最近よく聞く「結果にコミットする」。「コミット」の意味とは?

最近よく聞く「結果にコミットする」。「コミット」の意味とは?

最近耳にする機会が多い「コミット」。その意味や使い方をご存知ですか?
「結果にコミットする」というCMを見て、なんとなくニュアンスはわかっても、説明するとなると難しいですよね。
「コミット」の意味とは何なのか、またその使い方について場面別にご紹介していきます。

「コミット」の意味とは?

数年前からよく耳にするようになった、「コミット」。CMでは「結果にコミットする。」というフレーズがとても有名ですね。
今回は「コミット」の意味と使い方について詳しくご紹介していきます。
まず最初に、「コミット」の英語での本来の意味と、場面ごとに表す意味の違いについて見ていきましょう。そのあとで使用例を挙げていきます。

「コミット」は、使用される場面によって様々な意味を表すので、今まで具体的な意味を知らなかったという方は、ぜひ最後まで読んでいただき、理解を深めてください。

コミットの本来の意味

そもそも「コミット」とは英語のcommitという動詞で、名詞ではcommitmentとなります。
動詞の場合には、深くかかわりあう明言する約束誓約する、の他に、参加したり委任することなど、実に様々な意味を表します。
名詞の場合には、委託責任専念などの意味を表します。
ここで非常に重要なのが、いずれの意味にも「責任を持つ」ことが含まれている点です。
単に明言するのではなく、その言葉に責任をもって明言する、などということですね。
つまり、あの有名なフレーズ「結果にコミットする」も、良い結果を約束するだけでなく、その内容に関して責任をもってくれると受け取って良さそうですね。目標を達成したい利用者にとってはとても頼もしいですね。

「コミット」の場面ごとの意味と使い方とは?

IT用語としての意味

続いて、場面ごとの意味の違いを見てみましょう。

IT用語としての「コミット」の意味とは、トランザクション処理によって更新内容を確定させること、だそうです。しかし、聞きなれない言葉が並んでこれでは少しわかりづらいですね。
まず、「トランザクション処理」とは、データベース(情報処理において、蓄積したりその後活用する際に扱いやすいように整理された様々な情報の集まり)の更新処理を正常に終わらせて、その更新内容を確定させることです。さらに、万が一途中で問題が起きた場合には、内容を更新前の状態に戻してくれる「ロールバック機能」というものもあります。もちろん、「トランザクション処理」が正常に完了すれば、ロールバックされませんし、更新内容が「確定」つまり、コミットするというわけですね。

ビジネス用語としての意味

続いて、ビジネス用語としての「コミット」の意味を見ていきましょう。
日常生活ではあまり使われませんが、ビジネスの世界では交わされる、「コミット」。その意味は、責任を伴って何か約束を結んだり、決定した目標に対して積極的な努力をして関わることです。社会人ともなれば、単純に努力をすることだけでなく、それに伴った結果を出すことが求められます。
約束、という言葉で他に英語のpromiseがあります。promiseももちろん守るべき約束や契約といった意味を持つのですが、二つには少し違った意味があります。最初にもご紹介した通り「コミット」にはあくまでも責任をもって取り組む、というニュアンスが含まれています。commitはpromiseほどは軽々しく使えない、といった違いがあります。

さらに、フルコミットという言葉もあります。字のまま、fullにコミットするわけですから意味は当然、全力をかけて関わることや、全責任を持つ気で約束を結ぶこととなります。こちらは安易に使ってしまうと軽々しく聞こえてしまい、どの範囲でのfullなのかを明確にしないと、のちに問題になりかねませんので注意しましょう。

「コミット」と似たつづりの別の用語に注意

ここで、少しつづりが似ており混同に注意すべき他の英語の単語もご紹介していきます。

commission(コミッション):業務や権限などを委託、委任することです。またその委託、委任された事柄やそれに対する手数料などの意味も含みます。

committee(コミッティー):これは委員会のことです。委員一人のことはcommmitteemanといったりします。

「コミット」の使用例

それでは最後に、再び場面ごとに分けて使用例をご紹介していきます。

まずはIT用語としての例を見ていきます。
A:しまった。せっかくデータベースが更新中だったのに間違えて途中でパソコンの電源を落としてしまったよ。
B:焦ることないよ。確かにコミットはされてないけれど、ロールバック機能で更新前の情報は保持されているからね。
A:ごめん。日本語でもう一度言ってくれる?
B:つまり、君がパソコンを途中で切ってしまったことで更新処理は正常に終了しなかったから、更新内容は確約されなかった。だけどそのような問題が起きた時のために、内容を更新前の状態まで戻してくれる機能が働いたということだよ。

続いて一般的なビジネスシーンでの使用例です。
A:今、新しい企画のために様々な外部の企業とも協力しようとしているようだね。
B:そうだね。僕たちも企画の成功のためにコミットしていかなければならないね。

さらに、日常生活でもこんな風に使えるかもしれません。
A:地球温暖化について一般の人も広く知るようになったけれど、結局他人事になってしまうというか、自分ひとり頑張ったところで大きな変化は起こせない気がしてしまうんだ
B:確かにそれは感じるね。全員が自分自身の問題としてコミットしていかなければ状況の打破は難しいだろうな。
A:自分はいいや、ではなく責任をもって環境問題にかかわりを持とうとする姿勢が求められるね。

まとめ

いかがだったでしょうか。「コミット」は場面によって少しづつ異なる意味を持ち、時には安易に使うと誤解を生みかねないことがわかりましたね。

ひとつ注意しておきたいのが、日本語で「コミットする」という場合の「コミット」はcommitmentを略して用いている和製英語のようなものであって、本来のcommitは名詞ではなく動詞です。

「コミット」は、軽々しく使う言葉ではないですが、責任をもって何かに取り組む姿勢を伝えたいときにはとても便利な言葉です。

ビジネスの場面ではよく使われる言葉ですので、場面によっての意味の違いに気を付けながらも、積極的に使ってみてください。

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