ユニリーバ・ジャパン 新卒採用の“仕掛け人”が話す

集合写真

 

Who is バスマジェ・詩織?

みなさん、こんにちは!今日は、全然かしこまらなくて良くて、すごく近い距離で学生と話せるということで楽しみにしてまいりました。

私バスマジェ詩織という人間が、どんな人生を歩んできたのか、どんなことを思って仕事をしているのか、深堀って話していきましょう。どうぞ宜しくお願いします!(会場拍手)

 

自己紹介スライド

 

きっとみんな最初に思うのが、「聞いたことない名前キタだよね(笑)」日本に二世帯しかないらしいです。この名前の秘密は、後でお伝えしますね!

私は、ユニリーバ・ジャパンに2012年に新卒入社して4年間はカスタマーディベロップメントといういわゆる営業部門で働いていました。その後2016年に人事で新卒採用担当になって1年と2か月経ちました。この一年ちょっと、どんなことをしてきたのか自分でも振り返ってみました。振り返ってみると、「意外と新しいことやってるな!」って思います。

 

まず、最近メディアでも大きく取り上げてもらっているユニリーバの通年採用「UFLP(ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・プログラム)365」ですね。私自身が就職活動に対して「採用の枠を広げて、もっと自由になったらいいのに!」「学生に余裕を持ってもらいたい!」という思いが強くありました。その思いを形にしたのが、ユニリーバの通年採用「UFLP365」なんです。

中には、学生を青田買いしているのではないかってご意見もあるんですけど、全然そんなつもりはなくて。一年生でも四年生でも、卒業していても、自分のタイミングで就職活動に取り組めばいいと思うし、内定パスの権利は2年間有効だからその間は何をしても自由だし!私が一番実現したかった就職活動の姿がここにあります。

 

他にも、ユニリーバと学生との窓口をもっと多様にしたいという思いから「U-PASS」を導入しました。これは、ワークショップやセミナーなど色んな窓口で「この人ユニリーバに合うな!ぜひ、一緒に働きたい!」と思う人に本選考の一部を免除する制度です。また、「ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・リーグ(UFLL)」というグローバル規模で開催しているビジネスコンペティションの活性化も行いました。

他にも、高校生向けのインターンシップを企画したり、LGBT向けの支援プログラムを立ち上げたりと、常に新卒採用担当として「ユニリーバから就職活動を変えてやる、新しい働き方を発信してやる!」という気持ちで日々仕事しています。

 

高校までは超カンペキ主義。正直、天狗でした。

次に、私がどんな学生時代を過ごし、何を考えていたのかお話ししていきます。一言で言うと、超がつくほどカンペキ主義な子供でした。「四角いものは四角くなきゃダメ。私が学級員長なの!」みたいな(会場笑)走ることだって、テストだって何でも一番じゃなきゃ気が済まない。本の虫で、図書館の本を端から1冊ずつ隅から隅まで毎日10冊読んでいて、学校の先生からいじめられている疑惑が持たれてしまうほど、本に熱中していました。

小学校4年生の頃、父親の仕事の都合でカナダに行ってからも全然変わりません。友達と遊んでいたら英語は問題なくできるようになって、スライドにあるようにフィールドホッケーと陸上、走高跳びの種目では、でバンクーバー大会で優勝してしまいました(会場どよめき)勉強でも数学では2学年飛び級して、世界史でも学校で表彰されたりして、そりゃあもう天狗になります(笑)

 

詩織さんの学生時代スライド

 

中学三年生になって日本に帰ってからは、苦労することや悩むことが出てきました。まずは数学が大変でした、、。カナダでは2学年飛び級していたのですが、日本の数学のレベルは非常に高くて。基礎もできていないのに発展的な内容を勉強していた私は、日本での数学の授業に全くついていけませんでした。それから、帰国子女である自分にとても悩みました。「詩織は帰国子女で英語話せるからいいよね。大学とかもスイスイ行けちゃうでしょ?」って。全然、私=しおりとしてではなく、帰国子女の人として見られていて自分のアイデンティティーが分からなくなった時期でもありました。

実は、その教室で隣に座っていたのが、バスマジェ雅人、今の夫なんです(会場驚愕)。夫は当時、学級委員をしていたので、私をクラスの輪の中に入れようと親切に接してくれて。学生時代には何もなかったんですけど、3年くらい前に偶然電車で遭遇しまして、結婚しました。皆さんも今となりにいる人と結婚するかも知れないですよ?(笑)

 

初めての挫折。暗黒時代へ、、。

そんな高校時代、熱中したのはダンス部での活動です。完全なる部活少女でした。うちの高校の創作ダンス部って全国大会に出るような強豪だったんです。毎日始発で高校に行って朝練して、学校終わったら放課後はずっと練習して。勉強なんかそっちのけでひたすらにダンスに打ち込みました。全国大会出場の際には、振付師を担当していて、全国でも「勝てるっしょ!!」と思っていました。この頃もがっつり天狗の時期です。しかし、結果は惨敗。

たくさんの賞があるにも関わらず、どれにも入選せずに終わってしまい、部活も引退してしまいました。それからどんどんマインドセットがマイナスになってしまったんです。「どんなに努力しても、意味ないんだ。」って思ってしまって。

多くの教科を勉強しないでいいから、私立大学に行こう。何となく潰しが効きそうだから法学部にしよう。ポイントがついて進学に有利そうだから生徒会やってみようとか。

 

そんな状態で大学に入学したので、大学2年生まで、思い出したくないほど暗黒時代でした、、。法学部の勉強にも全く興味がないし、サークルもつまらないし、アルバイトに明け暮れて彼氏の家か自分の家で寝てる、みたいな。あの頃の自分が一番嫌いでした。なんで生きてるんだろうとすら考えていました。

 

自分で決める。自分が行動する。

そんな暗黒時代の2年間でも、やっぱり「このままじゃダメだ。」って思いが強くなってきました。そこで決意したのが、スペイン留学です。非英語圏に留学しようと思って、スペインを調べていたらマドリッドは料金が高い、バルセロナはどうやらスペイン語以外も話されている、ということでスペインのサラゴサ大学に留学しました(笑)。

 

いきなり大学に電話かけたら、ラテンのノリ(?)でオッケー、Facebookでホストファミリーも見つかりました(笑)。そして大学に一言も言わずに留学してしまいました、、。自分だけのために決意して、実行したスペイン留学。正直、本当に辛かったです。人って自分だけのために努力するのって難しいんだなって痛感した留学でした。必死に語学学校での授業に追いついて、なんとか現地の授業にもついていけるようになりました。

 

詩織さんの大学時代から会社員スライド

 

そして帰国してからは、就職活動に取り組みます。大学選びの時に消極的な理由で選んでしまい失敗してしまったので、就活では絶対自分が行きたい会社に行こうって決めてました。なるべく、周りの大学生の声は聞かないようにして、とことん自分と向き合う。自分はどんな時にパッションを感じるのか、どんな時に怒りを感じるのか。その理由は何で、自分は何を侵害されるのが嫌なのか、、。とにかくたくさんの大人と一対一で対話する機会を作り、徹底して自分に対するインプットとアウトプットを繰り返しました。

あとは、就職活動そのものへの気持ちが強かったです。「なんで他人に決められた期間で自分のやりたいことを決めなければいけないんだろう?」「なんで同じ時期に全員が就活しなければいけないんだろう?」って。今、やりたいことがはっきりしていないのであれば、自分が会社のためにしていることが社会にとってプラスになるような環境を選ぼうって思ったんです。そんな環境に身を置いて、5年間でやりたいことが見つかりそうな会社を探しました。ユニリーバに出会ったのは本当にたまたまで、バイト先の先輩が「詩織ちゃんってユニリーバっぽいよね。」と言ってくれたことがきっかけです。でもそれから、自分で調べていくうちにどんどん好きになっていって、、。

 

皆さんが思っているより、会社のミッションってとても大切なんです。
私はユニリーバが掲げている理念=『サステナブルな成長』って言葉にとても共感して。環境負荷を減らし、社会に貢献しながらビジネスを成長させるってことに衝撃を覚えたんです。

例えば、シャンプーとかの「詰め替え用」ってあるじゃないですか?皆さんも普段よく使ってるかと思うんですが、あれを始めて日本で初めて販売したのがユニリーバなんです。詰め替え用を購入しようとしている人は、環境をよくしようとして購入しているわけではないですよね。安いし、便利だからだと思うんです。でもそれが実は、サステナブルな行動の一つになっている。

 

この流れを業界の中で起こしていく企業のミッションと、自分が作っていきたい世界の将来像が重なったので、ここにしようって思えました。従業員数もユニリーバ・ジャパンは500人くらいなので、一人一人の自由度も裁量権も大きくて、この環境だったら5年間で本当にやりたいことが見つかるだろうって思えました。

実際に4年間営業として働く中で、「ユニリーバ発信で社員や日本で働くすべての人を幸せにしたい、日本の就活を変えたい」って思ったんです。人って、自分の好きなことに夢中になっている時が一番輝くんですよね。新卒担当になってから、アイディアが洪水のように出てきて、毎日本当に楽しいです(笑)

 

 

恥ずかしい発信なんてない。バスマジェ・詩織の4つのメッセージ

最後に皆さんに4つのメッセージを送って、講演を終わりたいと思います。

 

イベントの集合写真

 

1「THE POWER OF LOVE」
いきなり、とても恥ずかしい言葉ですよね。でも私は恥ずかしい発信なんてないと思っています。自分のポジティブな考えや言葉が他人に広がって、その人がまた他人に広めてくれたら、それってすごく価値のあることだと思うから。だから、私はどんな失敗だって正論だって自分の言葉で発信したいと思っています。
人って一番好きな自分でいる時が、一番輝きますよね。私も今、新卒担当として様々な施策を考えて実行して、こんな風にたくさんの学生さんと会って、話してる時間が大好きです。まずは、自分が満たされていないと、他人を助けられないと思うんです。だから、自分にも他人にも愛を持って行動することで、物事は前に進む。愛の力ってとても大きいんです。

2「ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF THINGS! BECAUSE FLOWERS ALWAYS FOLLOW THE SUN」
私ってすごく明るいよね(笑)でも実は、とても根暗だったんです。6歳から22歳まで毎日、1日にいいこと3つノートに書いてたりしました。仕事し始めてからは楽しいことばかりなので、この習慣はやめてしまいましたがそうやってネガティブな自分を支えながら、ポジティブに前向きに行動するようにしています。

3「INVEST BOTH IN OTHERS AND MYSELF」
自分のためだけに努力するのって意外と辛いです。スペインに留学した時、あれは完全に自分のためだけだったから努力し続けるのが大変でした。なんで勉強しているのか、分からなくなる時があったんです。同じ時間を投入するのなら、自分の時間と他人の時間をハッピーにする方が、はるかにモチベーションが上がると思います。だからこそ、行動をする時には、どうやったら一番周囲にも良いインパクトがもたらせるのかを考えています。

4「DON’T BE AFRAID TO FAIL. IT’S JUST ANOTHER CHANCE TO LEAP.」
失敗ってめっちゃ怖いですよね、、。でもあえて自分のコンフォートゾーンから出ることが重要なんです。皆さんにも思い出して欲しいんですけど、自分が一番成長している時って、何か失敗した時とか何かにつまずいたときじゃないですか?そこから、何が得られたのか、どんなな学びがあったのか、次失敗しないようにどう行動すれば良いのか、考えてみてください。一歩自分のコンフォートゾーンから出た時が、成長のチャンスですよ!

 

私自身の話、就活の話、ユニリーバの話、たくさんの話をさせていただきました。これからたくさんの辛い経験もするでしょう。就職活動も、嵐のように訪れてきます。困難な状況の中、自分がどうやったらポジティブに楽しく行動できるのか、とことん自分と向き合ってみてください。以上になります。ありがとうございました!(会場拍手)

 

■編集後記

インターン生のkaiです。
今回『iroots shibuya』に来ていただいたバスマジェ・詩織さん、「明るくパワフル」という印象はもちろんなのですが、バスマジェさんがその場の学生を惹きつけ、巻き込んでいった魅力には「明るく、パワフル」以外の何かがあるような気がしてなりませんでした。

そして、その魅力はNHKの朝ドラ『ひよっこ』で主人公の叔父さん役の「宗男さん」(銀杏BOYZボーカルの峯田氏)を見たときに感じた魅力に近いように、僕は感じました。元々は静かでふさぎがちだった宗男さんは戦争で命の危険に遭い、そこでの意外な出会いから「笑って生きる。」ことを決めたという。底抜けに明るく、他人に笑顔を振りまいている宗男さんの姿とバスマジェさんの姿が、なぜか僕には重なって見えました。

バスマジェさんのお話を聞いていて強く印象に残っているのは「自分自身を深く見つめる内的思考の深さ」と「アウトプットとして常に行動し続ける外的思考の広さ」です。辛い経験も楽しい経験も様々な経験を通して、常に自分とは何か内省しつつ、自分のなりたい姿を貫いているバスマジェさん。改めて、過去の経験や思考の深みがその人の現在のパーソナリティーを形成していることを感じました。
iroots intern kai 

 

◎講演イベント:iroots shibuya
iroots shibuyaは、irootsが主催する学生と社会人の交流会。それぞれが自分のルーツを語りあうことで、未来をより良くするためのきっかけにして欲しい。という想いで毎週火曜日@渋谷で開催されている。ゲスト講演30分+懇親会60分の2部構成にて実施中。

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