就活を進めるうえで欠かせない「業界研究」。 このコラムでは、 各業界の特徴や動向、成長性などに加え、iroots独自の考えである”若手ホワイト企業の見極め方”を紹介しています。 業界の全体像をつかみ、自分に合った企業を見つけるヒントにしてください。

若手ホワイト企業とは
  • 「仕事はラクだけど力がつかない」といった悩み抱える環境ではなく、若いうちから裁量と責任のある仕事ができ、どこでも活躍できる力が身につく環境が整った企業を指す、iroots独自の考えです。

  • エン・ジャパンが運営する企業口コミサイト「エンゲージ 会社の評判」で「20代の成長環境」「実力主義」「仕事を通じた社会貢献」のスコアが平均値以上の企業を、若手ホワイト企業として選出しています。

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TOPICS

IT業界(通信・システム)とは

 

社会や企業の活動を根幹から支える「ITインフラ」を構築する仕事


この分野のIT業界は、スマートフォンやインターネットの通信網、銀行のATMや企業の会計システムなど、社会の「当たり前」を支える大規模なITインフラや業務システムを構築・提供しています。その性質上、ミッションクリティカル(停止が許されない)なシステムを扱うことが多く、高い技術力と社会的な責任感、そして信頼性が求められる業界です。

 

【ビジネスモデル別】企業説明

 

分類 特徴
通信キャリア
スマートフォンやインターネットの通信回線網という巨大なインフラを自社で構築・提供します。個人や法人からの通信料が主な収益源です。5Gや、あらゆるモノがネットにつながるIoTの基盤を担います。
代表的な企業: NTTグループ(NTTドコモ、NTT東日本/西日本)、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル
SIer
(エスアイアー/
システムインテグレーター)
顧客企業の課題をヒアリングし、システムの企画・設計から開発、その後の運用・保守までを一貫して請け負います。様々なIT製品を組み合わせて一つのシステムを作り上げることから「ITのゼネコン」とも呼ばれます。
代表的な企業: 富士通、NEC、日立製作所、NTTデータ、野村総合研究所(NRI)、TIS、SCSK
ITコンサルティング
企業の経営課題に対し、IT戦略の立案やシステム導入の企画といった最上流工程から支援します。SIerよりもさらに経営層に近い立場で、「そもそもどんなシステムを作るべきか」から考え、企業の変革をリードします。
代表的な企業: アクセンチュア、アビームコンサルティング、PwCコンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティング
ハードウェアメーカー
サーバーやネットワーク機器、PC、ストレージなど、ITシステムを構成する物理的な機器(ハードウェア)を開発・製造・販売します。
代表的な企業: 富士通、NEC、日本ヒューレット・パッカード、デル・テクノロジーズ

 

IT業界(通信・システム)の動向

 

クラウドコンピューティングへの移行


従来、企業は自社でサーバーなどのIT機器を保有していましたが、近年は必要な分だけをサービスとして利用するクラウドに移行する流れが加速しています。このため、SIerなどもクラウド技術への対応が急務となっています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)支援の本格化


単にシステムを開発・納品するだけでなく、企業のビジネスモデル変革そのものを支援する役割が求められています。AIやデータ活用を提案し、顧客の事業成長に直接貢献する、より付加価値の高いビジネスへとシフトしています。

サイバーセキュリティの重要性増大


企業の機密情報や個人情報を狙ったサイバー攻撃は日々巧妙化・増加しており、社会的な脅威となっています。そのため、システムの安全性を確保するセキュリティ対策の需要は、あらゆる企業で急増しています。

 

IT業界(通信・システム)の成長性と将来性

 

社会インフラとしての永続的な需要


金融、交通、行政、エネルギーなど、社会を動かす基幹システムは、常に安定稼働が求められ、定期的な更新やメンテナンスが不可欠です。技術が進化しても、それを支えるシステムの需要がなくなることはありません。

次世代技術の社会実装を担う


高速・大容量通信の5Gを活用した自動運転や遠隔医療、あらゆるモノがネットにつながるIoTによるスマート工場など、未来の技術を現実の社会で動かす役割を担います。新しい技術が生まれるたびに、新たなビジネスチャンスが生まれる業界です。

 

若手ホワイト企業の見極め方

 

ポイント
アイコン
  1. 上流工程から関われるチャンスがあるか
  2. 最新技術を学ぶための投資を惜しまないか
  3. 長期的なキャリア形成を支援する制度があるか

 

上流工程から関われるチャンスがあるか


プログラミング(下流工程)だけでなく、顧客の課題を直接聞き、システムの全体像を描く「要件定義」や「設計」(上流工程)の経験が、市場価値の高いIT人材になるための鍵です。【若手のうちから顧客との打ち合わせに参加できるか】【研修で上流工程を学べるか】をチェックしましょう。

チェック推奨ページ

―プロジェクト事例、導入事例
どのような業界の、どんな課題を解決しているか。プロジェクトの規模や期間も確認しましょう。

―社員インタビュー
若手社員がプロジェクトの中でどのような役割を担っているか、具体的な話を聞きましょう。

 

最新技術を学ぶための投資を惜しまないか


クラウドやAI、セキュリティなど、新しい技術をキャッチアップし続ける姿勢が企業の競争力に直結します。【クラウド関連の資格取得を全社で奨励しているか】【最新技術を専門に研究・開発する部署があるか】などを確認しましょう。

チェック推奨ページ

―ニュースリリース、技術ブログ
最新技術に関する取り組みや、外部パートナーとの提携情報などを確認しましょう。

―教育・研修制度
どのような技術研修が用意されているか、内容を具体的に見てみましょう。

 

長期的なキャリア形成を支援する制度があるか


大規模プロジェクトでは、一人前のエンジニアやコンサルタントになるのに時間がかかることも。腰を据えて成長できる環境が重要です。【階層別の研修プログラムが充実しているか】【専門性を極める専門職、組織を率いるマネジメント職など、多様なキャリアパスが用意されているか】をチェックしましょう。

チェック推奨ページ

―キャリアパス、人材育成
社員がどのようにステップアップしていくのか、モデルケースが示されているか確認しましょう。

―福利厚生
長く働き続ける上で、住宅補助や家族手当などの制度も確認しておくと良いでしょう。

いかがでしたか?どこでも活躍できる力を身につけるためには、若手ホワイト企業を見極めて入社することが大切です。irootsからスカウトが届くのは、若手の成長環境が整った企業ばかり。ぜひログインして、企業情報やスカウトをチェックしてみましょう。
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