脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。
●若手ホワイト企業とは?
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「エンゲージ 会社の評判」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。▶️若手ホワイト企業について詳しく知る
日本の社会課題である「2030年労働需給GAP解消」を目指し、採用コンサルティング、採用業務支援(RPO)、雇用・採用改革支援、人材募集支援、人材定着・活躍支援、人材確保支援を通じて企業の人事課題解消に取り組む。
上場市場:東京証券取引所 スタンダード市場
設立:2007年2月
従業員数:グループ合計690名(2023年9月30日現在)
人手不足の苦労を知り、採用支援をおこなうツナググループに興味を持った
株式会社ツナググループ・ホールディングス APRPOコンサルティング部 採用コンサルティング1G リーダー 永井 郁乃
大学卒業後、2021年に株式会社ツナググループ・ホールディングスへ新卒入社。入社当初からRPO(採用代行)領域のコンサルタントとして活躍。入社3年目からはコンサルティンググループのリーダーを務め、全社MVPを受賞。
―最初に、ツナググループに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
大学時代に居酒屋でアルバイトをしていた経験から、いろいろな人とコミュニケーションがとれる仕事がいいなと思い、営業職を志望していました。
居酒屋のオペレーションの中で改善した方がいいと思った点があれば、積極的に店長へ提案していたので、社会人になってからも経営陣との距離が近く、風通しのいい組織で働きたいと考えていました。
また、日頃から店長が人手不足に悩んでいる姿を間近で見ていたので、このような“不”を解消できるような仕事がしたいと思い、人材業界を中心に就職活動をおこなっていました。
―ツナググループに興味を持ったきっかけを教えてください。
スカウトをきっかけにツナググループの存在を知り、さまざまな企業の採用代行やコンサルティングをおこなっている点に興味を持ちました。
それまで営業は一つの商材しか提案できないイメージがあったのですが、ツナググループの場合は、採用コンサルタントとして現場の課題をヒアリングし、複数の商材の中から最適なものを提案できるという点に惹かれました。
また、選考中に入社3年目でプロジェクトマネージャーを務めている方とお話をする機会があり、若手のうちから裁量権を持って仕事ができるところにも好感が持てました。学生時代からリーダーを務めたり人前に立ったりすること多く、社会人になってからも早いうちから責任のある立場につきたいと思っていたので、若手活躍という点でも自分の志向性にマッチしていると感じました。
入社1年目から“人事部の一員”として顧客の採用課題に挑む
―選考を経て、ツナググループに内定承諾した理由を教えてください。
決め手になったのは、業務内容です。一度モノを売って終わりではなく、長期にわたって顧客に伴走しながら採用成功を実現するというスタイルが自分に合っていると思いましたし、アルバイトの経験から人材不足の大変さを実感していたので、思い入れを持って働けると思いました。
また、最終面接での社長の言葉にも背中を押されました。最後の逆質問で「どんな人が活躍していますか」と尋ねたところ、「永井さんのように、自分で課題を発見し、改善に向けて主体的に取り組める人かな」という言葉が返ってきたことに驚きました。
学生時代の頑張りが評価されたことも嬉しかったですし、やはり自分はこの企業に合っているんだと自信が持てたので、ツナググループに内定承諾しました。
―2021年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。
入社後から現在に至るまで、アルバイト・パート領域の採用コンサルティングを担当しています。
私が担当しているのは、飲食、小売、物流などの全国にチェーン展開をしている大手企業様で、最初に年間の採用計画を立て、それに沿う形で人事部の方と一緒に採用の企画・実行をおこなっていきます。
私の場合は10社弱のお客様を担当し、月に一度の定例ミーティングで採用の進捗確認と改善提案、新規店舗がオープンする場合はその計画立てなどをおこなっています。
入社当初は、自分よりも採用経験を積まれている人事の方に対してどのようなバリューを発揮すればいいのか悩むこともありましたが、上司に相談しながら少しずつ知識を身につけ、今では自分も人事部の一員という意識で日々仕事に取り組んでいます。
年長者へのマネジメントに悩みつつも、強みを活かして全社MVPに
―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
昨年4月からユニットリーダーを任せていただいているのですが、メンバーのときとは違った難しさを感じています。現在は年上も含めた4名のメンバーを率いているのですが、最初は自分よりも経験のある方をマネジメントすることに抵抗感がありましたし、何を伝えればいいのか悩んだこともありました。
また、プロジェクトに関しても指示を受ける側から出す側になり、自分は伝えたつもりでも相手には伝わっていなかった…という失敗もいくつか経験し、周囲と認識を合わせながらプロジェクトを進めていくことの難しさを実感しました。
しかし、リーダーを務めるうちに気づいたことは、すべてのお手本になることはできなくても、自分の得意領域で伝えられることはあるということでした。
私はもともとタスク管理やスケジュール管理を得意としていたので、自分が持っているタスクとメンバーが持っているタスク、定期的に発生するタスクをすべて一元管理する仕組みを作り、業務のムリ・ムラ・ムダをなくす取り組みをおこないました。また、私個人としてもプロジェクト管理の取り組みが評価され、今期はツナググループ内の社内表彰でMVPを受賞することができました。
早期からマネジメントを任せてもらえる分、今後もメンバー育成に悩むことがあるかもしれませんが、得意領域で背中を見せられるような人でありたいです。
―永井さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
直近の目標は、リーダーとしてメンバーが力を発揮できるようなサポートをおこない、自分のユニットから表彰やMVP受賞者を出すことです。
長期的なキャリアでいうと、どこかのタイミングで人事として自社の採用にチャレンジできればいいなと思っています。コンサルティングの仕事を通じて、やはり企業の成長には人の採用や育成が欠かせないものだと実感したので、コンサルティングで得たノウハウを活かし、ゆくゆくは自社の成長にも寄与していきたいです。
・コンサルティングを通じて日本社会の“不”に挑む「本業の社会貢献性」
・入社1年目からのさまざまな企業の採用コンサルティングに携われる「20代の成長環境」
・年次に関わらず、成果に応じて役職を任される「若手抜擢風土」