企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は優秀な人材と企業をつなぐマッチングプラットフォーム「HiTalent(ハイタレント)」で、マーケティングとコンサルティング営業を担う荒巻さんの成長とキャリアに迫ります。
ハイタレント株式会社業界:IT・人材 従業員数:20名
優秀なタレントであるハイタレントと、ハイタレントを活用したい企業をつなぐ案件マッチングプラットフォーム「HiTalent(ハイタレント)」を運営。戦略コンサルティングファームや投資銀行、外資IT・マーケティング出身のハイタレント会員は2,500人以上、導入企業社数は200社以上にのぼる。(いずれも2024年10月時点)
荒巻 快斗 ビジネス開発本部
九州大学物質科学工学科を卒業後、東京大学大学院工学系研究科に入学。大学院ではJAXAにて宇宙用の構造材料を研究。インターンとしてハイタレント株式会社で働いたのち、2024年に正社員として入社。現在は「HiTalent(ハイタレント)」のマーケティングおよびコンサルティング営業を担当。
- 研究者の道から一転、ビジネスマッチングサービス「HiTalent(ハイタレント)」で働くことに
- 今自分が熱中できることを大切にしたい。急成長中のハイタレントへ入社を決意
- これから伸びていく領域にチャレンジするなら、反対されるぐらいがちょうどいい
TOPICS
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
当社はハイタレントと企業をつなぐ案件マッチングプラットフォーム「HiTalent(ハイタレント)」というサービスを運営しているのですが、その中で私はマーケティングとコンサルティング営業を担当しています。
「HiTalent(ハイタレント)」は戦略コンサルティングファームや投資銀行、外資IT・マーケティング出身者の方々にご登録いただいており、その方々からご紹介やイベントの企画、SNSの活用を通じて新規の案件開拓をおこなっています。現在入社1年目ですが、大手総合商社や電力会社、コンサルティングファーム、教育系スタートアップなど、すでに幅広いお客様を担当させていただいています。どの業界も人材不足の課題を抱えており、経験豊富なハイクラスのフリーランス人材も奪い合いが激しくなっています。そんな状況を踏まえ、お客様の課題やニーズをヒアリングしながら最適な支援内容およびフリーランスの方をご提案するのが私の役割です。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
人材業界については、ただ「人をマッチングさせるだけ」というイメージを入社前は持っていましたが、実際には非常に高度なスキルが要求されます。
当社が提供する「フリーランスの活用」は、お客様の課題を解決する一つの手段でしかありません。フリーランスのマッチングを行うためには、お客様の課題を言語化し、フリーランスを活用することでどう解決できるのかを提案する必要があります。これは、コンサルティングファームでパートナーの方が担うような仕事に近く、難易度は高く、やりがいも非常に大きいです。
また、ご提案を行うのは企業経営の根幹に携わる経験豊富な方々であり、HiTalentのサービスに登録いただいているフリーランスの方々も高度な専門性をお持ちです。その中で、入社1年目の私が課題を整理し言語化しながら案件を進めるのは難しさを感じます。会話についていくためにも、日々自己研鑽が欠かせません。わからない用語は随時調べ、今の市場の流れを把握するなど、努力が必要です。一方で、自分の提案をきっかけにお客様の業務が進んだり、ご支援させていただいたプロジェクトがニュースになったりするのを見ると、大きなやりがいを感じます。
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
九州大学を卒業後、東京大学大学院に入学したことは、その後の自分のキャリアを考える上で一つのきっかけになりました。大学院ではJAXAにて宇宙ロケット用の構造材料に関する研究をおこなっており、将来は博士号を取得し、自身の技術を基に起業したいと考えていました。しかし、研究を進めるにつれ、研究者としての自身のスキルおよびモチベーションについて疑問を抱くようになりました。そこで一度アカデミアの世界を飛び出し、ビジネスの世界を経験することで、自身の本当にやりたいことに気づけるのではないかと思い、休学をしてビジネスの世界に飛び込むことを決めました。
Q4.ハイタレントに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
高校の同窓会で代表の有吉と共同創業者の若山に出会い、長期インターンに誘ってもらったことがきっかけです。ハイタレントはこれから大きくしていくフェーズで、将来は本気で年間100兆円規模の事業規模を目指しているという話を聞き、素直に面白そうだと思ったことが決め手になりました。
インターンとして参画した後はマーケティングメンバーとして働き、数ヶ月後に正社員として入社しないかという誘いをもらいました。インターンをはじめた当初の裏目標として、正社員に誘ってもらえるぐらいのパフォーマンスを発揮するというものがあったので、そのときは本当に嬉しかったです。しかし、当時は休学中という立場だったので、両親や友人からは「卒業してからでもいいんじゃないのか」とかなり反対されましたね…。ただ、自分としては目の前に熱中できることがあるのにそれを後回しにするのは違うと思っていたので、反対を押し切って入社を決意しました。
新卒でスタートアップに入社する場合は企業との相性がかなり重要になりますが、長期インターンを経験した上での決断だったので、自分の中で迷いはなかったですね。
Q5.ハイタレントの好きなところを教えてください。
一つは社員一人一人の“Will”(個々人の意思)を大切にしてくれるところです。休学中というステータスのまま正社員として入社することを受け入れてくれましたし、将来実現したいキャリアに応じてどんな経験を積むと良いのかを一緒に考えてくれるのがありがたいですね。
そしてもう一つは、年次に関わらずさまざまな業務を任せてもらえるところです。やってみたいと思うことがあればプロジェクト化して自らそれをリードすることができますし、もっとこうした方がいいのでは?と思うことがあれば、上司や代表に直接提案することができます。もちろん自分がやるべきことをやっているというのが前提ですが、年次に関わらず意見を出しやすい風通しの良さは自分に合っていると感じます。
Q6.ハイタレントについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
入社1年目から自分主体でプロジェクトをリードできるので、若手のうちから経験を積みたいという方にはおすすめです。また、私は将来起業したいと思っているのですが、企業やサービスの知名度がないところから案件を頂戴し、ご満足の上で継続いただく…という一連の流れを経験することができるので、スタートアップがどのように大きくなっていくのかを理解する上でも学ぶべきことが多いです。最初から大手の看板を背負っている場合とは異なる経験が積めますし、ここで学んだフレームワークは将来自分が起業する上でも役立つと考えています。起業を含め、将来やりたいことが明確になっている人や、自分で考えながら物事をどんどん前に進めたい人にはとてもいい環境だと思います。
Q7.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
将来のキャリアを決める上で、新卒でどんな環境に身を置くのかはすごく重要です。だからこそ、周囲に流されることなく自分の意志を貫いてほしいです。私もハイタレントに入社するときには周囲からかなり反対されましたが、これから伸びていく領域にチャレンジするなら、反対されるぐらいがちょうどいいと思っています。逆に両親世代が手放しで賛成するような選択肢は今後衰退していく可能性もあるので、“今まで”ではなく“これから”のことに目を向けて企業選びをしてほしいです。