企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は株式会社バベルグループの子会社である株式会社Sales Gateにて代表取締役を務める中村さんの成長とキャリアに迫ります。

Interviewee’s Profile

株式会社バベルグループ
業界:IT・人材 従業員数:60名(※業務委託・アルバイト含む)
少子高齢化に伴う労働力不足の解消を目指し、ノンデスクワーカー向け人材サービス「カラフル」、セールス支援・DX支援をおこなう「SALES GATE」、外国籍のエンジニア向け人材紹介サービス「ブルームテック」など、2026年4月までには約8〜10の新規事業(子会社)を作る目標で事業展開をしている。

中村 航平 株式会社Sales Gate 代表取締役
SaaS系IT企業を経て、社会人3年目の2024年に株式会社バベルグループに中途入社し、子会社である株式会社Sales Gateの代表取締役に就任。代表取締役として会社全体の運営をおこないながら、セールス支援事業・DX支援事業を通じた企業の業務効率化に取り組んでいる。

社会人3年目で子会社の代表取締役に就任

 
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。

2024年にバベルグループに中途入社し、同時に子会社である株式会社Sales Gateの代表取締役に就任しました。Sales Gateはセールス支援事業とDX支援事業を展開している会社で、セールスコンサルティングやバックオフィスシステムの選定支援などをおこなっています。まだ立ち上げフェーズではありますが、正社員と長期インターン生をあわせて20名ほどのメンバーが在籍しており、さまざまな規模・業種のお客様の課題解決に励んでいます。

私は代表取締役として会社全体の運営をおこないながら、プレイヤーとして営業活動にも取り組んでおり、お客様の課題をヒアリングしながら業務効率化推進の提案をおこなっています。

Q2.現在のお仕事において、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。

プレイヤーとしての観点で言うと、課題やニーズを顕在化させるところから提案活動がスタートするところに難しさを感じます。DXに関してはすでに何かしらのシステムを導入しているお客様がほとんどで、本当は課題があったとしてもそれに気づいていない場合もあります。それに対して丁寧にヒアリングと提案を重ね、本質的な課題解決に繋げられたときには特にやりがいを感じます。業務効率化を図ったことで他の業務に割ける時間が増えたというお声をいただくと、自分たちの提案が、目の前のお客様の課題解決だけではなく、人手不足という社会課題の解決につながっていると実感することができます。

代表としての観点で言うと、やはり0から組織や環境を作っていくことの大変さを感じます。管理システムやオペレーションなど、以前は当たり前に享受していたものもすべて自分たちで用意しなければいけないので、やらなければいけないことや決めなければいけないことが次々に降りかかってきます。そんな中でも、経験豊富なバベルグループの経営陣が定期的に相談に乗ってくださるので、自分一人でなんとかしなければ…という孤独感に苛まれることはありません。もともとは自分一人で起業するつもりだったのですが、バベルグループの一員として事業を立ち上げたことの心強さを日々感じています。

「経営者になりたいなら、20代は地獄を見た方がいい」

 
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。

大学時代のバーテンダーの経験と内定者インターンでの経験が今の自分に大きな影響を与えています。私が働いていた会員制バーのお客様は経営者の方が多かったのですが、どの方にも共通していたのが「自分の人生は自分で切り開く」という強い意志でした。経済力はもちろんのこと、人柄としても魅力的な方ばかりで、自分も40代・50代になったらこんな風でありたいという将来像を描くことができました。

一方で内定者インターンでの経験では、インサイドセールスとして「どうすれば成果を出せるのか」ということにひたすら向き合い続けることの重要性を学びました。当時は地元の関西からインターン先の東京まで毎週夜行バスで通っており、他の人よりもインターンに割ける時間が限られていたため、人一倍考え、行動することを心がけていました。私は要領のいい方ではありませんが、結局は目の前の物事に対して、どれほど「本気」で向き合えるかどうかが結果を分けるということを学びました。この学びは起業家としての今の自分にも活きていると感じます。

Q4.就活時代の軸を教えてください。

就活を始めた当初は“20代の成長環境”と“待遇”の2つを重視していましたが、最終的には“20代の成長環境”で入社先を選びました。いわゆる年功序列的な風土は自分に合わないと感じていましたし、ゆくゆくは起業したいという想いがあったので、最初は苦しい思いをしても成長できる環境を選んだ方が自分のためになるだろうと思い至りました。

守るべきものを守るためには待遇面も重要でしたが、20代でお金だけを追求していいのかという迷いがあり、実際に知り合いの経営者の方からも「将来経営者になりたいなら、20代はラクして稼ぐよりも地獄を見た方がいい」というアドバイスをいただいたことが決め手になり、最終的には、逆張りで当時、バブルがはじけたといわれ、資金調達が難しくなっていたマーケットであるSaaS系のIT企業に入社を決めました。

Q5.新卒入社した企業を経て、バベルグループの一員になった理由を教えてください。

社会人3年目ごろから起業の準備を進めていたのですが、ちょうどそのタイミングで以前からお世話になっていたバベルグループの代表にお声がけをいただき、バベルグループの一員としてSales Gateを立ち上げることになりました。バベルグループが掲げる少子高齢化に伴う労働力不足の解消というテーマは自身が構想していた事業内容にも通じていましたし、一人で起業するよりも大きな課題を解決できると思い、参画することを決めました。

“一人起業”とは異なる“グループ内起業”の魅力

 
Q6.バベルグループの好きなところを教えてください。

たくさんありますが、一番は自分で成長機会を獲りにいけるところです。バベルグループでは、3ヶ月に一度という短期スパンで新規事業立案コンテストを開催し、社内から新規事業を作って、メンバーを抜擢していく仕組みがあります。また、25卒・26卒の新卒メンバーからも必ず1名以上は子会社の代表を輩出することを明言するなど、通常ではあり得ない若手抜擢文化があります。新規事業立ち上げの経験が豊富な代表も「新規事業は何をするかよりも誰がするかによって成功確率が変わる」という考えを持っており、年齢に関わらず本気でやりたいと思っている人に事業を任せていく風土が根付いています。

また、メンバー一人ひとりの挑戦を応援し、サポートしてくれる仲間がいるところも魅力的です。頑張っている人は絶対に見捨てないという情に厚い人ばかりなので、未経験でも安心してチャレンジできる環境があります。事業運営に関して困ったことがあればすぐに相談に乗ってくださる方がたくさんいるので、スポーツのようにチーム一丸となって取り組んでいるような心強さがあります。

Q7.バベルグループについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。

バベルグループでは、「過去を超える、未来を変える」というVISIONと「20年で1兆円企業を作る」という目標の達成に向けて、マイルストーンとして、5年以内に1000人規模までの拡大を目指しています。ここまで一気に拡大を図っていく企業はなかなかないですし、現在募集している新卒入社者は間違いなくこれからの事業を作っていくコアメンバーになるので、早くからチャンスを掴みたい人には特におすすめの環境です。

実際に私も社会人3年目でバベルグループとして起業することを選びましたが、資金面においては自分で起業するよりもローリスクハイリターンですし、グループ内での起業とはいえ自分たちでやらなければいけないこと・決めなければいけないことの多さを踏まえると、起業家としての力は十分につくと思います。

Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。

変化が激しい時代の中で今までは正解だった常識が揺らぎつつあり、就活生のみなさんはどこに自分の人生を預けるのか非常に悩ましいと思います。私も同じような心境になったことがありますが、”迷ったら厳しい方を選ぶ”という信念を貫いてきた結果、自分が目指していた起業家というキャリアを築くことができました。さまざまな選択肢がある中で迷うことも多いと思いますが、どんな選択肢を選んでもそれを自分で正解にする気概を持つことができれば、きっと後悔のないキャリアを歩めるはずです。