脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「エンゲージ 会社の評判」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。▶️若手ホワイト企業について詳しく知る

株式会社ミスミグループ本社
世界各国で展開するECサイト(16か国11言語)を通して、工場の自働化に必要な精密機器部品などの商品を販売。自社で企画・製造・販売する「メーカー商品」と、他社の商品を仕入れて販売する「卸売り商品」を併せ持ち、ECサイトで販売するという、メーカー×流通×ECのユニークなビジネスモデルを展開している。
設立:1963年2月
上場市場:東京証券取引所 プライム市場
従業員数:連結11,804名(2023年3月31日時点)

 

商品やネームバリューに頼らず、“個”の力で介在価値を発揮したかった

―最初に、ミスミに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
 
「どうなりたいか」と「どう働きたいか」という2つの軸で企業を選んでいました。

「どうなりたいか」という観点では、私自身の“個”の力を発揮しながら、人や社会の役に立ちたいと考えていました。このような考えに至った背景には、大学時代に力を注いでいた野球のコーチ経験があります。コーチがいなくても選手は野球ができますし、試合にも出られます。その上でコーチとしての介在価値はどこにあるのかを模索し、選手やチームの成長をサポートすることにやりがいを感じていたので、社会に出てからも個人としての介在価値を発揮できる仕事がしたいと考えていました。

一方で、仕事ばかりで私生活をおざなりにする働き方は自分に合わないと思っていたので、「どう働きたいか」という観点では、年収やワークライフバランスも重視していました。
 
―それらの軸を踏まえて、どのような業界や企業を見ていましたか。
 
繊維や鉄鋼などの専門商社を中心に見ていました。自社の商品を持たない業種だからこそ、自分の介在価値を発揮しやすいのではと考えていたからです。また、大きな組織に所属するよりも、自分の手に負える範囲内で裁量権を持って働きたいと思っていたので、総合商社ではなく専門商社を志望していました。

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株式会社ミスミグループ本社 人材開発室 キャリア採用チーム 上山 隼人
法政大学卒。2019年に新卒で株式会社ミスミグループ本社へ入社。商社事業のナショナルブランド品(他メーカー品)を扱う部署に配属され、MD(マーチャンダイザー)として、新商品投入、納期改善、ECサイト改善などの業務に従事。3年目以降は、原価改定対応の標準化設計、オプション品販促、ECサイト刷新などの大小プロジェクトに参画。2023年に社内制度を活用し、人材開発室へ異動。現在は複数職種の中途採用を担当している。

将来を見据えてスタートダッシュを切りたい。スピード感のある若手活躍環境でミスミを選んだ

―ミスミを志望するようになったきっかけを教えてください。
 
大学3年生の冬にエージェントから紹介を受けたのがきっかけです。それまでミスミの存在は知らなかったのですが、専門商社としての機能を持っている点や若手の成長スピードの早さに興味を持ちました。他社の説明会では、先輩のサポートを受けながら徐々に独り立ちしていくという話が多かったのですが、ミスミの場合は入社してすぐに自分の考えを提案し形にしていけるスピード感に惹かれました。

また、リクルーターとしてついてくださった方がとても熱意のある方で、内定後も「納得がいくまで就活をすればいいよ」とおっしゃってくださり、他社の選考の相談にも乗ってくれたんです。就活の終盤には私がコーチを務めていたチームの試合まで見に来てくれて、就活生としてではなく、私個人のことを考えてくださっていると実感すると同時に、こんなに熱い人がいる会社で働きたいと思いました。

他に内定をいただいた専門商社の方が条件面では上回っていたのですが、将来を見据えてスタートダッシュを切りたいという気持ちが強かったので、最終的には若手活躍環境のあるミスミを選びました。

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―2019年にご入社されてから、どのような業務に携わられましたか。
 
ミスミは大きく分けてメーカー事業と商社としての流通事業を主軸としており、もともと専門商社を志望していた私は商社事業に配属されました。

私が担当していたのは工場で使用する消耗品や備品等で、入社1年目は全体の流れの理解や仕入れ先とお客様の調整など基本的な業務を覚え、2年目以降は自分の担当商品の収益責任を負うようになりました。

ミスミは商品クレームや納期遅れが発生したときに、その原因を究明するだけでなく、次回同じことが起こらないようにするにはどうすればいいかを考え、標準化していこうという風土があります。そのため、私も入社1年目から課題を個別の事象として終わらせるのではなく、標準化を見据えた業務工程を考え、チームメンバーに展開していくという基本サイクルを身につけることができました。

3年目以降は引き続き商品を担当しながら、プロジェクトにもアサインされるようになりました。3年目は自組織内プロジェクトとしてコストダウンに関するもの、4年目は全社横断のプロジェクトとしてECサイトの改修と商品ラインナップを見直すものでした。

これらのプロジェクトはミスミが描く戦略に基づいて立ち上げられるもので、基本的には毎年異なるプロジェクトにアサインされます。同じことをやっているところに事業成長はないので、役員から若手社員まで幅広い年次の社員が一丸となり、それぞれのプロジェクトに携わっています。

実力主義ならぬ「挑戦主義」だからこそ、失敗を恐れず成長できた

―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
 
各プロジェクトでさまざまな経験を積みましたが、4年目に参画したECサイトの改修と商品ラインナップの見直しに関するプロジェクトでは特に成長を感じました。

それまでのプロジェクトでは自分のやることが明確に決まっていたのですが、このプロジェクトでは全社から降りてきたオーダーを事業部の代表として整理し、他メンバーにどのように動いてもらうかを整理した上で業務を割り振っていく必要がありました。

そんな経験ははじめてでしたし、全社規模のプロジェクトで関係者も多かったので、各人を巻き込み、調整しながら業務を推進していく難しさを実感しました。

このような要件定義や作業の標準化、タイムマネジメントはプロジェクトマネジメントにおける基本的なスキルですし、商品を担当するだけでなく、全社横断のプロジェクトに参画できたからこそ得られたものだと思います。

個人の意思や経験、力量をマネジメント層が見極めた上で各プロジェクトにアサインされるので、毎年難易度が上がっていく分、去年の自分と比較して成長を実感することができました。

ミスミは実力主義ならぬ「挑戦主義」の会社だと感じていて、実際にそれを反映する形で個人の実績と挑戦意欲を分けて評価する制度が設けられています。売上やプロジェクトの成果だけでなく、意欲面も適切に評価されるので、若手のうちから失敗を恐れずに挑戦することができたのも、成長する上で重要なポイントでした。

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―上山さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
 
将来は人材領域におけるプロフェッショナルになれるよう経験を積んでいきたいと考えています。もともと学生時代にコーチをやっていた経験から人材育成に興味があったので、入社5年目に自ら手を挙げて人材開発室へ異動し、現在は中途採用に従事しています。

これまでのプロジェクトの経験を通じて、どのような人が参画するかで事業の成長スピードやアウトプットの質がまったく変わってくると実感し、人的資源の面から事業に貢献したいと考えるようになったのがきっかけでした。

入社5年目で異動したばかりなので、人事領域におけるキャリアはこれからですが、なるべく早い段階で組織マネジメントにも挑戦し、自身のキャリアの幅を広げていきたいです。
 

《check!》株式会社ミスミグループ本社の「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目からすぐに商品を担当できる「若手抜擢環境」

・担当業務と並行し、全社プロジェクトに参画できる「成長促進環境」

・成果だけでなく挑戦意欲を評価する「挑戦主義の風土」