
就活を進めるうえで欠かせない「業界研究」。 このコラムでは、 各業界の特徴や動向、成長性などに加え、iroots独自の考えである”若手ホワイト企業の見極め方”を紹介しています。 業界の全体像をつかみ、自分に合った企業を見つけるヒントにしてください。
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「仕事はラクだけど力がつかない」といった悩み抱える環境ではなく、若いうちから裁量と責任のある仕事ができ、どこでも活躍できる力が身につく環境が整った企業を指す、iroots独自の考えです。
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エン・ジャパンが運営する企業口コミサイト「エンゲージ 会社の評判」で「20代の成長環境」「実力主義」「仕事を通じた社会貢献」のスコアが平均値以上の企業を、若手ホワイト企業として選出しています。
広告業界とは
>企業の課題を解決し、世の中を動かす「コミュニケーション」のプロ
広告業界の仕事は、クライアント(広告主)が持つ「商品をもっと売りたい」「会社の知名度を上げたい」といった様々な課題に対し、コミュニケーションの力で解決策を考え、実行することです。
テレビCMやWeb広告、イベント、SNSキャンペーンなど、あらゆる手段を駆使して、企業と世の中の人々との間に最適な橋を架ける役割を担います。華やかなクリエイティブだけでなく、緻密なデータ分析やマーケティング戦略の立案も求められる、知性と感性が融合した業界です。
【種類別】広告業界の企業
分類 | 特徴 |
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総合広告代理店 |
テレビ、新聞、雑誌、Webなど、あらゆるメディアを横断的に扱い、クライアントのマーケティング活動全体を支援する企業群です。大規模なプロモーションやブランディング戦略の立案・実行を得意とし、多様な専門家がチームを組んでプロジェクトを進めます。
代表的な企業: 電通、博報堂DYホールディングス(博報堂、大広、読売広告社)、ADKホールディングス
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専門広告代理店 |
特定の領域に特化し、高い専門性を武器にする企業群です。
インターネット広告代理店
Web広告やSNSマーケティングに特化。広告効果をデータで分析し、改善を繰り返す「運用型広告」を得意とし、急速に市場を拡大しています。 代表的な企業: サイバーエージェント、セプテーニ・ホールディングス、デジタルホールディングス(オプト)、DAC ハウスエージェンシー
特定の企業グループの広告・マーケティングを専門に手掛けます。親会社の事業に深く精通しており、一貫したブランド戦略を展開できるのが強みです。 代表的な企業: JR東日本企画(jeki)、東急エージェンシー |
広告業界の動向
>インターネット広告の急速な拡大
スマートフォンの普及に伴い、企業の広告予算はテレビからインターネットへと大きくシフトしています。特に、YouTubeなどの動画広告や、SNSを活用したマーケティングの重要性が高まっており、この分野でのノウハウを持つ企業が成長を牽引しています。
>データドリブンなマーケティングの浸透
「広告を出して終わり」ではなく、データに基づいて効果を可視化し、次の施策に活かすことが当たり前になっています。消費者の行動データを分析し、一人ひとりに最適な広告を届ける「パーソナライズ」の精度を高めることが、企業の競争力を左右する鍵となっています。
>事業課題そのものを解決するコンサル領域への進出
広告会社の役割は、単に広告を作ることだけにとどまりません。クライアントの「売上を伸ばす」という根源的な課題に対し、広告だけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援や新規事業開発の提案など、より上流のビジネス課題を解決するパートナーへと進化しています。
広告業界の成長性と将来性
>なくならない企業の「伝えたい」というニーズ
社会やテクノロジーがどう変化しても、企業が「自社の商品やサービスの魅力を伝えたい」というニーズがなくなることはありません。その伝え方が多様化・複雑化するほど、コミュニケーションのプロである広告会社の介在価値は高まります。
>市場価値の高い「課題解決能力」が身につく
広告業界では、様々な業界のクライアントが抱える課題と向き合います。その過程で培われる「課題発見力」「企画提案力」「プロジェクト推進力」は、どの業界でも通用する極めて市場価値の高いポータブルスキルです。若いうちからこのスキルを磨けることは、長期的なキャリア形成において大きな強みとなります。
若手ホワイト企業の見極め方

- 若いうちから「多様な案件」に関われるか
- 「チームで働く」文化と仕組みがあるか
- 「学び続ける」ことを支援する環境か
>若いうちから「多様な案件」に関われるか
広告業界で成長するためには、一つのクライアントや手法に留まらず、様々な業界の課題に触れ、多様な解決策を経験することが重要です。若いうちから多様な案件に関わることで、ビジネスモデルへの理解が深まり、応用力の高いマーケターへと成長できます。
―「制作実績」「WORKS」
どんな業界の、どんな規模の、どんな種類の(Web、TVCM、イベント等)仕事を手掛けているか、実績の多様性を見ましょう。
―社員インタビュー
若手社員がどんなクライアントを担当し、どんなプロジェクトに関わっているか。チーム内での役割も確認しましょう。
―キャリアパス
特定の領域に閉じず、部署異動やジョブローテーションで経験の幅を広げられる制度があるか確認しましょう。
>「チームで働く」文化と仕組みがあるか
広告制作は、営業、マーケター、クリエイターなど、異なる職種のプロが連携して初めて成果が出るチームプレーです。若手がチームの一員として尊重され、主体的に意見を発信できる文化があるか、また、チームで成果を出すための仕組みが整っているかは、成長環境として非常に重要です。
―社員座談会/プロジェクトストーリー
一つのプロジェクトがどう進んだかを紹介するコンテンツは必見です。チーム内の役割分担やコミュニケーションの様子がわかります。
―行動指針/バリュー
企業がどんな価値観(例:「チームワーク」「共創」)を大切にしているかを確認しましょう。
―OB・OG訪問
「チームの雰囲気は?」「若手の意見は通りやすい?」など、現場の社員に直接質問してリアルな声を聞くのが効果的です。
>「学び続ける」ことを支援する環境か
デジタル広告の世界は日進月歩で、新しいプラットフォームや技術が次々と登場します。企業として、社員のスキルアップや知識のアップデートを支援する制度や文化があるかは、変化の激しい業界で活躍し続けるための生命線です。
―「研修制度」「人材育成」
最新のマーケティング知識やデジタルスキルに関する研修、資格取得支援制度の有無を確認しましょう。
―ニュースリリース/公式ブログ
企業が新しい技術やトレンドについて積極的に情報発信しているか。業界をリードしようという姿勢が見て取れます。
―社員インタビュー
社員がどのようにスキルアップしているか、社内での勉強会の様子などが語られていれば、学びの文化を判断する良い材料になります。
いかがでしたか?どこでも活躍できる力を身につけるためには、若手ホワイト企業を見極めて入社することが大切です。irootsからスカウトが届くのは、若手の成長環境が整った企業ばかり。ぜひログインして、企業情報やスカウトをチェックしてみましょう。
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