企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は、精密加工装置や精密加工ツールの開発・製造・販売を手掛ける株式会社ディスコで、営業として奮闘する萩本さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
創業:1937年 従業員数:5,491名(2025年6月末現在 ※単体)
ディスコは、「高度なKiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)技術」に事業領域を特化し、半導体・電子部品の製造に用いられる精密加工装置および精密加工ツールを開発・製造・販売するメーカーです。これらの分野において、世界トップクラスのシェアを有しています。最先端デバイスの製造工程を支える技術を通じて、さまざまな製品の進化や、便利で快適な生活の実現に貢献しています。また、“Always the best, Always fun”という行動指針のもと、社員がベストを尽くすことと同時に、仕事を楽しむことも大切にしています。高いパフォーマンスを発揮できるよう、制度や環境を整えている点も特徴です。
萩本 実優 営業部
小学生の頃から「海外の人と関わる仕事がしたい」と考え、日本の高校を卒業後、マレーシアのサンウェイ大学(Sunway University)に進学。大学ではマーケティングやファイナンスなど、ビジネス領域を幅広く学んだ。2022年夏に大学を卒業し、2023年4月に株式会社ディスコへ新卒入社。旅行で世界各地を訪れるのが趣味で、未知の領域に飛び込み、新しいことを知ったり挑戦したりすることが好き。
※プライバシー保護のため仮名を使用しています。
- ディスコ独自の「アプリケーション大学」で経験を積んだ後、営業のキャリアをスタート
- 海外と関わる仕事ができることに加え、自分でキャリアをつくっていけることが入社の決め手
- 自分がやりたいことを実現できる環境だからこそ、チャレンジしたいという気持ちを持てる
TOPICS
ディスコ独自の「アプリケーション大学」で経験を積んだ後、営業のキャリアをスタート
―入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
2023年4月に新卒入社し、最初の3カ月間は新人研修でした。本社で1カ月、工場で2カ月の研修を受けた後、「アプリケーション大学(AP大)」に配属となりました。
アプリケーション大学は、総合職として新卒入社した社員が、新人研修終了後に所属する部署のことです。ディスコの事業領域である「Kiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)」に関わる基礎を学びながら、装置・加工ツール・加工条件の組み合わせによってお客様の要求品質を実現するためのアプリケーション技術を身につけていきます。あわせて、興味のある部署の仕事も経験しながら、自分に合う配属先を見つけていくことを目的としています。
社内にあるさまざまな仕事の中から何を選択し、どんな経験を積むのかは基本的に一人ひとりの自由です。学生時代の専攻や文系・理系といった枠にとらわれず、興味のある領域にチャレンジしながら、自分のキャリアを自分でプロデュースしていけるところがAP大の特徴だと感じています。
私自身は入社前から「海外と関わる仕事がしたい」という思いがあり、海外営業に挑戦したいと考えていました。そのためAP大では、視野を広げることを意識して幅広い経験を積むことを大事にしていました。基礎的な技術やスキルを身につける研修以外にも、海外営業部で通訳や翻訳など英語を使う業務を経験したほか、アプリケーション開発部、レーザー技術部、品質保証部など、さまざまな部署を回りながら仕事の理解を深めていきました。
AP大での過ごし方は人それぞれで、私のように複数部署を経験するやり方もあれば、特定の部署やテーマに絞って専門性を深めていくこともできます。期間も人によって異なり、定められた卒業要件を達成して「卒業宣言」を行うことで、各部署からの配属オファー対象になります。一方で、卒業要件を満たしていても、「もう少し別の部署も見てみたい」と思えば卒業時期を延ばすことも可能です。
私自身はいろいろな部署を経験したことで、改めて営業としてのキャリアを深めたいと思うようになりました。現在は国内営業部に在籍していますが、将来は海外営業部で活躍することが目標です。
AP大を経験して大切だと感じるのは、いろいろなことに興味を持って、どんな経験も前向きに吸収していく姿勢です。部署が変わるたびに新しい発見があり、その一つひとつが自分の引き出しになっていきます。自分が大事にしたい価値観や、将来どの方向に進みたいかを考え続けることで、卒業宣言のタイミングや進む道も自然と見えてきます。AP大で過ごす時間は、こうして「自分で選び取ったキャリア」の出発点となる、大きな土台になると思います。

―現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
現在は国内営業部に在籍しています。まずは国内営業部で経験を積み、営業としての理解を深めたうえで、将来的には海外営業部で活躍したいと思っています。
あえて国内営業部からスタートしているのには理由があります。国内では営業が直接お客様に提案を行いますが、海外では現地法人の営業が提案する場面も多く、海外営業部はその支援やサポートの役割を担うことが増えます。現地法人を適切に支えるためには、営業フロー全体の流れや提案の進め方、お客様がどこで悩み、何を求めているのかを、まずは自分自身が理解しておく必要があると感じています。少しでも早く海外のフィールドで力を発揮できるように、今は国内で知識とスキルを着実に身につけているところです。
これまでの経験の中で、大変ながらも強くやりがいを感じたのは、AP大に在籍していたときに、生産現場で内製部品の加工技術を学ばせていただいたことです。技術に関わる業務を約6カ月間と約3カ月間の二度にわたり、現場に入り込んで学びました。
私は大学ではまったく別の分野を専攻していたので、装置の扱い方も、加工の進め方も一から学ぶ必要がありました。現場の方々と信頼関係を築きながら、加工に必要な段取りや条件の考え方、品質をつくり込むための見方など、現場でしか身につかないことを学びました。最低限の技術やスキルを身につけようと必死に取り組む日々でしたが、現場の方が手がける部品や製品の仕上がりはクオリティがまったく違い、「これがプロの仕事なんだ」と実感しました。
正直、ご迷惑をおかけしてしまった場面も多く大変な期間でしたが、その経験は自分にとって大きな成長につながりました。現場の方々がどんな想いで品質をつくり込んでいるのかを知ったことで、営業として提案や調整を行う中でも、相手の立場を想像しながら進めることを強く意識するようになりました。
海外と関わる仕事ができることに加え、自分でキャリアをつくっていけることが入社の決め手
―学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
マレーシアの大学に進学し海外で生活した経験は、今の自分に大きく影響しています。高校生までの私は、どちらかというと神経質なタイプだったと思います。でも、海外でさまざまな国・価値観の人と出会ったことで視野が広がり、「しっかり、きっちりやることだけが正解じゃない」と思えるようになりました。日本にいた頃は無理して周りに合わせようとしていた部分もあったのですが、いろいろな価値観を自然に受け入れられるようになってからは、どんな状況でもリラックスしていられるようになり、気持ちが安定したと感じています。
キャリアを考えるうえで大きかったのは、大学時代の長期インターン経験です。マレーシアで日本人向けに飲食店などの情報を発信するフリーペーパーを制作している会社で、お客様先に飛び込みで訪問し、掲載の提案営業をしていました。この経験を通じて、「将来は営業がやりたい」という気持ちがより強くなりました。以前から周りに「営業向いてそうだね」と言われることはありましたが、実際に経験したことで、営業として働くことに自信が持てるようになりました。
―就活時代の軸を教えてください。
就活を始めたのは大学3年生の頃です。当時は新型コロナウイルス感染症の影響でマレーシアがロックダウンしていたこともあり、オンライン中心で就職活動を進めようと考えました。そこで、企業からスカウトを受け取れるサービス「iroots」に登録し、気になる企業の説明会や社員座談会に参加するところからスタートしました。
就活の軸は、大きく3つありました。「海外に日本の技術を届けられること」「海外で身につけた自分のスキルを活かせること」「成長産業であること」です。もともと海外の大学に進学した理由のひとつに、祖父が日本の製品を輸出する仕事をしていて、その影響で「自分も海外の人と関わるビジネスがしたい」と思ったことがあります。そのため企業を探す際も、日本から海外へ製品を届けている製造業を中心に見ていました。
そうした軸で企業を見ていく中で、自分の周りで聞くようなBtoCメーカーだけでなく、サプライチェーンの上流・中流にあたるBtoBメーカーにも興味が広がっていきました。最初は知らない会社も多かったのですが、むしろ「知らない世界のほうが面白そう」と感じることが増えていき、未知の領域を知りたい、今まで触れてこなかった世界に挑戦できる会社で働きたいと思うようになりました。

―ディスコに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
ディスコに出会ったのは、「iroots」から届いたスカウトメールがきっかけです。最初は会社のことを詳しく知りませんでしたが、スカウトメールを読んで興味を持ち、まずは座談会イベントに参加してみようと思いました。
イベントに参加して驚いたのは、ディスコは社内制度がとても充実している会社だということです。ただ、「制度がすごい」という話はよく聞く一方で、本当に日常の中で活用されているのかが分かりませんでした。そこで、イベントや面接の過程では、「制度が実際にどう運用されているのか」を意識して質問するようにしていました。
ディスコへの志望度が一番高まったのは、海外営業部で働く先輩社員にインタビューをさせていただいたときです。仕事内容や社内の雰囲気についてお話を伺う中で、先輩がすごくいきいきと働いていることが伝わってきて、「これが私のやりたい仕事だ」と感じました。就活時に持っていた3つの軸にも合っていて、「この会社で海外に関わる仕事がしたい」という気持ちがより強くなっていきました。
最終的にはディスコと化学メーカーの2社で迷いました。化学メーカーは配属先があらかじめ決まっていて安心感がありましたが、「自分のキャリアを自分で選べる環境」に魅力を感じたので、ディスコに決めました。決め手になったのは、アプリケーション大学をはじめ、自分の意思で選択しながら進んでいける制度がここまで整っている会社は他にはなく、「ここなら自分の未知の可能性に出会えるかもしれない」と思えたことです。自分がやりたいことを実現できる環境があるからこそ、前向きにチャレンジしたいと思えました。
自分がやりたいことを実現できる環境だからこそ、チャレンジしたいという気持ちを持てる
―ディスコの好きなところを教えてください。
自分が「やりたい」と思って決断したことを受け入れてくれて、背中を押してくれるところが好きです。やりたいことを頭ごなしに否定されるのではなく、どう実現するかを一緒に考えてくれる雰囲気があります。だからこそ、自然と「チャレンジしたい」という気持ちを持てる環境だと感じています。
もう一つ印象的だったのは、ディスコではPIM(Performance Innovation Management)という業務改善活動に海外も含めた全社で取り組んでいることです。仕事をしていて「これ、もっと良くできそう」と思ったことを放置せず、きちんと形にしていく文化があると感じました。会社から言われて“やらされる”のではなく、”やりたい”という内的動機に基づいて仕事に向き合っています。私自身も改善のアイデアを考えたり、実行に移したりするのに苦労することはありますが、その分、確実に成長につながっていると感じています。
―ディスコについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
自分がやりたいことを実現できる環境がある点は、ぜひおすすめしたいポイントです。会社によっては、やりたいことがあってもすぐにはできなかったり、段階を踏まないと任せてもらえなかったりすることもあると思います。ディスコでは、入社1年目からでも挑戦できるチャンスがあります。だからこそ、「自分で決めたことをやり切りたい」「やりたいことに向かって行動したい」という方には、ぜひ応募してほしいです。
また、「ディスコに興味はあるけど、半導体って難しそう」と感じる方もいるかもしれません。でも、現時点で詳しい知識がなくても大丈夫です。半導体が世の中のどこで役立っているのか、どう社会を支えているのかに興味を持てる方であれば、入社後に学びながら成長していけます。私自身も「知らない世界に飛び込んでみたい」という気持ちがあったので、同じように新しいことを知るのが好きな方には、すごく合う環境だと思います。
―最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
最近は、仕事と生活を切り離して考える流れもあるかもしれません。でも私は、仕事と生活はつながっていて、仕事を通じて自分の考え方が変わったり、できることが増えたりして、少しずつ自己形成されていく実感もあります。だからこそ、ぜひ「自分に合う会社」を見つけて、仕事を通じて自分のなりたい姿を実現していってほしいです。応援しています!

