企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は2024年7月に経営統合したユナイテッド・リクルートメント株式会社にて人材紹介事業のマネージャーとして活躍する中川さんの成長とキャリアに迫ります。
ユナイテッド株式会社業界:投資・人材・教育 従業員数:連結337名(2024年3月末時点)
上場市場:東京証券取引所グロース市場
「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」というパーパスに基づき、スタートアップに対する資金提供およびハンズオン支援をおこなう投資事業、転職・副業・フリーランスなどの人材マッチング事業、プログラミング領域におけるオンラインスクール「テックアカデミー」や個別指導塾における「ベスト個別」の運営を行う教育事業、その他アドテク・コンテンツ事業など複数事業を展開。
中川 侑紀 ユナイテッド・リクルートメント株式会社 マネージャー
九州大学卒、2021年にユナイテッド株式会社へ新卒入社。DXソリューション本部にてマーケティング支援や複数プロジェクトを兼任後、副業/転職エージェントサービス「Kasooku」の事業譲渡プロジェクトを完遂。子会社であるカソーク株式会社へ出向後、事業責任者として幅広い領域の事業運営に携わる。現在は2024年7月に経営統合したユナイテッド・リクルートメント株式会社にて人材紹介事業のマネージャーとして事業グロースに注力している。
- 新卒2年目で事業責任者に抜擢。4年目の現在は人材紹介事業の立ち上げに注力
- 「この環境なら必ずコミットできる」。“機会”と“人”が入社の決め手に
- 新規参入者としてジャイアントキリングを狙う魅力
TOPICS
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
2021年に新卒でユナイテッド株式会社に入社後、大手の広告代理店やメーカーのマーケティング支援を担当しつつ、並行する形で顧客の経営企画部の予実管理システムの構築支援や中期経営計画の策定プロジェクトなどに携わりました。2年目からは副業/転職人材のマッチングプラットフォーム「Kasooku(読み:カソーク)」の事業買収プロジェクトを推進し、プロジェクト完了後に運営会社でありユナイテッドの子会社となったカソーク株式会社へ出向しました。出向後は事業責任者として買収後の引き継ぎやシステム基盤の整備、マーケティングなど、幅広い領域の事業運営に携わり、入社3年目からは人材紹介事業をおこなうユナイテッド・リクルートメント株式会社のマネージャーを務めています。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
ユナイテッド・リクルートメント株式会社はイノープ株式会社とブッシン株式会社が2024年7月に経営統合し、新たに誕生した企業です。私がマネージャーを務めている人材紹介事業では、ユナイテッドの祖業である投資事業において20年以上蓄積されたノウハウやネットワークを活かし、主にスタートアップや上場ベンチャー企業と求職者のマッチングを支援しています。現在の私の役割としては、キャリアパートナーとして企業と求職者のマッチングに携わりながら、目標達成に向けた事業計画の策定、他のプロダクトやグループ会社とのシナジーを生むための戦略立案、メンバーのマネジメントなどを担っています。
人材紹介事業は立ち上げフェーズであり、私自身もはじめての領域ということで大変でないことの方が少なく…(苦笑)。競合がとても多い業界において、求職者や企業にどのような価値提供をしていくかというのは本当に難しいお題ですし、メンバーの大半は未経験の新卒入社者なので、どのような機会を提供すれば彼らの成長につながるのかということに頭を悩ませることも少なくありません。そんな中でも、メンバー一人一人の強みを見極めて活躍の機会を提供し、その結果として求職者や企業に感謝していただけたときはとてもやりがいを感じます。マネージャーとして戦略を描くだけでなく、メンバーマネジメントを通じて現場を経験することで、事業成長の手触り感を得ることができています。
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
スタートアップでの長期インターンシップ経験です。福岡出身の私は、以前から東京や大阪などの大都市圏との格差を感じており、地元以外の選択肢を知らないまま将来を決めてしまうのは惜しいと感じたことから、幅広い業界や企業について知ることができる新卒エージェントでのインターンシップを選びました。長期インターンシップを通じて、就活生との面談や企業への営業、インターンシップ生のマネジメントなどを経験させてもらいました。さまざまな人との関わりの中で“他者視点”を身につけられたことが今の自分に影響を与えています。
それまでは「私はどうしたいか」という“自分視点”しか持てていなかったのですが、インターンシップを通じて、相手は何を求めているのか、相手にとって最も良いことは何か、という視点で物事を考えるようになりました。そしてこの気づきは就職先を選ぶ際にも一つの判断軸になりました。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
特に重視していたのは、“機会”と“人”の2つです。学生時代の経験から、挑戦させてもらえる機会の数と質が30代以降の自身の在り方・バリューを決めると実感していたので、入社3年目までにどのようなことが経験できるのか、また同期として入社する人はどの程度いるのかということに着目していました。自分に自信があれば同期が多くても気にならないかもしれませんが、私は何か一芸に秀でているというわけでもなかったので、限られた機会を得るためにも少数精鋭の組織で働きたいと思っていました。
また、「何をするか」よりも「誰とするか」が自分にとって大きなモチベーションになると感じていたので、人との相性を知るために、とにかくたくさんの社員の方とお話をさせていただきました。
Q5.ユナイテッドに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
きっかけはエージェントからの紹介です。当時のユナイテッドはスタートアップ投資を行う投資事業にて、投資先であったメルカリ社のIPOに伴い大きなキャピタルゲインを計上したことで、新たなフェーズへとアクセルを踏んでいく転換期にあったことから、より成長の機会が得られるのではないかと思い、興味を持ちました。
選考を経て、最終的にユナイテッドを含む複数社から内定をいただきましたが、入社の決め手になったのは“人”でした。私はスタートアップやベンチャーを中心に選考を受けていたので、機会の多さに関しては魅力的な企業ばかりでしたが、人との相性に関してはハッキリと違いを感じました。ユナイテッドの社員はまさに“他者視点”を持っており、「自分が何を話したいか」ではなく「相手が何を知りたいか」を軸にお話をしてくれたところがとても印象的でした。また、他者を尊重し、リスペクトする姿勢にも共感を覚えたことから、自分がユナイテッドの一員として働く姿が自然とイメージできました。
“機会”は自分の努力によって得られる部分もありますが、“人”に関しては自分ではどうにもならないこともあるので、後で他責思考にならないためにも「この環境であれば必ずコミットできる」と確信が持てたユナイテッドへ入社を決めました。
Q7.ユナイテッドについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
名だたる企業が人材事業をおこなっている中で、他事業とシナジーを生み出しつつ、ジャイアントキリングを狙うフェーズを経験できるタイミングの企業はなかなかないと思います。先ほどもお話しした通り、機会と人には十分過ぎるほど恵まれている環境なので、「あとは自分がどれだけやるか」ということに集中したい人には特におすすめです。
事業成長に伴い、入社1年目から与えられる機会は今後ますます多く・濃くなっていくはずなので、このフェーズで入社される方は、将来的に、今の私よりもさらに大きな成長を遂げられると思います。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
「どんな会社に入りたいか」よりも、「どんなキャリアを歩んでいきたいのか」という軸を持っておくことをおすすめします。企業側としても、入社後は企業になんとかしてもらおうと思う人よりも、いかに自分事化してキャリアを切り拓いていくかを考えている人の方が魅力的に映るはずです。私の場合は“機会”と“人”に着目していましたが、「あとは自分がやるだけだ!」と思える環境には何が必要なのかをぜひ追求してみてください。