企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回はエンターテイメントからAI、地方創生など幅広い領域で事業を展開する合同会社DMM.comで、エンジニア養成機関「42(フォーティーツー)Tokyo」のセールスとして奮闘する伊藤さんの成長とキャリアに迫ります。
合同会社DMM.com業界:IT・エンターテイメントなど 従業員数:2,584名 上場区分:非上場
「DMM TV」や「DMMブックス」をはじめとしたエンターテイメント領域から3DプリントやEV充電などのハードウェア、AI、地方創生など、16領域において60以上の事業を展開。
伊藤大観 バリューディベロップメント本部 42推進室 42グループ
大学在学中にメガベンチャーでの長期インターンを経て、その後友人と長期インターンの求人サイトを立ち上げる。個人事業主としても活動したのち、2023年に新卒で合同会社DMM.comに入社。入社後は、DMMが運営支援を行っているフランス発のエンジニア養成機関「42(フォーティーツー)Tokyo」に所属し、法人向け営業を担当。入社2年目からはそれと兼任する形でDMM内の2つのプロジェクトにも参画。
- 入社後、DMMが運営を支援するエンジニア養成機関「42 Tokyo」に参画
- “事業家として成長できる環境”を求め、DMMへの入社を決意
- 16領域・60以上の事業を展開。“何か面白いことがしたい人”にはおすすめの環境
TOPICS
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
入社してから現在に至るまで、42 Tokyoというエンジニア養成機関の事業運営に携わっています。42 Tokyoは非営利事業のため、所属している学生の方からは入学金や月謝などを一切いただいておらず、パートナー企業様や個人の方からの支援で運営をしています。その中で私は法人向け営業の役割を担っており、入社2年目からはそれと兼務する形で、DMM内の2つのプロジェクトにも参画しています。一つはDMMの新卒採用業務における面接官や内定者メンターを務めており、もう一つはものづくりで起業したい人を支援するプロジェクトのPM補佐として、参加者へのサポートやイベントのコンテンツ企画・運営などに携わっています。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
法人向け営業として、支援企業の開拓から提案までを一貫しておこなっています。ときには興味を持っていただいた企業の方を42 Tokyoの校舎にご案内することもあります。最近では営業だけでなく、メンバーの育成や数字の管理も少しずつ任せてもらっています。
42 Tokyoの支援に興味を持っていただけるのは大手の企業様が多いのですが、新卒1年目から一人で商談を任せてもらえることは自分にとって大きなモチベーションになっています。一方で、寄付をしていただくための営業という特性上、難易度は決して易しくないと感じます。支援いただいたとしても、すぐに目に見える形の成果を得られるわけではないので、一般的な法人営業とは違った難しさがあります。
それでも42 Tokyoには本当に優秀な若者が集まっていること、そしてその若者を育成することが社会全体の課題解決につながることをお伝えし続けることで、徐々に企業様の支援の輪が広がっています。私たちの想いに共感していただいた企業様と一緒にお取り組みができること自体にやりがいを感じますし、自分の提案が社会に良い影響をもたらしていると実感できます。
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
私が今も大切にしているスタンスとして、どんな立場の人ともフラットに接する、どんなアクシデントが起きても自分にやれることをやる、というものがあるのですが、これは在学中の起業経験から身についたものです。
自身が長期インターンをしていた経験から友人と地元の東海エリアに特化した長期インターンの求人サイトを立ち上げ、おもに法人向けの営業を担当していました。商談相手は中小企業の経営者の方が多かったので、最初は萎縮していたのですが、徐々に礼儀は守りながらも同じ人間としてフラットにお話をする方が心を開いてもらいやすいことに気づきました。今もDMMの役員陣とコミュニケーションを取る機会が多いのですが、萎縮しすぎずに会話ができるのはこのときの経験が大きいと感じます。
また、起業に至るまでにもさまざまなアクシデントがあり、友人と慌てふためいたこともあったのですが、いろいろな人に相談をしながら一歩ずつ課題を解消していくことで、どんなことが起きても最終的にはなんとかなるという考えに至りました。今の仕事でも予想外のアクシデントに見舞われることがありますが、落ち着いて自分にやれることをやるというスタンスを大切にしています。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
“事業家として成長できるか”を重視して企業を探していました。2年間ほど起業した長期インターンの会社を続けたもののある程度天井は見えており、会社をクローズした後も1年間ほど個人事業主として活動していたのですが、一人でやれることにも限界があるなと思い…。そんなところから就活をはじめたのですが、将来的にはもう一度自分で事業を立ち上げたいという想いがあったので、いわば“修業期間”として力をつけられる環境に身を置こうと思い至りました。その軸をもとに、ITや人材系など、事業会社を中心に選考を受けていました。
Q5.DMMに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
DMMの名前は知っていましたが、最初は何をしている会社なのかよくわかっておらず…(苦笑)。多角的に事業を展開しているし、キラキラしていてなんか楽しそうだなという軽い気持ちでエントリーしたのがきっかけです。
実際に選考を受けてみて印象的だったのは、社員の人柄です。事業づくりに関しては冷静かつドライな思考を持っている一方で、人に関しては温かくウェットな社員ばかりでした。私も事業を作る上でこのようなバランス感覚を大切にしたかったので、この人たちと一緒なら楽しく働くことができそうだと思ったことが大きな決め手になりました。
また、事業家として成長したいという面から見ても、他の企業と比べて事業の領域が広く、年間に生まれる事業数が多いところも魅力的でした。非上場であるという点からもスピード感を持って自由度高く事業づくりに取り組めそうだと感じ、DMMへの入社を決めました。他にも選考を受けている企業はありましたが、ここまで自分にフィットする企業であれば入社後もきっと楽しく働けるだろうと思い、迷いなく意思決定をすることができました。
Q6.DMMの好きなところを教えてください。
“自由と責任”を体現しているカルチャーが好きです。もちろん報連相は必要ですが、目標に対して押さえるべきポイントをさえ押さえておけば、入社1年目であってもアプローチの仕方は個人の裁量に任せてもらえます。だからといって放置されるわけではなく、任せるところと手を差し伸べてくれるところのバランスもちょうど良いと感じます。
Q7.DMMについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
目標に向かって自分で創意工夫しながら裁量権を持って働きたい人にはとてもおすすめの企業です。手取り足取り教えてほしい人や、一段ずつ着実に成長していきたいという人には合わないかもしれませんが、私のように自分でどんどんやっていきたい人にはうってつけの環境です。
あとは、何か面白いことがやりたいけれど、具体的に何をしたいかが決まっていないという人にもおすすめです。DMMでは16領域において60以上の事業を展開しており、経験できる仕事も部署によってさまざまです。そのため、今やりたいことがない場合や、入社後に興味関心が変わった場合でも、自分が活躍できる環境を見つけやすいはずです。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
入社先を決める際には悩むことも多いかと思いますが、個人的には自分の直感や感覚を大切にしてほしいです。こういう業界だから、こういうビジネスモデルだから、とロジックで考えることも間違ってはいないですが、結局は毎日楽しく元気に働き続けられるかが重要だと思います。目標やありたい姿を追い求めるあまり、日々歯を食いしばって働くのは違うと思うので。
ここなら居心地良く働くことができそうだなという直感に従って意思決定すれば、きっと後悔のない選択ができるはずです。この記事を読んで「なんか面白そうだな」と思っていただけた方がいらっしゃれば、一緒に働くことができる日を楽しみにしています。