脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
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株式会社フリークアウト・ホールディングス
「人に人らしい仕事を。」というビジョンのもと、創業以来の主力事業である広告事業のみに留まらず、 マーケティング、メディア支援、ベンチャーファンド、デジタルサイネージなど、幅広い領域でグローバルに事業を展開している。
上場市場:東京証券取引所 グロース市場
設立:2010年10月
従業員数:123名

 

“産業構造の変化”を起こしたい。フリークアウトのインターンを経て得た気づき

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株式会社GP(フリークアウト・ホールディングスの完全子会社)国内事業責任者 堀 健一郎
明治大学商学部卒業。学生時代はアメリカへの語学留学や、AIベンチャーでのライター業務を経験。フリークアウト・ホールディングスの完全子会社、株式会社GPの日本事業責任者。2020年に新卒でフリークアウトに入社し、DSPセールスチームに配属。DSPセールスチームのマネージャーを経て、2023年10月より現職。

 
―最初に、フリークアウト・ホールディングス(以下:フリークアウト)に入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
 
業界にこだわりはなく、既存の産業構造を変えるプレイヤーなのか、あるいはそのポテンシャルを持っているのかという点を特に重視していました。それに加えて将来は海外で事業をやりたいと思っており、海外展開への注力度合いにも注目していました。

フリークアウトに惹かれたきっかけは、インターンの内容とそのレベルの高さでした。

インターンの内容は、さまざまな業界の産業構造や変遷を調査・分析し、業界に新しい価値を加えたプレイヤーはどのような企業なのかを考えるというものでした。このインターンではじめて“産業構造の変化とは何か?マーケットに対して何が新しい価値なのか?”について学び、自分がやりたかったことはこれだったんだと気づきました。

それまでの人生では、部活から進学、留学経験や遊びに至るまで様々な意思決定の背景に、長いものに巻かれるような選択ではなく、現状に甘んじず常に新しい選択を心掛けてきましたが、その結果多くの学びを得た経験がありました。

これまでの人生観とインターンでの気づきが重なり、“常識を疑い、当たり前を変えていく”というのが自分の人生のテーマであり、それはビジネスにも通じると思うようになりました。
 

働く人のレベルの高さに惹かれ、入社を決意。入社4年目で子会社の国内事業責任者に抜擢

―選考を経て、最終的にフリークアウトへの入社を決めた理由を教えてください。
 
最後の決め手になったのは、働く人のレベルの高さです。レベルの高さ、というのはロジカルな部分とエモーショナルな部分、両面で感じました。

インターン中は全く学生扱いされず、同じビジネスパーソンとして常に厳しいフィードバックを受けていました。フィードバックを通し、他で受けていた企業の社員に比べフリークアウトの社員の考え方や思考がMECEで幅が広いだけではなく、しっかりと奥行きもあり1つ1つの事象に対する理解度や思考の質の高さが、学生ながら伝わってきました。

またインターン中に、周りのロジカルで地頭のいい学生と自分を比べて悩んでいたときに「”優秀”の定義はロジカルや地頭だけじゃない。多少粗くても最後までやり切れる力があるかどうか、といった定性的な項目も含めて”優秀”かどうかが決める」という言葉をかけていただき、フリークアウトの社員の熱量の高さや逃げない姿勢にも触れることができました。

インターンが終わったあとの打ち上げではオンオフを切り替えて盛り上がり、仕事も遊びも150%で取り組んでいる部分にも好感を持ち、自分の肌に合っていると感じました。また、他に内定をいただいていた企業に比べて世界各国への展開を積極的に進めていることも後押しとなり、最終的に入社を決めました。

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―2020年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。
 
入社後は大手総合代理店向けのDSP(Demand-Side Platform:広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォーム)のセールスチームに配属されました。

顧客である広告代理店は複数の広告主を抱えているので、広告主が抱えている課題や現在実施しているプロモーション、媒体の種類などをヒアリングし、広告効果の最大化を目指す提案や運用設計、運用後の振り返りをおこなう役割を担っていました。

プレイヤーとして経験を積んだのち、DSPチームのセールスマネージャーを経て、入社4年目の2023年10月からはフリークアウトの完全子会社である株式会社GPの日本事業責任者を務めています。

日本事業責任者に抜擢いただいたときは驚きましたが、環境を変えることは好きだったので単純に嬉しかったです。また、GP社はYouTubeをプラットフォームとしたターゲティング広告配信事業をおこなっている企業なので、海外での事業展開を仕掛けやすいという点でも将来やりたいことに近づくと感じました。

現在は国内事業責任者として、セールスや広告運用、PR、マーケティング、採用活動など、幅広い領域を管掌しています。
 

「入社1年目だから」という手加減はなし。早くから背負う仕事の責任と適切なフィードバックで考え方やフレームワークの土台が身についた

―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
 
入社1年目のときに、大手総合代理店に向けてはじめて数千万円規模の提案をおこなったときは特に苦労しました。自社だけでなく、他社やパートナー企業のアセットも組み合わせて提案していたので、ステークスホルダーがどんどん増えていき…。

利益率の調整や、代理店への交渉、パートナー企業とのすり合わせなど、慣れない中で三方よしとなるような座組を作り、プロジェクトを推進していくのは本当に大変でした。

この経験のおかげで、各ステークホルダー間での利害の最大公約数を見つけ、適切な落とし所に誘導していく交渉力が早い段階から身についたと感じています。

フリークアウトでは、入社1年目から個人目標に対する責任を大きく背負わされます。1年目でも目標達成に向けたロードマップを自分で組み立てていくことが求められるので、当時の上司からは毎週の1on1で仮説や施策に対するフィードバックをもらっていました。

もちろん最初から精度の高い仮説が立てられるわけではないのですが、「入社1年目だから」という手加減はなしでフィードバックをいただけたからこそ、力がついたと感じます。「今週のアポイント数は何件なの?」という細かいマネジメントではなく、仮説や施策にフォーカスしたフィードバックによって、考え方やフレームワークの土台を身につけることができました。

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また、上司をフィードバックを通して成長機会をもらう存在としてではなく、”自分の目標を達成するための社内アセット”とも考えていました。1年目扱いされずに責任を背負わされている以上、自分一人の力だけでは乗り越えられない壁が生まれたとしても「自分の能力不足で達成できませんでした。」では終わらせられません。目標達成のため先輩や上司などの年次・肩書は関係なく、時には上司のスキル・能力・肩書をフルに活用して責任を全うしていました。

このような積み重ねの結果、通常よりも早く成果を上げることができ、今の役割を任せていただきました。

年次に関わらず、成果に応じて役割を任せていただける環境に満足しています。責任を渡されることで、無理してでも達成に向けて脳みそを使うし、背伸びした新しい打ち手にもチャレンジしてみる。その結果能力が伸び、実力ある人が生まれ、その人にさらに大きい責任が渡される。

その繰り返しを行っているだけなので、フリークアウトは年功序列ではなく完全に実力主義のシンプルな組織です。健全な組織だと思いますし、今後入ってくる新卒も、後輩ではなくライバルだと思っています。
 
―堀さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
 
まずこの3年間はGP社の事業を伸ばしていくことに注力していきたいです。フリークアウトの中期経営計画内でも動画広告やグローバルマーケットをさらに伸ばしていく方針を掲げており、YouTubeというグローバルプラットフォームを活用した事業を展開しているGP社も大きな役割と責任を担っています。

なるべく早く海外で挑戦したいという想いもありますが、事業成長の先に個人のキャリアがあると考えているので、まずは目の前の事業を伸ばすことに集中していきたいです。
 

《check!》フリークアウト・ホールディングスの「若手ホワイト企業」環境

・多方面かつグローバルな事業展開にもとづく「会社の成長性・将来性」

・年次に関わらず、成果にもとづいた評価と役割を与えられる「実力主義の風土」

・成果に応じて20代から事業責任者に挑戦できる「20代の成長環境」