新卒スカウトサービス「iroots」を通じて入社した学生は、その後どのように活躍しているのか。企業と学生の「出会い」だけでなく「入社後活躍」の実現を目指すirootsでは、irootsを通じて入社した方々にインタビューをおこない、“その後”の姿に迫ります。
今回は、『フォトライフサービス』と『カメラ&リユース』領域で事業を展開をする株式会社キタムラ・ホールディングスで、人事として活躍する姫野さんにお話を伺いました。

Interviewee’s Profile

株式会社キタムラ・ホールディングス
業界:小売(カメラ・写真) 従業員数(連結):7,254人
「ときを映し、こころと生きる」をミッションに掲げ、「カメラのキタムラ」や「しまうまプリント」など、写真や映像といったイメージングに関する『フォトライフサービス』とカメラ販売・リユース事業を展開する『カメラ&リユース』の領域で事業を展開。

姫野 花菜子 人事部
2023年に新卒3期生として株式会社キタムラ・ホールディングスへ入社。人事総務部(現:人事部)に配属後、新卒採用担当として採用計画の企画立案・実行、内定式や入社式などのイベント運営、入社後面談や研修など、幅広い業務を担当。

“ガクチカ”だけでなく、今までの人生を表現できるのがirootsの魅力

 
―最初に、現在のお仕事内容について教えてください。

2023年にキタムラ・ホールディングスに入社後、人事総務部(現:人事部)に配属され、おもに新卒採用を担当しています。若手から様々な職種に挑戦できる可能性がある会社として新たな価値創出に前向きに取り組んでいるという点でキタムラ・ホールディングスに惹かれて入社したものの、何がしたいかが明確になっていなかった中で、1年目から新卒採用担当になったのは驚きでした。おしゃべり好きなのでてっきり営業かな?と思っていたので…(笑)。でも、内定者期間の面談でも「何でも挑戦してみたい」と採用担当者の方にお伝えしていていたこともあり、選考でお世話になった人事のみなさんが向いていると判断したのであれば、きっと大丈夫だろう!と前向きな気持ちでスタートを切ることができました。

入社1年目はおもに一次面接の面接官や合同説明会の企業説明、内定式や入社式などのイベント運営、などを担当し、2年目からはそれらの他に採用計画の企画立案・実行、入社後の1年目の皆さんの面談や研修など、幅広い業務を任せていただいています。

―就活生時代にirootsを使い始めたきっかけについて教えてください。

大学時代はアルバイトが忙しかったことから、効率よく就活を進めるためにirootsを含むいくつかのダイレクトリクルーティングに登録しました。また、当時は自身の視野の狭さにも課題を感じていたので、思ってもいない企業からスカウトがいただけるところにも期待を寄せていました。その中でも特にirootsに魅力を感じたのは、大学時代だけでなく高校時代以前の自分も表現できるところです。というのも、大学時代はちょうどコロナ禍だったということもあり、アルバイトは頑張っていたものの、高校時代までのリーダーポジションを含めたさまざまな挑戦を他の就活サービスでは表現しきれないところにもどかしさを感じていました。

一方で、irootsのプロフィールは幼少期から現在に至るまでの道のりをかなり細かく書くことができたので、100%の自分を表現できましたし、これを読んでいただいた上でスカウトをくださる企業はきっと自分にマッチしているのではないかと思いました。貴重なご縁を逃したくなかったので、いただいたスカウトはすべて目を通すようにしていましたね。

等身大の自分をもっとも表現できたのがキタムラ・ホールディングスだった

 
―キタムラ・ホールディングスからのスカウトを承諾した理由を教えてください。

最初に惹かれたのは、スカウト文面にあった「グループ・新卒3期生募集!」という一言でした。もともと新しいものや未知数なものに惹かれる性格だったので、新卒3期生であればなんでも挑戦させてもらえそう!という期待感を持ちました。また、スカウトを送っていただいた採用担当の方のプロフィールを拝見し、地方出身であるところにも共感を覚え、一度お話ししてみたいと思いスカウトを承諾しました。

一方で、その時点ではカメラや写真領域に特段詳しいというわけではありませんでした。私も今人事としてirootsでスカウトをお送りしていますが、スカウトを承諾するときは「なんか面白そう!」という気持ちさえあれば十分だと思っています。

―スカウト承諾後、選考から内定承諾に至るまでの経緯について教えてください。

一次面接含め3度の選考を経て最終面接まで進んだのですが、どの選考でも総じてしっかりと対話してくださる姿勢が印象的でした。今までの人生を振り返りながら、なぜその決断に至ったのかという背景を一つ一つ紐解いていくような面接を通じて、じっくりと自己開示をしていくことができました。中には「当時の自分にアドバイスをするなら何と言う?」など、他社では聞かれたことない質問もあり、表面的なやりとりではなく、本当に私のことを知ろうとしてくださっている姿勢が伝わってきました。このような選考を通じて、若手のうちからどんどん仕事を任せてもらえる風土があることや、企画総合職として営業や企画、マーケティングなど、さまざまなキャリアが広がっていることを知り、徐々に志望度が上がっていきました。

また、最初はカメラや写真に特段詳しいわけではなかったのですが、自分なりに調べていく中で、写真は身近なものでありながら、私たちの人生を豊かにする存在だと思うようになり、やりがいを持って働けるテーマではないかと感じました。

―入社の決め手を教えてください。

内定をいただいた中で、自分がいきいきと働いている姿をもっともイメージできたというのが決め手になりました。キタムラ・ホールディングスはカメラ・写真領域に関する事業を複数展開しており、可能性の幅が広いなと思いましたし、面接でも等身大の自分を出すことができたので、ここまで自分のことを理解いただいた上で入社をしたならきっと後悔はないだろうと思いました。

先ほどもお話しした通り、入社後にどんなことをしたいのかはその時点で明確になっていなかったのですが、選考を通じて会社自体に魅力を感じていたので、不安はありませんでした。

ホールディングスならではの可能性をもっと発信していきたい

 
―入社後、仕事を通じてやりがいを感じていることを教えてください。

学生の方とお話しする中で、その方が内に秘めている魅力を引き出せたときや、相手の表情から本音を言えた!という気持ちが伝わってきたときにはすごくやりがいを感じます。そのようなやりとりを経て、お互いがマッチしていると感じた方に出会い、入社に至ったときには自分の仕事の重要性を改めて実感します。

また、今年度から任せていただいている入社1年目社員向けの研修において、参加した社員から「仕事に対するモチベーションがさらに上がりました!」「次回も楽しみにしています!」などの感想をいただいたときにもやりがいを感じます。「ここまでやれば正解」というものがない中で、どのような内容にすれば社員にとって有意義なものになるのか頭を悩ませることも多いのですが、いきいきとした社員の姿を見られたときには次回も頑張ろうという気持ちになります。

―キタムラ・ホールディングスにおいて、今後実現していきたいことを教えてください。

一般的には「カメラのキタムラ」のイメージが強いと思いますが、それだけでなく、グループ全体としての可能性をもっと発信していきたいと思っています。キタムラ・ホールディングスは現在グループ会社13社の経営統括をおこなっていますが、各社が連携した新サービスの創出や、グループ会社全体での新規事業立案コンテストの実施など、常に挑戦を続けています。

現状に満足せず、よりグループ間の連携を推進していかなければいけないという課題も残っていますが、ホールディングスの人事という全体を俯瞰しやすい立場にいるからこそ、できることがたくさんあると感じています。私個人のキャリアとしては、今の仕事にすごくやりがいを感じているので、もっと人事領域を深めていきたいです。

一方で、人事以外にも営業や企画、マーケティングなどの選択肢も広がっているので、今の時点で無理に可能性を狭める必要もないと思っています。どんな形にせよ、挑戦したいことに出会ったときに自信を持って手を挙げられる人でありたいので、目の前の仕事に一生懸命取り組みながら経験やスキルを磨いていきたいです。

―最後に、irootsユーザーへのメッセージをお願いします。

就活を通じて、等身大を表現するということを大切にしてほしいです。自分をアピールする中で多少言葉を飾ることもあるかもしれませんが、本心を言えないまま入社を決めてしまうとお互いにギャップが生まれてしまう可能性があります。逆に自分を表現し切った上でご縁があった企業に入社することができれば、たとえ困難に直面しても前向きに挑戦することができるはずです。

irootsのプロフィールはボリュームが多いのですべて記入するのは大変かもしれませんが、私たち人事にとってはみなさんを知る上ですごく参考になる内容なので、自分にマッチした企業に出会うためにも、ぜひ等身大の自分を表現してみてください。