弊社とは何?弊社と御社、貴社の意味は?(メールでの使用例付き)

弊社とは何?弊社と御社、貴社の意味は?(メールでの使用例付き)

「弊社」「御社」「貴社」
就職活動中の大学生であれば、一度は耳にしているであろう言葉たちだと思います。
きちんとこれらの意味を理解していますか?
大切な場面で焦らないために、「弊社」「御社」「貴社」の意味の違いと使い方をマスターしましょう。

「弊社」とは自分の会社を指す言葉

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弊社とは、自分の属している会社を指す言葉です。

「弊社」は謙譲語に分類され、取引先など社外の人に対して自分の会社をへりくだる、相手の立場をたてる場合に使用する言葉です。

そのため、自分の会社の人に対して使用することはありません。

「弊社」とは、取引先やお客様など、社外の人に対して使用する言葉になるので注意しましょう。

また、あわせて覚えておきたいのが「弊社」とよく比較される「当社」という言葉です。

  • 「弊社」:自分の会社をへりくだっていう語。小社。

  • 「当社」:この会社。また、自分の所属するこの会社。我が社。

このように「当社」も同じく自分の会社を指す言葉です。違いは何でしょうか?

この2つの言葉は、使用する場面、状況によって使い分ける必要があります。

「弊社」とは謙譲語に分類され、取引先など社外の人に対して自分の会社をへりくだる、相手の立場を立てる場合に使用し、「当社」とは丁寧語に分類され、相手が同じ立場の場合、もしくは相手よりも自分の立場が上という場合に使用します。

「弊社」と「当社」の具体的な使用例

弊社

  • いつも弊社のサービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
  • 何かご不明点がございましたら、弊社スタッフへお申しつけくださいませ。

当社

  • 当社独自のシステム開発に成功いたしました。
  • 当社の新サービス導入により、前年から20%のコスト削減が見込めます。

「弊社」と「当社」は就職活動、転職活動中は使用しない

もし現在あなたが就職活動中という場合は、現時点で「弊社」「当社」という言葉を使用する場面はありません。

どちらの言葉も、自分の属している会社を指す言葉です。なので、あなたが実際に会社に入社してから初めて使用する場面が訪れることになります。

面接の時、焦って応募先企業に対して「弊社は…」と言ってしまわないようにしましょう。

「御社」「貴社」とは相手の会社を指す言葉

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「弊社」と「当社」に対して、「御社」と「貴社」は相手の会社を指す言葉です。

就職活動の場では「弊社」や「当社」を使用する機会はないので、「御社」か「貴社」のどちらかを使用するケースが多いです。

使い分けとしては、「御社」とは対面で直接、もしくは電話で話をする際に使用し、「貴社」とはエントリーシートや履歴書、その他書面やメールで使用します。

「御社」と「貴社」の具体的な使用例

御社

  • 御社の〇〇様宛に、金曜日着で荷物を発送させていただきます。(電話で)
  • 御社のオフィスから3分ほど歩いた場所に、弊社のオフィスがございます。(対面で)

貴社

  • 現在の貴社のご状況はいかがでしょうか。(メールで)
  • 弊社の年末年始の営業スケジュールは以下となります。貴社のスケジュールについてご教示いただけますと幸いです。(書面で)

難しく考えず、「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉と覚えておきましょう。

これができれば印象アップ!メール術とは?

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ここからは、就職活動で応募先企業に送るメール例文をもとに「貴社」の使い方と、メールを送る上で押さえておきたい基本的なマナーをご紹介します。


【件名:面接のお礼 / 〇〇大学 〇〇(名前)】

株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様

いつも大変お世話になっております。
〇〇大学 〇〇学部の〇〇です。

本日はお忙しい中面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

〇〇様のお話を伺い…【面接の感想】
改めて〇〇に対する理解が深まり、より一層貴社で働きたいという想いが強くなりました。
ぜひ貴社の一員として活躍していきたいと思っております。

取り急ぎ、本日の面接のお礼を申し上げます。

=============================
〇〇 〇〇
〇〇大学 〇〇学部 〇年
住  所:〇〇〇〇
電話番号:000-000-0000
Email  :△△△△△@△△△△△
=============================

企業向けメールの5つのポイント

ポイント1
用件と差出人がわかる件名にしましょう。
採用担当者は日々たくさんのメールを受け取っています。
一目で内容がわかる件名が望ましいです。

ポイント2
株式会社を(株)と省略せずに書きましょう。
担当者個人宛ての場合は「様」を使用しますが、企業、部署宛ての場合は「御中」を使用します。

ポイント3
面接を受けてみての感想、入社したいという企業への熱い想いを書きましょう。
いかにも「定型文です」というメールよりも、あなたのオリジナリティを加えることで採用担当者からも好印象です。

ポイント4
メールの最後に署名をつけましょう。
氏名、住所、電話番号、メールアドレスを記載するのが望ましいです。

ポイント5
メールの送信は当日中にしましょう。
ただし深夜になってしまう場合は、翌日応募先企業の営業が開始してから送りましょう。


最低限、上記のポイントを押さえておくと良いでしょう。
せっかく面接がうまくいっても、メール対応でマイナスの印象を与えてしまっては非常にもったいないです。

会社以外の組織の場合は要注意

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一般的企業では「御社」「貴社」を使用しますが、それ以外の組織、団体については表現が異なります。

というと、難しく考えてしまうかもしれませんが、「御」と「貴」の使い分けに変わりはありません。
使い方の一例を紹介しますので、あわせて確認しておきましょう。
 

  • 病院:「御院」「貴院」
  • 銀行:「御行」「貴行」
  • 役所:「御庁」「貴庁」
  • 学校:「御校」「貴校」
  • 事務所:「御所」「貴所」
  • 組合:「御組合」「貴組合」
  • 協会:「御協会」「貴協会」

まとめ

「弊社」「御社」「貴社」の意味の違い、実際の使い方について紹介してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

前の項目でもお話したように、「弊社」と「当社」については、就職活動中において使用する機会は基本はありませんが、「御社」と「貴社」、そして応募先企業へ送るメールの注意点については、ぜひ覚えておいてください。

就職活動では考えなければいけないこと、気にかけるべきことがたくさんあり混乱してしまうかもしれません。

ですが、言葉の意味の違いを知り使い分けができるだけで、採用担当者の印象がガラッと変わる場合もあります。

ひとつひとつのスキルを自分の武器にして、自信をもって就職活動を進めていきましょう。

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