企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は顧客DXと社会DXの視点で事業を展開するBIPROGY株式会社で、入社1年目から事業開発に挑戦している23卒入社者・高橋さんの成長とキャリアに迫ります。

Interviewee’s Profile

BIPROGY株式会社
業界:ソフトウェア・情報処理 ICTサービス 従業員数:4,451名(単体)上場区分:東京証券取引所プライム市場
システムインテグレーションサービスの提供をコア事業とし、顧客のDX 推進を支援。また、多様な業種・業界、マーケットで生み出されるサービスや価値を横断的に組み合わせ、顧客・パートナーと連携したビジネスエコシステムの拡大および社会課題の解決に取り組んでいる。

高橋 秀斗(たかはし・しゅうと) 戦略企画部事業開発第一センター(共創)
大学時代に中国語オンライン事業の立ち上げやWebサイト運営の経験を経て、2023年にアントレプレナーコースでBIPROGY株式会社へ新卒入社。2023年度は企業間データ流通基盤「Dot to Dot」の企画業務に従事。2024年度は部署を異動し、Dot to Dotに限らない企業共創事業を軸に、新規事業開発を手掛けている。

アントレプレナーコースで入社後、一貫して新規事業開発に従事

 
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。

入社後から一貫して新規事業開発に携わっています。1年目は「Dot to Dot」というパーソナルデータプラットフォームを基盤とした企画と推進、パートナー企業の開拓に取り組んでおり、2年目からはDot to Dotに限らず、社会課題解決をテーマにパートナー企業との事業共創を推進しています。

Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。

チームで掲げている社会課題解決および共創事業のビジネスモデル実現に向けて、その中で自分なりの企画を考え、他社企業を巻き込むために提案活動を行う…というのが基本的なサイクルです。現在は、賛同してくださった複数の企業との定例ミーティングを重ねながらプロジェクトを推進しています。今は主にヘルスケア領域をベースとしたプロジェクトを進行しており、運送・交通事業者や自動車会社、食品会社など、複数の事業者と協力しながらさまざまな社会課題解決に向けて取り組んでいます。

今の仕事においてやりがいを感じるのは、プロジェクトの“推進力”が身についていると実感できる場面です。社会課題解決のプロジェクトはBIPROGYのみで取り組めるわけではないので、多くのステークホルダーを巻き込みます。プロジェクトをスムーズに進めるためには、それぞれの想いをくみ取りながらディスカッションを進めていく必要があります。

当社では、しっかりと戦略を練ってから実行に移すシーンが多く存在します。パートナー企業へ提案する際にも、どのようなストーリーで話すか、どのように提案するかを作り込んでから打ち合わせに臨みます。その際、当社の上司・先輩・同僚はもちろん、パートナー企業を含め、多くの人を巻き込みながらプロジェクトを進めていくというプロセスは、大手企業ならではの事業開発スタイルだと思います。

“入社1年目から新規事業開発に携われるか”を軸に就活を開始

 
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。

大学時代に中国語講師の個人事業主として活動していたことと、1年間のマレーシア留学で現地日系企業のインターン生として働いた経験が今の自分に大きな影響を与えています。

学生時代に”自分で稼ぎたい“と思ったのがきっかけで中国語の個人事業主として活動を始めました。ただ、語学の勉強を頑張れば頑張るほどネイティブとの実力差を痛感するようになり…。今の語学力だけではお金を稼ぎ続けることは難しいと感じたので、”事業をつくるスキル”を磨きたいと思ったんです。

その後のマレーシア留学で、現地日系企業の新規事業に少し関わらせていただいたことから、本格的に事業開発という仕事に興味を持ちました。事業を継続していくためには、クライアントが抱える課題を解決につなげることはもとより、最大限利益を追求していく必要があると実感したことが自分にとって大きな気づきでした。

綺麗事だけでなく、しっかりと利益を出すことが結果的に持続可能な社会づくりにつながるんだという意識は、今でも持ち続けています。

Q4.就活時代の軸を教えてください。

入社1年目から事業開発に携われるという軸一本に絞って就活をしていました。新卒から事業開発に携われる企業は多くないので、おのずと選択肢は限られていましたが。事業開発に携われると謳っている企業でも、実際はベテラン社員だけという場合もあるため、選考の中では本当に事業開発をやらせてもらえるのかを特に重視していました。

Q5.BIPROGYに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。

BIPROGYに興味を持ったのは、アントレプレナーコースというコース別採用をおこなっていることを知ったのがきっかけです。アントレプレナーコースは、ビジネスコンテストなどを通じた新規ビジネスの創出や起業の実績、もしくは経営者の側で経営を戦略的に支えた経験などを持つ学生を対象に、新規事業開発領域への配属を確約するというものです。

夏のインターンシップでは、BIPROGYの強みを活かした新規事業の企画を考えてプレゼンをおこなったのですが、それに対して役員や部長クラスの方からフィードバックをいただけたことが特に印象的でした。高い職位の方々が時間を割いて学生のプレゼンにコメントいただけるという点で、アントレプレナー採用に力を注いでいるんだと実感するとともに、ここであれば本当に1年目から事業開発を任せてもらえそうだと思いました。

入社の決め手になったのも、やはり事業開発領域への配属が確約されていたところです。選考の中でメンターや部長にこういう事業をやりたいと伝えてみたところ、それならうちでできるよ、今すぐやってみようよと言ってくれたことが嬉しかったですね。この会社であれば、若手が積極的にチャレンジでき、それをサポートしていただける風土があると思い、入社を決めました。

新卒1年目から事業開発のキャリアを目指すなら、ぜひアントレプレナーコースに挑戦してほしい

 
Q6.BIPROGYの好きなところを教えてください。

若手の挑戦を後押ししてくれる風土と、年長者から学べる環境が両立しているところです。私のチームは自分を含めて20代のメンバー複数人が日々若手同士で切磋琢磨しつつも、知識や経験が豊富な方々も一緒に働いているので、学びながら仕事をすることができます。いわゆる年功序列ではなく、自由にやらせてもらえる風土がありつつも、困ったことがあれば助けていただけますし、背中で見せてくださることもたくさんあります。そういった環境に身をおくことで、自身の成長スピードも加速していると感じます。

Q7.BIPROGYについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。

アントレプレナーコースで入社をすれば、1年目から確実に事業開発に携われるという点は自信を持っておすすめできます。特殊な選考コースなのでハードルが高く感じられるかもしれませんが、本気で事業開発をやりたい人にはぜひ挑戦してもらいたいです。

また、私の場合はリモートワークやフレックスタイム制度を利用しながら勤務しており、自分に合ったスタイルで働けるところも気に入っています。“働きがい”と“働きやすさ” のどちらも得たいという欲張りな方におすすめです。

Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。

事業開発に必要な力は営業など他の職種と同じようにスキルとして磨けるものであるとお伝えしたいです。入社1年目から事業開発に携わっている若手はなかなかいないですし、営業職や技術職などに比べると将来像は見えづらいと思います。何の経験もない状態で本当に事業開発なんてできるのか?と不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は事業開発に携わってまだ1年と少しですが、ステークホルダーを巻き込んで物事を前に進めていく推進力は紛れもなく一種の”スキル”だと実感していますし、このスキルを磨いていくことができれば、今後のキャリアを後押ししてくれるものになると信じています。最初は別の経験を積んだ方がいいのかなと迷っている方も、ぜひそこまで不安にならずに事業開発フィールドでのキャリアに飛び込んできて欲しいです。