脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「ライトハウス」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。▶️若手ホワイト企業について詳しく知る

W2株式会社
自社オリジナルEC/CRMパッケージ「W2 Unified Commerce」の販売・開発・導入・運用を主軸事業とし、その他にも通販EC全般のリサーチ、マーケティング、コンサルティングなども展開。月商300万円の中小規模サイトから年商100億円以上の大規模サイトまで、幅広い顧客のECサイト運営を支援。
設立:2005年9月
従業員数:単体257名(2023年9月1日現在)

 

「なぜこんな優秀な人たちが集まっているんだろう?」。インターンをきっかけに、W2に興味を持った

―最初に、W2に入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
 
就職活動をはじめる前から、将来は自分で新規サービスを立ち上げたいと考えていたので、その目標に向けて成長できる環境があること、自分と同じように目標を持っている人たちと一緒に働けることを軸に企業選びをしていました。

大学では統計学やデータ分析について学んでおり、データ分析をして示唆を導き出すことが好きだったので、ITやコンサル業界、データサイエンティストを視野に就職活動をしていました。コンサルであればさまざまな業界の経営層に向けて提案ができますし、ITであれば今後新規サービスを立ち上げる上での技術的な知見が貯められると思ったからです。
 
―W2を志望するにようになったきっかけを教えてください。
 
最初に興味を持ったきっかけは、W2のインターンを運営していた内定者がみんな優秀だったことです。

なぜこんな優秀な人たちが集まっているんだろう?と思い話を聞いてみたところ、入社1年目からいろいろな部署を兼任できることや、新卒とは思えない裁量権が与えられることを知り、志望するようになりました。

もともとルールに縛られるのが好きではなかったので、少数精鋭の組織で年次に関わらず挑戦の機会が与えられるW2の環境は私にとって魅力的でした。

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W2株式会社 カスタマー本部SaaS部 アップグロース コンサルタント 松田 剛
早稲田大学創造理工学部卒業後、2021年4月にW2株式会社へ新卒入社。2020年3月から内定者インターンとして業務に取り組み、2021年1月からCS(Customer Success)としての業務にも携わる。入社後はCS、PL(Project Leader)の職種を経験し、並行して、2022年9月からは主にコンサルティング事業(UPGROWTH)にも尽力している。

 

外資系コンサルを辞退し、W2を選んだ3つの理由

―選考を経て、最終的にW2へ入社を決めた理由を教えてください。
 
複数内定をいただいた中から、W2と外資系総合コンサルのどちらに行くのか悩んだのですが、最終的には人と業務内容で決めました。

コンサル会社の社員の方ともたくさん面談をしていただいたのですが、W2に比べると明確な目標を持っている人が少ない印象で…。また、一つの業界に特化した配属になりやすい点や、入社後1〜2年はアシスタントとして業務を覚えていく点などが自分の志向性とは合わないと感じました。

教育制度がきちんと整っている環境でインプットしながら成長したい人には合っていると思うのですが、自分としてはすぐに打席に立ちたいという気持ちが強かったので、最終的にW2を選びました。

少しでも早く社会人経験を積みたかったので、内定承諾後は長期インターンとして新卒採用業務に携わり、2021年に入社しました。
 

CS、プロジェクトリーダー、新人育成など、入社5ヶ月目で7つの戦略リーダーとしてアサイン

―W2に入社後、どのような業務に携わられましたか。
 
W2はECサイトのプラットフォームとなるパッケージを開発・提供しており、ECサイトを運用したい顧客に向けて、パッケージの提案から導入支援、運用サポートなどをおこなっています。

最初は顧客の運用支援をおこなうCS (Customer Success)チームに配属され、入社5ヶ月目からはECサイトがオープンするまでのスケジュールやタスク管理をおこなうPL (Project Leader)を兼任することになりました。

これに加えて、フィールドセールスの商談同席や、新卒育成プロジェクトにも携わっていたので、入社1年目から合計7つの戦略リーダーとして活動することになり…(苦笑)。

入社1年目からさまざまな役割を兼任できるとは聞いていたのですが、ここまで任せてもらえるとは思っていなかったですね。慣れないことの連続だったので毎日必死でしたが、打席に立つ機会がたくさん得られたのはありがたかったです。

2年目の夏頃からは、開発を含む案件のPLを担当しつつ、W2のグループ会社であるアップグロース株式会社のコンサルタントとして、ECサイトをオープンしたい顧客に向けて事業戦略策定からECパッケージ選定、システムデザインなど、上流工程の提案をおこなっています。
 

目標を持ち、早く打席に立ちたい人にはうってつけの環境

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―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
 
入社5ヶ月目に7つの戦略リーダーとして業務を掛け持ちしたときは、やはり大変でしたね。プレイングマネージャーとしてチームの数字を持ちつつ、自分の案件も担当して…と毎日奔走していました。

CSの経験から顧客折衝には自信があったのですが、チームマネジメントにはかなり苦戦しました。もともと「自分でやった方が早い」と思ってしまう性格なので、最初は自分だけでプロジェクトのマネジメントをしようとしていたのですが、さすがに7つもあると手が回らなくなってしまい…。

そのうち1件のプロジェクトが大失敗してしまったことをきっかけに、各プロジェクトに責任者を立て、メンバーを介してプロジェクトマネジメントをおこなうようにしました。この経験を通じて、目の前にある物事だけでなく、全体を見渡す視座が身についたと感じます。

W2は、意欲や成果に応じて機会を与えてくれますが、キャリアのロードマップを指し示してくれるわけではありません。そのため、明確な目標を持たない人には厳しい環境だと思います。

一方で、私のようにとにかく打席に立ちたい、失敗しながら学んでいきたいという人にはうってつけの環境です。自分と同じように将来独立を目指している同期や先輩も多く、日々刺激を受けながら仕事をしています。
 
―得られた経験をもとに、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
 
今後もW2で経験を積み、30歳までには独立したいと考えています。子どもを持つ頃には時間的にも経済的にも余裕を持った生活をしていたいなと思うので。

具体的にどんなサービスを立ち上げるかはまだ決まっていませんが、EC事業に関する知見はかなり溜まっていますし、マネジメント経験を通じて人の成長を支援することにも興味を持っています。

W2で得られた経験を活かし、幅広い領域でのビジネスの可能性を模索していきたいです。
 

《check!》W2株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目から複数のプロジェクトを経験できる「実践型育成環境」

・年次に関係なく、意欲や成果に応じて機会を与えられる「実力評価主義」

・20代前半でマネジメントを経験できる「若手抜擢環境」