脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「エンゲージ 会社の評判」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。▶️若手ホワイト企業について詳しく知る

株式会社ヴァリューズ
独自保有のビッグデータと革新的な分析技術に基づく国内外のマーケティング分析・コンサルティング、DX推進支援サービス、データプロモーションなどの事業を展開。食品、消費財、金融、広告など、多様な業界の顧客に対してマーケティング支援をおこなっている。
設立:2009年9月
従業員数:211名

 

「正直楽ではない。けれど、確実に力がつきます」。代表の言葉が入社のきっかけに

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株式会社ヴァリューズ データマーケティング局 マーケティングコンサルタント アシスタントマネージャー 水野 夏菜
慶應義塾大学文学部卒。2021年に新卒でヴァリューズに入社。3年連続でMVPを受賞するなど、マーケティングコンサルタントとして数々の事業会社のマーケティング、市場調査・消費者調査を支援。大手メーカーを中心に化粧品、食品、飲料、家電など支援先は多業界にわたる。

 
―最初に、ヴァリューズに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
 
貢献したいと思える組織かどうか、将来性があるか、という点を特に重視していました。もともとはとりあえず大手企業を目指せばいいのかなと思っていたのですが、大学2年生のときに長期インターンをはじめてから、徐々に自分が大切にしたい軸が明確になっていきました。

長期インターンでは人材サービスや飲食店など、様々な商材の営業代行をおこなっていたのですが、世の中には面白いサービスやビジネスモデルがたくさんあるのだと知ると同時に、事業に対する想いを熱量高く、楽しそうに語ってくれる社長がとても身近にいたことで、私自身もモチベーション高く働くことができました。

当時の経験から、自分が共感できる・貢献したいと思える組織であれば、会社の規模感は関係ない。むしろ、大企業になるほど、経営陣の熱量に直接触れることは難しくなるのではないかと考え、視野を広げるためにスカウトサービスへ登録しました。

ただ、当時はコロナ禍で世の中の情勢が不安定だったので、ベンチャー企業でありながらも中・長期的に見て確実に需要がありそうかという部分はしっかりと見るようにしていましたね。
 
―ヴァリューズを志望するようになったきっかけを教えてください。
 
ヴァリューズに出会ったきっかけはスカウトです。最初はヴァリューズという名前も知らなかったのですが、とりあえず説明会に参加してみました。説明会に参加して最初に驚いたのは、代表の辻本が登壇していたことです。他の会社ではある程度選考に進まないと代表が出てくることはなかったので、経営陣との距離の近さがうかがえました。

また、これがヴァリューズを志望するきっかけになったのですが、辻本の「はっきり言ってうちの仕事は楽ではありません。その代わり、若いうちから確実に力をつけられますし、私たちはそれを全力で応援します」というメッセージがとても印象に残りました。

私もいわゆる“ホワイトさ”よりも“実力がつくかどうか”を重視していたので、この企業であれば経営陣と近い距離で成長できるのではないかと思い、ヴァリューズを志望するようになりました。
 

まったくの未経験から、入社3ヶ月でマーケティングコンサルタントに

―選考を経て、最終的にヴァリューズに内定承諾した理由について教えてください。
 
いくつか内定はいただいたのですが、最終的な決め手になったのは“人”です。ヴァリューズの選考で出会った社員はみな優秀でありながら、とても気持ちのいいコミュニケーションを取られる方ばかりだったので、ここであれば心地よく働けるのではないかと思いました。

また、コロナ禍の影響で内定取り消しになった人の話を聞き、不安な気持ちもあったのですが、内定後の辻本との面談で「今は先行きが見えづらい情勢だけど、水野さんとご家族が不安にならないように、必ず守ります」と言ってもらえたことも大きな決め手になりました。

私だけでなく家族のことまで考えてくれる辻本の言葉にとても温かさを感じましたし、どんなことがあっても最後まで社員を大切にしてくれる企業なのだろうと思い、入社を決めました。

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―2021年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。
 
入社以来、データマーケティング局という部署でマーケティングコンサルタントとして働いています。入社するまでマーケティングやデータ分析にまったく触れたことがなかったので、配属前に「私で大丈夫ですか?」と何度も確認したことを覚えています(笑)。私自身は未経験とはいえ今後伸びていく分野で力をつけていきたいと思っていたので、希望通りの配属でした。

日々の業務としては、営業活動での顧客接点作りや、お客様に向けたマーケティング支援・調査分析のご提案、当社のSaaSツールを導入されているお客様の伴走支援などをおこなっています。未経験ではありながらも、研修や先輩方のお力を借りつつ、入社3ヶ月目から一人で商談に行くようになり、徐々に案件を任されていきました。

4年目の現在は、先ほどの業務に加えて、メンバーの育成や新規案件の獲得を目的とした数百人規模のセミナーの企画・開催など、幅広いミッションを任せていただいています。
 

入社1年目から打席に立ち続け、初速を上げられたことが自信につながった

―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
 
今の土台ができたのは、入社1年目からたくさん打席に立たせてもらえたからだと思っています。ヴァリューズでは年次に関わらず一人前の社員として扱われる風土があるので、まずはやってみなさいというスタンスで、商談や顧客対応など、未熟ながらもたくさん場数を踏ませてもらいました。

日々の業務の中で特に難しいと感じたのは、お客様の業界が多岐にわたっていることです。食品、製薬、化粧品、電力など、さまざまな事業会社のお客様に向けてマーケティングのご支援をしていたので、業界ごとの基本知識や用語、業務内容をインプットするだけでも一苦労でした。

また、長期インターンでの経験からコミュニケーション能力には多少自信があったのですが、マーケティングの知識と論理的思考力に基づいてお客様の課題を特定、整理した上で打ち手を提案する…という部分にも苦戦しました。

こういった課題を克服するために、これまで弊社で実施してきた案件の提案書を読み込むことで、お客様側の課題の引き出しを増やしたり、資格の勉強を通じてフレームワークをインプットしたり、特定の業界に絞って商談経験を積むことで得意な業界を作るなど工夫をしていました。

未経験からのスタートでしたし、人よりも突出したものを持っているわけではありませんが、目標は達成するものだ、という意識に誰よりもこだわり、地道にPDCAサイクルを回し続けた結果、ありがたいことに3年連続でMVPをいただくことができました。入社1年目からたくさん打席に立ち、初速を上げられたことが自信につながったと感じています。

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―得られた経験をもとに、水野さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
 
マネジメントに興味があるので、ゆくゆくは自分のチームを持ち、メンバー育成や組織強化にもチャレンジしていきたいです。現在も一部のメンバー育成は任せていただいているのですが、実際にやってみると難しい領域だと感じます。

それぞれの価値観やキャラクターが異なる中で、やりがいを持って働けるチームを作っていきたいので、インプットを増やしつつ自分らしいマネジメントのあり方を模索していきたいです。

いち女性として今後ライフスタイルの変化が訪れることもあるかもしれませんが、どのような形であれ、他者の背中を押せるような存在として活躍していきたいです。
 

《check!》株式会社ヴァリューズの「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目からマーケティングコンサルタントとして案件を担当できる「20代の成長環境」

・年次に関わらず、能力や成果に応じてマネジメントなど幅広い業務を任される「実力主義」

・マーケティングやデータ分析といった成長市場における「会社の将来性・優位性」