限”されてしまう”
ことから現在ビジネスで使われているような意味になりました。

簡単に言えば、
「全体の足を引っ張っている一部分」
という意味になります。

システムの処理速度が遅くなっている原因だったり、経済が停滞している原因に対して用いられます。

これを機に「ボトルネック」について理解し、実際のビジネスの現場にも役立ててください。

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