脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。
 

・若手ホワイト企業について
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「ライトハウス」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。

ユナイテッド株式会社について
「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」というパーパスに基づき、デジタルスキルを学べるオンラインスクール「テックアカデミー」を中心とした教育事業、転職・副業・フリーランスなどの人材マッチング事業、スタートアップに対する資金提供およびハンズオン支援をおこなう投資事業、その他アドテク・コンテンツ事業など複数事業を展開。
設立:1998年2月
上場市場:東京証券取引所グロース市場
従業員数:連結335名/単体51名(2023年3月末時点)

 

「何をするか」よりも「どんな環境に身を置くか」

 
―最初に、ユナイテッドに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
 
就活をはじめたとき、自分が何に向いているのか、何をしたいのかがわかっていませんでした。ただ、将来やりたいことが見つかったときにすぐに挑戦できるスキルは身につけておきたかったので、若いうちからいろいろな経験を積めること、成長業界であること、できるだけ規模の小さい組織であることを軸に企業を探していました。
 
最初は仕事内容で企業を選ぼうと思ったのですが、いろいろな説明会に参加しても、いまいち仕事のイメージが湧かなくて…。それであれば、「何をするか」ではなく「どんな環境に身を置くか」で企業を選ぼうと思ったんです。
 
―規模の小さい組織を希望していたのはなぜでしょうか。
 
自己分析を進める中で自分のルーツを深掘りしたときに、すでに出来上がっている環境に入るよりも、自分で環境をつくっていく方が性に合っていると気づいたからです。
 
私は創立して数年の都立の一貫校に通っていたのですが、その中で帰国子女など、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まっていたことから、「普通はこうだよね」という感覚が薄かったんです。
 
前例にとらわれず、自分たちで環境をつくっていくという感覚や経験が自分の糧になっていたので、大きな組織の一員として働くよりも、小さな組織の中で大きな裁量権を持って働く方が自分のパフォーマンスを最大限に発揮できると考えました。

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ユナイテッド株式会社 投資事業本部 バリューアップチーム 矢部 凌太
法政大学経営学部卒。2021年にユナイテッド株式会社へ新卒入社。入社1年目はDXコンサルティングを行う部門に所属し、社内の新規事業立ち上げに携わる。2年目からは社外のDX推進案件コンサルティングと投資先スタートアップの支援プロジェクトにアサイン。3年目から投資事業本部のバリューアップチームに異動し、現在は投資先スタートアップのバリューアップに向けて、戦略から実行まで一気通貫でハンズオン支援を担う。

 

「生々しい」エピソードから、入社後のイメージが明確になった

 
―ユナイテッドとの出会いについて教えてください。
 
正直なところ、最初は「明日がエントリー締め切りだし、とりあえず持ち駒を増やせればいいや」という感覚で応募したのがきっかけです(苦笑)。その時点でユナイテッドのことはほとんど知りませんでしたが、当時はコンサル業界とIT系ベンチャーを中心に見ており、業界も規模感も自分の希望に合っていたので、とりあえずエントリーしてみました。
 
―そんな出会いを経て、ユナイテッドに入社を決めた理由について教えてください。
 
入社後のイメージがもっとも明確に持てたからです。内定後に4回ほど面談の機会があり、そこで各社員の方がすごく丁寧に仕事のやりがいや厳しさを話してくれました。それがいい意味ですごく生々しく、フラットでストレートなコミュニケーションにも好感が持てました。
 
あとは直感ですね。他にもコンサルやIT系メガベンチャー数社から内定をいただきましたが、内定をもらったときに一番嬉しく思ったのがユナイテッドだったので、この直感を大切にしようと思いました。
 

「明日生きるか死ぬか」のスタートアップを支援することの難しさ

 
―2021年にご入社されて現在3年目ですが、今までどのような業務に携わられてきましたか。
 
入社1年目から2023年の3月までは法人向けにDXコンサルティングをおこなっていました。1年目は新規事業企画に関わり、NoCodeを活用したシステム開発事業をメインで担いつつ、一部、法人向けDXコンサルティング案件を担当しました。2年目になり、大手総合電機メーカーのプロジェクトでDXコンサルティングプロジェクトにメインでアサインされ、2年目後半からは、投資先スタートアップのハンズオン支援プロジェクトにもアサインされました。
 
3年目の現在は投資事業本部のバリューアップチームに異動し、投資先スタートアップのバリューアップに向けて、戦略から実行までを一気通貫でハンズオン支援しています。
 
ユナイテッドの場合、異動の打診があったときに必ず「やりたいか、やりたくないか」の希望を聞いてくれますし、最大限本人の意志に合わせた配属をしてくれます。
 
これは新卒でコンサル業界に入った大半の人が直面する壁だと思いますが、社会人としてのビジネス経験がまったくない中で、顧客にどのような価値を発揮するのかというのがもっとも難しいところです。特に私たちが支援しているスタートアップは、大手と違って、明日生きるか死ぬかという状況に置かれています。何としてでも成功するという熱意を持ちながら戦っている経営陣と同じ目線に立ち、バリューアップに向けたさまざまな提案をしながら必死で食らいつく毎日を送っています。
 

心理的安全性の保たれた状態でチャレンジできる環境

 
―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
 
入社してから今まで、フェーズが変わるたびに力のつく経験を積んでいると思います。
 
1年目に開発系の新規事業プロジェクトにアサインされたときは、サービスに関する知識がまったくない中で自分がプロジェクトを推進していかなければならず、ゴールが見えない道を走り続けているような心境でした。ただその中で、わからないことを0から調べて考え、それを上長にぶつけてフィードバックをもらい、また考え…、という仕事の基本姿勢を身につけることができました。
 
2年目以降にコンサルタントとして独り立ちしてからも、ハードシングスをたくさん経験しました。提案の場で顧客から厳しいフィードバックを受けたこともありますし、プロジェクトマネジメントを期待されるようになってからは、より多くのステークスホルダーと関係性を築く中で、業務遂行能力だけでなく、人としての姿勢やあり方を問われるようになりました。
 
このようなエピソードをお話しすると、ユナイテッドがすごく厳しい環境のように聞こえるかもしれませんが、私は“心理的安全性が保たれた状態でチャレンジできる環境”だと思っています。
 
上司や先輩社員は、私のように何もわからず飛び込んでくるメンバーへの包容力が高く、若手社員がどんどん発言できる風土があります。もちろん厳しいフィードバックを受けることもありますが、それは「人」ではなく「コト」に向かうためのものなので、必要以上に落ち込むことはありません。仕事は頑張るけれど、社内の競争に没頭しすぎない。同期を含めてマインドの整っている人ばかりなので、私も安心して「コト」に向かうことができます。

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―得られた経験をもとに、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
 
投資先スタートアップのバリューアップ支援担当として、さまざまなプロジェクトを経験する中で、自分のやりたいことを見つけられればと思っていましたが、いまだに「これだ」という専門領域は見つかっていません。
 
入社してから今まではユナイテッドや顧客に成長させてもらうことばかりで、まだ自分の介在価値を十分に発揮できているわけではないと思っています。将来の見通しが立っているわけではありませんが、まずは得られた経験をもとにご一緒させていただく投資先に価値を提供していくことが最優先だと考えています。
 
その道のりの中で一生をかけてやりたいことに出会えれば、とてもラッキーだなと思います。
 

《check!》ユナイテッド株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目からプロジェクトの最前線に立てる「チャレンジ環境」

・社員一人ひとりの志向性に最大限寄り添う「キャリア支援」

・経験豊富な社員から“コト”に向けたフィードバックを受けられる「若手成長環境」