
企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は、個別指導の学習塾『個別指導キャンパス』を運営する新教育総合研究会株式会社で、人材採用課にて活躍する外間さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
業界:教育 従業員数:310名(2025年4月現在) 教育格差の是正を目標に、個別指導の学習塾『個別指導キャンパス』を運営。「高品質で低価格の教育をあまねく全国に拡げること」を目指し、事業を展開。現在の生徒数は、小学1年生から高校3年生まで約1万9000名に及ぶ。校舎をすべて直営で展開し、毎年の増収増益を実現。教育業界でトップクラスの成長率を誇る。
外間 育 人材採用課 人事採用担当
兵庫県出身。甲南大学文学部人間科学科を卒業。学生時代は学習ボランティアに参加し、大学の近くにある中学校の授業を支援していた。2022年に大学を卒業し、新教育総合研究会株式会社に新卒入社。奈良県の校舎で教室長を1年担当したのち、立候補により人材採用課へ異動。現在は新卒採用を手がける。
教室長から人事へ。キャリアの転機となった“2年目の決意”
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
2022年に入社したあと、奈良の校舎で教室長を1年担当し、2023年6月からは現在の人材採用課で主に新卒採用を手がけています。
当社の新入社員は、みんな教室長としてキャリアをスタートします。授業はせず、生徒のサポートや保護者様との面談、学習カリキュラムの作成など、教室運営を中心に担当していました。私自身、塾に通った経験はあったものの、塾でのアルバイト経験などはゼロで。「塾で働くのは初めてだけど、いきなり教室運営って大丈夫かな」と不安も多かったのですが、先輩たちが優しく教えてくれたのをよく覚えています。先輩たちのおかげで、すぐに仕事を覚えられて、子どもたちや保護者様からも信頼いただけるようになりました。
キャリアの転機は、2年目。自ら立候補し、人材採用課に異動しました。異動のきっかけは「より多くの学生に、当社の想いを広めたい」と考えていたから。私が就活をし始めた頃、実はまだ当社のことを知らなかったのですが、説明会で「教育格差を是正する」という目標を聞いて、強く共感したんです。そんな風に、まだ当社のことを知らない学生にも、私たちについて知ってほしいと思い、人材採用課への異動を希望しました。
また、私が就活をしていた時の面接官がとても印象的で、「いつかこの人みたいに、就活生の強みを引き出せる人事になりたい」と思ったのも、キャリアチェンジした理由の1つです。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
いま手がけているのは、新卒採用に関するお仕事が中心です。学生向けのセミナーやインターンシップの運営、面接、内定者の懇親会や研修など、学生さんとは出会いから入社まで長期にわたって接点を持っています。
面接で心がけているのは、学生一人ひとりの強みを引き出すこと。私が就活をしているとき、面接を通じて自分の強みを知ることができました。まだ学生自身が気づいていない魅力を引き出したいのですが、これが結構難しくって。ほとんどの学生とは、面接で初めてお会いしますし、生い立ちや経験していることも人によって様々だからこそ、限られた時間の中で相手のことを知るのは簡単じゃないですね。面接が終わると「もっといい伝え方があったんじゃないかな」と、振り返ることも多いんです。
それでも、学生から「外間さんのおかげで、自分の強みに気づけました」と言ってもらえるたびに、自信になります。面接官と学生という関係性ですが、当社での面接がその学生の仕事人生に寄与できるような時間になっていたら、嬉しいですね。どんな風に面接を進めるのがいいか、正解のない仕事だからこそ、上手くいったときのやりがいは大きいです。
「教育格差をなくしたい」。会社が掲げる目標と自分の経験が重なった就活
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
学習ボランティアの参加は、今の自分に大きな影響を与えています。中学校で授業の補助を行なったり、実技科目の授業に参加したりと、実際の教育現場に立たせてもらいました。子どもたちとふれ合う時間はとても楽しかったですね。当時はコロナ禍で、実際に子どもたちとコミュニケーションを取れる機会が多くはなかったので、貴重な経験だったと思います。
たくさんの経験の中でも印象的な出来事の1つが、ある日の授業での光景です。同じ授業を受けているのに、問題をすぐに解き終える生徒がいれば、全くペンが動かない子もいて。それでも授業は進めるしかないので、答えがわからない子が置いていかれてしまう場面に出くわしたんです。そのとき、学校現場で発生している教育格差を感じました。
その時の経験から、生徒一人ひとりに向き合って伴走できる教育がしたいと思い、子どもたちの成長に貢献できる仕事を選びました。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
もともと昔から“先生”という存在に憧れを持っていて、大学でも教職課程を履修していたのですが、いざ自分が教師として働くとなると、その姿がイメージできなくって。ただ、教育そのものに興味はありましたし、ボランティアを通じて、子どもたちとふれ合う楽しさを経験したことから、教育業界への志望度はより確かなものになっていました。
先生という立場よりも、もっと近くで生徒一人ひとりに寄り添いたい。そんな想いで、教育に携われる仕事を就活の軸にしていました。
Q5.新教育総合研究会株式会社に出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
就活を始めるまで、当社のことは知らなかったんです。知るきっかけになったのは、たまたま参加したWebの合同説明会。そこで話されていた「教育格差を是正する」という目標を聞いたとき、これまでの私の経験が重なったのをよく覚えています。学校の先生としては、授業で子どもたち一人ひとりに向き合うことができないかもしれないけど、この会社でなら叶うかもしれない。そう思ったのが、入社を決めた理由の1つです。
面接も、とても印象的でした。当時、たくさんの面接を受けたのですが、ほとんどは一問一答形式で。聞かれたことに対して、どれだけ的確に返せるかを意識していました。ですが、当社の面接は私自身のことを深くじっくり聞いてくれたんです。これまでの経験や、私が考えていることにきちんと耳を傾けてくれて、共感してもらえる部分も多くありました。また、当時の面接官との会話の中で、まだ私も気づいていなかった強みを引き出してくれたのも嬉しかったですね。
入社するかわからない就活生一人ひとりに、きちんと時間をかけて向き合ってくれる会社なら、子どもたちの教育にも熱心に向き合えそうだと思い、入社を決めました。そしてその時の選択は間違ってなかったと、今も強く思っています。
仲間の挑戦を応援する社風。頼れる上司の存在が心強かった
Q6.新教育総合研究会株式会社の好きなところを教えてください。
社員が挑戦したいことを、会社が応援してくれるところに、当社で働く魅力を感じています。もちろん、会社の状況やその時のニーズによって実現のタイミングは異なりますが、年齢やキャリアに関係なく「こんな仕事がしたい!」と思ったことが言えるんです。上司も、その実現に向けてのアドバイスをしてくれたり、チャンスをつくってくれたりと、一緒に働く人たちが応援してくれる。そんな社風の当社が、私は好きです。
また、子どもたちが社会に出た時、役立つ力を伸ばすことに重きを置いているのも好きなところです。もちろん子どもたちの学力向上も大切にしていますが、学校を卒業したあとも自分で学習を続けられる力を育むことに、情熱を注いでいます。そんな当社の姿勢を、ぜひ多くの人に知ってもらいたいですね。
Q7.新教育総合研究会株式会社について、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
自分の描きたいキャリアや、身につけたいスキルなどを実現しやすいので、1つの会社に身を置きながら様々な経験がしたい人に、当社はうってつけだと思います。例えば1つの道を極めることもできますし、キャリアチェンジをすることもできます。強い想いやニーズがあれば、前例のないことにも挑戦できるはずです。
社内には、社員一人ひとりの挑戦を応援する風土がありますし、上司の方々もその気持ちを持ってくれています。私が人材採用課に異動したいと声を上げたのも、上司との面談の場です。どうすれば希望を叶えられるか、異動した先で活躍するにはどうしたらいいか、当時の上長が一緒に考えてくれたので、不安なく立候補できました。
私も、面接を通じてみなさんの“叶えたいこと”を伺い、入社後もその応援ができるように支えられたらなと思います。みなさんにお会いするときは一人の面接官だと思いますが、「この人になら、自分の夢や希望を語りたい!」と思ってもらえる、そんな存在になりたいですね。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
就活は、“自分自身と向き合う貴重な時間”だと思います。これまでどんなことに喜びややりがいを感じたか、何をしている瞬間が楽しかったか。そんなことをきちんと振り返って、これから長い時間を費やす仕事を選んでほしいです。上手くいかない時期もあると思いますが、就活で感じたことや考えたことは、必ず仕事を始めたときに役立ちます。無駄なことは1つもないので、挑戦を続けてほしいですね。
また、社会人になってからも、学生時代に経験したことが活きる瞬間がたくさんあります。時間に限りのある学生生活のなかで、できるだけたくさんの体験を積み重ね、様々な挑戦をしてほしいです。その経験が、社会人になったみなさんを支えるはず。悔いのない学生生活を送ってくださいね。