
脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。
●若手ホワイト企業とは?
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Interviewee’s Profile
設立:2005年7月 従業員数:595名
人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「BUSINESS LAWYERS」、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」など、誰かの“困った”を解決するサービスを多岐にわたって提供しているIT企業。「弁護士ドットコム」は国内最大級の法律相談ポータルサイトであり、国内の60%の弁護士が登録しているプラットフォーム上で自身に合った弁護士を探したり、ポータルサイト内で法律相談をすることが可能。また、多忙な弁護士の業務効率化に寄与するための業務支援やマーケティング支援なども行っている。
奥 星生子(おく せおこ)弁護士ドットコム事業本部 営業部 フィールドセールス
同志社大学経済学部を卒業後、2021年4月に投資用不動産会社に新卒入社。2年半にわたり営業職に従事する。その後、より社会貢献性の高いビジネスに携わりたいと転職を決意。2023年9月に弁護士ドットコム株式会社に入社。趣味は食事やホットヨガ、ゴルフ。性格は負けず嫌い。
- お客様にとって本当に意味のある支援がしたいと弁護士ドットコムに入社
- 周囲のサポートもあって、入社後半年で事業部MVPを複数回獲得
- 働いているだけで社会貢献を感じられる環境で日々成長していきたい
TOPICS
お客様にとって本当に意味のある支援がしたいと弁護士ドットコムに入社
――最初に、弁護士ドットコムに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
就職活動では、不動産業界の中でも投資用マンションの営業に絞って企業選びをしていました。理由としては、成果が数字に明確に表れますし、成果を正当に評価してもらえる環境だと思っていたからです。厳しさも覚悟していましたが、そのぶん営業力や提案力も鍛えられるだろうと。
成果を正当に評価してもらえる環境を求めたのは、学生時代の経験が影響しています。中学時代のバスケ部では、部員の中で一番下手だった状態から最後はスタメンになったり。海外留学もしたのですが、英語を全く話せない状態から会話ができるまでになったり。大学受験のときも、かなり難しいと言われていた志望校に合格できたり。できなかったことを克服してきた経験を通じて、自分に求める基準が高くなり、その頑張りを正当に評価してもらえる環境に行きたかったんです。
こうした背景から投資用マンションの販売会社に入社し、営業としてのキャリアをスタートしました。2年半勤務したのですが、成果を上げることへのこだわりは尊敬できた一方で、成果を上げれば何でもいいという風土には違和感を感じるようになってしまって。営業の仕事には私自身も適性を感じていましたが、違和感が少しずつ大きくなり、転職を考えるようになりました。
――その中で、弁護士ドットコムに興味を持ったきっかけを教えてください。
前職での営業を通じて、『お客様にとって本当に意味のある支援がしたい』と強く感じるようになり、顧客満足を追求しながら事業成長している会社を探し始めました。
加えて、今後長く働く中で自身の市場価値を高めていきたいと考えたことから、成長産業であるIT領域にも関わりたいと思うようになりました。
そんな条件のもとで企業選びをしていたところで、弁護士ドットコムと出会いました。会社のことは以前YouTubeの動画で見かけたことがあり、将来性のある成長企業ということは知っていたのですが、具体的なサービスをはっきりとは理解できておらず、選考過程の中で詳しく知るようになっていきました。
ただ、弁護士ドットコムという社名から法律を取り扱っているイメージがあって、他の会社と比較しても、社会に対する影響力が大きいのではないかと考えました。この会社なら、入社しただけで社会貢献性の高い仕事ができるのではと思い、興味関心が高くなっていきました。
周囲のサポートもあって、入社後半年で事業部MVPを複数回獲得
――選考を経て、弁護士ドットコムに入社を決めた理由を教えてください。
弁護士ドットコムのサービスは社会貢献性が非常に高いと感じていたので、「お客様にとって本当に意味がある支援がしたい」という目標を叶えられそうだと選考を受けることにしました。
選考過程で感じたのは、『弱い立場の方を守ることができるサービスに携わる価値』でした。法律は弱い立場の人を守ることができる唯一の手段であり、弁護士ドットコムは法律を扱う弁護士を支援するサービスを提供しています。私自身、学生時代に海外留学をしたとき、家賃を不当請求されたことがあったのですが、法律のおかげで助けられたという経験がありました。そんな実体験を思い出しながら徐々に関心が高くなっていきました。
面接で印象に残ったのが、お会いした方々の穏やかな雰囲気です。一次面接では営業部長、最終面接では事業部長が面接官でしたが、私がリラックスして話せる雰囲気をつくってくれたり、ちょっと話に詰まったら「お水でも飲んでください」と声をかけてくれたりと、さりげない気づかいに感動しました。責任あるポジションに就いているお二人なのに、圧を感じるようなことが一切なくて。
こうした方々がトップにいる組織なら、そこで一緒に働く方々も穏やかで気配りのできる方たちばかりじゃないかと。同じ営業職とはいえ全く未経験の業界へのチャレンジでしたが、ここなら安心して働けそうだと入社を決めました。
――2023年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。
2023年9月に入社し、ずっと営業を担当しています。商談相手は弁護士の先生で、集客支援ツールとしてのWeb広告や、業務効率化支援ツールとしての電話代行サービスなどを提案しています。
前職のように決まった商材を提案するのではなく、弁護士の先生から困っていることをヒアリングし、その課題を解決する提案をしていく営業スタイル。アポイントの獲得から商談、契約後のフォローまでを一気通貫で担当しています。
この営業を始めて感じたのは、論理的な一貫性や数字的な根拠が重要だということ。弁護士の先生は穏やかで優しい方も多いですが、提案した施策の有効性や不明点などは鋭く突っ込まれることが多かったです。事前準備が重要になりますし、緊張感のある商談が日常的です。ですので、入社後の研修で先輩の商談を見ていたときは、「正直、自分には難しいかもしれない」と感じました。
しかし、これから入社される方も安心してください。弁護士ドットコムには、しっかりとしたサポート体制が整っています。オフィスでは、周りの先輩や上司が丁寧に相談に乗ってくれます。それに加えて、Slack(チャットツール)に相談専用のチャンネルがあるのも大きな特徴。いつでも誰でも相談を投げかけることができますし、その回答もスピーディーに返ってきます。例えば、「特定の分野での他地域の成功事例を教えてほしい」といった相談にもすぐに先輩や同僚が回答をしてくれて安心して営業活動に臨むことができる環境です。過去の相談内容も検索して探すことができますので、業界未経験でも安心して仕事に慣れることができました。
社内のコミュニケーションの一環としては、部活動などもあって、普段交流のない先輩と話す機会もありますので、いろいろな場面で刺激を得られるのも魅力だと思います。
私自身が負けず嫌いで、自分に求める基準が高いこともありますし、成果を出せるよう優秀なマネージャーがサポートしてくれたこともあって、入社後半年くらいのタイミングで事業部MVPを複数回獲得できました。前職から営業スタイルも変わりましたが、日々の仕事の中で成長実感を得られています。
働いているだけで社会貢献を感じられる環境で日々成長していきたい
――入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。
力がついたと思う経験は、大きく二つあります。
一つ目は、とある弁護士の先生との商談です。入社して間もない頃、先輩マネージャーたちも軒並み失注してきた先生と商談する機会がありました。当時は自分から積極的に提案するスタイルだったのですが、先生から「私の話を聞きなさい」と厳しく言われてしまって。
その件をきっかけに相手の話をじっくり伺い、どこに不満や不安があるのかをしっかり把握するようになりました。その先生からは最終的にご契約いただけましたし、その後の私自身の営業活動にもプラスの影響があったと思います。まずは時間をかけてヒアリングし、お客様のことを深く理解することで、こちらの提案を受け入れてもらえる関係性を築いていくことが大切。そこに気づいてから受注率も上がっていきました。
二つ目は、お客様の声から新サービスをつくった経験です。ある先生に集客支援サービスを導入していただいていたのですが、思ったような反響がなく、サービスの解約を検討されていました。そのときもお客様とじっくり向き合い、どうすれば課題を解決できるかを話し合っていったところ、「こんなサービスがあったらいいかも」という新サービスのイメージがカタチになっていって。そのアイデアを社内で共有したところ、みんなも共感してくれて、実際に新サービスがつくられることになりました。そのサービスには先生にも契約いただき、思った以上の成果をお返しすることができました。その後は他の先生にも契約をいただけて、大きな達成感を得られました。
当社には、先生の悩みを解決するさまざまなサービスはありますし、多くの課題を解決してきたノウハウもあります。日々の商談を通じて、間違いなく営業として成長していける環境があると思います。
――得られた経験をもとに、奥さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。
短期的な視点で言えば、新卒入社のメンバーも入社してくると思いますので、例えば後輩の育成や誰でも売れる仕組みづくりの共有など、組織全体の営業力の底上げができるような存在になっていきたいです。また、新サービスの企画を通じて弁護士の先生のお役に立てたことも大きな自信となっています。だからこそ、弁護士の先生の悩みに寄り添いながら、それを解決できるような新規事業立ち上げなどにも携わってみたいです。
長期的な視点では、弁護士ドットコムのサービスをもっと世の中に広げていきたい。サービスが広がれば、先生たちの人柄や想いを多くの方に知っていただき、今困っている方々が気軽に相談してみようと思えるかもしれない。そんな形で社会に貢献していければ嬉しいですね。
弁護士ドットコムという会社は、働いているだけで日々社会貢献を感じられる貴重な環境があります。また、素晴らしい志のもと社会の役に立とうとされている弁護士の先生のお役に立つことで、その先にいる法律トラブルで困っている相談者の方々の役に立てた実感も得られる仕事です。サービスを広めていくことでより多くの方の役に立っていることを実感できるので、社会貢献がしたい、社会の役に立ちたいという方にはぜひオススメしたいです。
・専門家の課題解決に、若手から一気通貫で挑戦できる「若手抜擢環境」
・成果が正当に評価される「実力主義の風土」
・弁護士を支え、その先にいる“困っている人”を助ける「仕事を通じた社会貢献」