脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
新卒スカウトサービス『iroots』では、会社の評判プラットフォーム「エンゲージ 会社の評判」に寄せられた口コミの中から「20代の成長環境」と「実力主義」のスコアにフォーカスし、“ラクではないが力がつく”企業を「若手ホワイト企業」と認定。>>若手ホワイト企業について詳しく知る

Interviewee’s Profile

グランバレイ株式会社
設立:2005年1月 従業員数:96名(2024年4月現在)
企業の経営管理やデータ分析を支援する専門家集団として、ERP(統合基幹業務システム)やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用し、企業の業務効率化や意思決定を支援。また、AI(人工知能)や機械学習の技術を駆使したデータ分析や経営支援システムの導入コンサルティング事業なども展開。

杉田 潤太郎 システムコンサルティング部 先端技術開発G
早稲田大政治経済学部卒。2024年に新卒でグランバレイ株式会社へ入社。システムコンサルティング部 先端技術開発Gに配属後、総合電機メーカーの全社標準のデータ整備とビジネスインテリジェンスの提供を目指すプロジェクトを含め、複数プロジェクトに参画。同期4名のチームをリーダーとして率いている。

「社員個人の挑戦を全力で応援する」。成長環境に惹かれ、グランバレイへ

 
―最初に、グランバレイに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。

「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉にある通り、大きな組織の末端にいるよりも、小さな組織でリーダーになる方が自分の成長につながると考えていたので、大手ではなく中堅・ベンチャーを中心に見ていました。また、非上場であるという点も私にとって重要なポイントでした。外部からの圧力が少なく経営の自由度が高いぶん、個人の挑戦の機会も多いのではないかと思っていたからです。業界や職種に強いこだわりはありませんでしたが、定型化された業務をただこなすのではなく、自分で創意工夫したことが成果につながる仕事がしたいと考えていました。

―グランバレイを志望するようになったきっかけを教えてください。

スカウトをきっかけにグランバレイの存在を知り、規模感や非上場であること、ITコンサルタントという職種が軸に当てはまっていると感じ、代表が登壇する説明会に参加しました。説明会の中では、顧客ファーストであることを前提としつつ、社員個人が挑戦したいことを全面的にバックアップし、その結果として失敗しても絶対に見捨てない風土があるとお話しされている姿が印象的でした。

オーナー企業の場合、良くも悪くも経営者が大きな影響を与えるので、最初に代表の話を聞くことができて良かったですし、共感した上で選考に進むことができました。選考中に現場社員の方とお話しさせていただく機会もあったのですが、さまざまな領域のエキスパートが集まっているからこそ、吸収できる領域の幅が広いと教えていただいたことも印象的でした。

―選考を経て、最終的にグランバレイに内定承諾した理由について教えてください。

他の企業に比べて、ありのままの自分を評価してくれていると感じたからです。今思えば面接では結構大きなことを言っていましたし、「もし仕事を頑張らない先輩がいたらどうしますか」という質問に対しても「相手が誰であっても普通に注意すると思います」と率直に答えたのですが、それも私らしさとして受け止めてくれました。もともとありのままの自分を伝えてだめなら次に行こうという気持ちで選考を受けていたのですが、実際に内定がいただけたときは嬉しかったですね。

周りは大手を選ぶ人が多かったですが、代表や現場社員の方のお話からグランバレイには間違いなく成長環境があると思っていたので、入社を決める上で迷いはありませんでした。

入社1年目から複数プロジェクトに参加し、リーダーとして同期を率いる

 
―2024年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。

3ヶ月の研修を経て、システムコンサルティング部の先端技術開発グループに配属されました。システムコンサルティング部はおもにSAPという統合基幹業務システムの導入コンサルティングをおこなっているのですが、先端技術開発グループではクラウドプランニング導入支援や、より上流工程でのコンサルティングなど、グランバレイにとって新たな事業の可能性を広げていく役割を担っています。その中で私は総合電機メーカーの大規模システム開発プロジェクトに参加し、同期4名で構成されたチームのリーダーとして顧客対応をおこなっています。

これ以外にも、顧客の売上向上を目的としたコンサルティング案件や業務効率化を目的とした社内システムの開発プロジェクトなど、複数のプロジェクトに参加しています。成長環境があるところに惹かれてグランバレイに入社しましたが、入社8ヶ月でまさかここまで早くリーダー業務や複数案件を任せていただけるとは思っていませんでした。日々新しいことの連続で、刺激を受けながら業務に取り組んでいます。

新領域でグランバレイの主力事業を作っていきたい

 
―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。

もっとも難しさを感じるのは、スキル面です。文系出身で、学生時代はほぼ関わりのなかった領域を担当しているので、最初の数ヶ月はタスクに対してまず何から手をつけていいのかわからないほどでした。しかし、最近ではただタスクに対応するのではなく、何故それが発生しているのか?という一つ上の視点から考えることで糸口を見つけられるようになりました。

また複数のプロジェクトを掛け持ちしているので、ついつい目の前の業務でいっぱいいっぱいになりがちですが、今後の成長を見据えて資格も2つ取得しました。もちろん目の前の仕事にも全力で応えなければいけませんが、今後のキャリアを考えると一つのことだけをやり続けていればいいというわけではありません。グランバレイにはこの業界で数十年経験を積まれているベテランの方がたくさんいるので、スキルや知識はもちろんのこと、顧客との向き合い方など、さまざまなことを吸収して自分の力にしていければと思います。

入社1年目から複数のプロジェクトを掛け持ちするのは楽ではありませんが、周囲の期待をプレッシャーに感じるのではなく、前向きに応えていきたいと思っています。

―得られた経験をもとに、杉田さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

現在所属している先端技術開発グループをもっと大きな組織に成長させ、グランバレイの主力事業にしていくのが直近の目標です。ITの領域は広いですが、一人ができる範囲は限られているので、人を増やしてできることの範囲をもっと広げていきたいです。

また、それと同時に私自身も人を動かす力をつけていく必要があると感じます。今は同期4人のチームを率いていますが、組織が大きくなっていく中でもっと多くの人を率いていく必要があるので、自分が成果を上げるだけでなく、他者も成果を上げられるような支援ができるようになりたいです。

代表からも先端技術開発グループを筆頭に新しいことに挑戦していってほしいと期待を寄せていただいているので、事業とともに自分自身も成長していければと思います。

 

《check!》グランバレイ株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目から複数プロジェクトやリーダーに挑戦できる「20代の成長環境」

・新事業領域に若手中心のチームをアサインする「若手抜擢風土」

・大手取引先との案件を基盤に、新事業領域にも挑戦する「会社の将来性・成長性」