就活を進めるうえで欠かせない「業界研究」。 このコラムでは、 各業界の特徴や動向、成長性などに加え、iroots独自の考えである”若手ホワイト企業の見極め方”を紹介しています。 業界の全体像をつかみ、自分に合った企業を見つけるヒントにしてください。

若手ホワイト企業とは
  • 「仕事はラクだけど力がつかない」といった悩み抱える環境ではなく、若いうちから裁量と責任のある仕事ができ、どこでも活躍できる力が身につく環境が整った企業を指す、iroots独自の考えです。

  • エン・ジャパンが運営する企業口コミサイト「エンゲージ 会社の評判」で「20代の成長環境」「実力主義」「仕事を通じた社会貢献」のスコアが平均値以上の企業を、若手ホワイト企業として選出しています。

    >>若手ホワイト企業について詳しく知る

TOPICS

人材業界とは

 

「人」と「組織」の成長を支援するパートナー


人材業界は、企業の「人を採用したい」「社員に成長してほしい」というニーズと、個人の「働きたい」「キャリアアップしたい」という想いをつなぐことで、双方の成長を支援する業界です。企業の経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」の中でも、最も重要と言われる「ヒト」の領域を専門に扱います。求人広告や人材紹介、人材派遣など、多様なサービスを通じて、企業の事業成長と個人のキャリア実現に貢献する、社会貢献性の高い仕事です。

 

【ビジネスモデル別】人材企業

 

分類 特徴
人材紹介
(転職エージェント)
転職を希望する個人と、人材を募集する企業を仲介するサービスです。キャリアアドバイザーが個人のキャリア相談に乗り、企業には採用要件に合った人材を紹介します。採用が決定した時点で企業から手数料を受け取る「成功報酬型」のビジネスモデルが主流です。
代表的な企業: リクルート(リクルートエージェント)、パーソルキャリア(doda)、JACリクルートメント、パソナ(パソナキャリア)、エン・ジャパン(エン エージェント)
求人広告
企業から広告費を受け取り、自社が運営するWebサイトや情報誌に求人情報を掲載するサービスです。皆さんが就職活動で利用する就職・転職サイトがこれにあたります。多くの求職者に企業の魅力を伝え、応募を促進する役割を担います。
代表的な企業: リクルート(リクナビ、Indeed)、マイナビ、ビズリーチ、ディップ(バイトル)、エン・ジャパン(エン転職、iroots)
人材派遣
自社で雇用したスタッフを、労働力を必要とする企業へ派遣するサービスです。企業は必要な期間だけ専門スキルを持つ人材を確保でき、働く側はライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいという特徴があります。
代表的な企業: スタッフサービス・ホールディングス、パソナグループ、テンプホールディングス
その他
(人材コンサルティング、
研修、HR Techなど)
企業の組織課題を解決するためのコンサルティングや、社員向けの研修プログラムの提供、採用業務を効率化するITシステムの開発・販売(HR Tech)など、より専門的なサービスを提供する企業群です。
代表的な企業: リンクアンドモチベーション、JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)、SmartHR

 

人材業界の動向

 

HR Tech(エイチアールテック)の進化


人事(Human Resources)とテクノロジーを組み合わせた「HR Tech」が業界を大きく変えています。例えば、AIが履歴書を分析して最適な候補者を推薦したり、採用管理システムで面接日程の調整や応募者とのやり取りを一元管理したりするサービスが普及。業務効率化だけでなく、データに基づいた科学的な採用や人材育成が可能になっています。

働き方の多様化への対応


終身雇用が当たり前ではなくなり、副業・兼業やフリーランスといった働き方が広まっています。これに伴い、人材業界でも副業専門のマッチングサイトや、フリーランス向けの案件紹介サービスなどが登場。個人の多様なキャリア観に応える新しいサービスが次々と生まれています。

リスキリング(学び直し)市場の拡大


デジタル化の進展など、ビジネス環境が急速に変化する中で、社会人が新しいスキルを学び直す「リスキリング」の重要性が高まっています。企業向けの研修サービスや、個人向けのオンライン学習プラットフォームなど、個人のキャリア開発を支援する市場が大きく成長しています。

 

人材業界の成長性と将来性

 

「人」に関する経営課題の普遍性


少子高齢化による労働人口の減少を背景に、多くの企業にとって優秀な人材の確保と定着は最重要課題です。景気の波によって採用ニーズは変動しますが、「人」に関する企業の悩みは決してなくなることがありません。そのため、企業の課題解決を支援する人材業界の需要は、長期的に安定していると言えます。

個人の「キャリア自律」支援への期待


「会社にキャリアを委ねる」時代から、「自分でキャリアを築く」時代へと変化しています。転職やスキルアップが当たり前になる中で、客観的な視点でキャリア相談に乗ってくれるキャリアアドバイザーや、新たな学びの機会を提供するサービスの価値はますます高まっています。

 

若手ホワイト企業の見極め方

 

ポイント
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  1. 企業の経営課題に深く踏み込めるか
  2. 「人のプロ」として、自社の社員を大切にしているか
  3. 無形商材だからこそ、人を育てる文化があるか

 

企業の経営課題に深く踏み込めるか


単に「人を紹介する」「広告枠を売る」だけでなく、顧客企業の事業戦略や組織課題を深く理解し、「なぜ採用が必要なのか」「どのような人材が事業成長に貢献するのか」といった本質的な課題解決を提案できるかが重要です。コンサルティングに近い視点が求められます。

チェック推奨ページ

―導入事例、お客様の声
どのような企業の、どんな課題を解決したのか、具体的な事例を確認しましょう。

―サービス紹介
提供しているサービスが、企業の課題解決にどう繋がるのかを理解しましょう。

 

「人のプロ」として、自社の社員を大切にしているか


人材サービスを提供する企業が、自社の社員の働き方やキャリアに無頓着では説得力がありません。【独自の働き方制度や福利厚生があるか】【社員のキャリア開発を支援する仕組み(社内公募など)があるか】をチェックしましょう。自社の組織づくりへの姿勢は、その企業の理念を映す鏡です。

チェック推奨ページ

―採用サイトの「働く環境」「カルチャー」
企業の理念が、社員向けの制度にどう反映されているか確認しましょう。

―サステナビリティ、ESGへの取り組み
「従業員エンゲージメント」など、社員に関する項目をチェックしましょう。

 

無形商材だからこそ、人を育てる文化があるか


人材業界の価値は「人」そのものです。社員一人ひとりの専門性や人間力が、サービスの質に直結します。【入社後の研修制度が充実しているか】【先輩が後輩を育てる実務を通じた研修(OJT)の文化が根付いているか】は、自身の成長に大きく影響する重要なポイントです。

チェック推奨ページ

―教育・研修制度
入社後どのようなスキルを、どのように学んでいくのか、具体的なプログラムを確認しましょう。

―社員インタビュー、キャリアパス
社員がどのように成長し、キャリアを築いているのか、実例を参考にしましょう。

いかがでしたか?どこでも活躍できる力を身につけるためには、若手ホワイト企業を見極めて入社することが大切です。irootsからスカウトが届くのは、若手の成長環境が整った企業ばかり。ぜひログインして、企業情報やスカウトをチェックしてみましょう。
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