
企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は、東京海上グループのIT・デジタル戦略の中核を担う東京海上日動システムズ株式会社にて、東京海上日動あんしん生命保険会社向けのシステム開発を担当している沼野さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
業界:IT・金融 従業員数:1654名(2024年4月1日現在)
東京海上グループのIT・デジタル戦略の中核を担うユーザー系SIer企業。東京海上日動の『バリューパートナー』として、既存ビジネス領域と新規ビジネス領域の両方を支援。「お客様や地域社会の“いざ”をお守りする」というパーパスを実現するために、DXによる変革に挑んでいる。
沼野 佳奈 生保本部 あんしん生命システムデザイン四部 シニアエンジニア
大学時代は環境系の学部で、地域活性化や街おこしに関する研究を行なっていた。2020年に東京海上日動システムズ株式会社に新卒入社し、グループ会社である東京海上日動あんしん生命保険会社向けのシステム開発を担当。現在は新技術の検討を行うチームで、プロジェクトマネージャー(PM)を務める。
- 入社5年目で、新技術の検討をけん引するプロジェクトマネージャーに
- 社会への貢献と、ものづくりのやりがいを実感できる東京海上日動システムズへ
- 就職活動は焦らずに、自分のやりたいこと、やるべきことを見定めてほしい
TOPICS
入社5年目で、新技術の検討をけん引するプロジェクトマネージャーに
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
入社後は新人導入研修に半年間参加し、コーディングなどITの基礎知識や保険業務の基礎知識、社会人としてのマナー等を学びました。その後は生保本部の所属となって半年間、生命保険関連システムについて研修を受けていました。現在私が所属しているあんしん四部は、主に生命保険に新たに加入する方の手続きなどを行うシステムの開発やシステムの保守を担当する部署です。
2年目からは実際にプロジェクトに入り、開発やコーディングなどのプログラマとしての業務を担当しました。その後、大型プロジェクトに参画することになり、約2年にわたり従事した後、現在の部署にて業務を行っています。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
現在は、新技術の検討プロジェクトでPM(プロジェクトマネージャー)を担当しています。具体的には画像からシステムを用いてテキスト化をできるようにしたり、マイナンバーカード普及に伴い、加入時に情報活用できるような検討をしているプロジェクトになります。
新しいことへのチャレンジなので、言われたことをやるだけではなく、自分たちで何をすべきかを決めて、周囲と協力しながらプロジェクトを進めなければなりません。だからこそ裁量の大きさや、ご契約者様や東京海上日動あんしん生命保険会社の利便性向上につながっていく貢献度の広がりにやりがいを感じています。
社会への貢献と、ものづくりのやりがいを実感できる東京海上日動システムズへ
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
就職活動でのすべての経験です。実は就職活動を始めた頃、やりたいことが決まっていませんでした。そこで人材やブライダル、小売、サービスをはじめ、とにかくあらゆる業界を見るようにしていたんです。その中であるとき、IT業界の企業のインターンシップに参加したことが今の自分に大きく影響しています。
その企業のインターンシップは、実際に開発を行ってみるインターンシップでした。そこで自分がコーディングしたものがモニタ上で動くのを見て、「すごい!」と思ったんです。IT業界の仕事は自分がつくったものが目に見えて分かりますし、それをインターネット上で多くの人に使ってもらうことができます。それを実感できるのはとても嬉しいと感じましたし、そこで経験したことがやりたいことにつながっていきました。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
「やりがいを持って仕事ができるかどうか」は大きな軸でした。人の役に立つ仕事がしたい、自分の仕事で世の中に良い影響を与えたい、といった実感が持てるかどうかを大事にしていましたね。ですので、最初は特定の業界に絞ってはいませんでしたが、インターンに参加したのをきっかけにIT業界に興味を持つようになりました。その中でも私は文系出身だったので、教育制度が整っている会社で働きたいと思っていました。
それに加えて、人間関係が良い、風通しが良い、社風が良いと感じられる会社、じっくり腰を据えて成長していきたいと思っていたことから福利厚生が充実している会社で働きたいと考えていました。
Q5.東京海上日動システムズに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
東京海上日動システムズに出会ったのは、友人から教えてもらったのがきっかけです。私自身がIT業界に就職先を絞ってからもいろいろ迷っている中で、ITだけでなく、保険に関する知識も身につけられるということで興味を持ちました。「IT×保険」という観点で会社を知っていく中で志望度が高まっていきました。選考の中で様々な社員の方とお会いし、良い人が多そうな会社だと感じましたし、教育制度や福利厚生も充実している点は魅力でしたね。自分が頭の中に描いていたチェックシートの項目が順番に埋まっていく感覚があり、最終的には迷うことなく入社を決めました。
就職活動は焦らずに、自分のやりたいこと、やるべきことを見定めてほしい
Q6.東京海上日動システムズの好きなところを教えてください。
人間関係がフラットで、誰でも気軽にコミュニケーションをとれるところです。チーム内はもちろんですが、他部署の先輩と話す機会も多いですし、東京海上日動あんしん生命保険会社の役員の方と話す機会もあります。役員の方も「気楽に話す機会をつくろう」といった感じで話を持ってきてもらえるのは意外でしたね。役員と聞くと雲の上の存在だと考えていましたが、実際にお会いし、何でも相談できることはとても良いところだと感じるようになりました。
生保本部でいうと、チームとしての協力体制が整っていて、助け合いながら業務を進められています。他人の仕事でも自分事にとらえて、サポートしてもらうことも多いですね。また、活躍している女性社員が多いのも魅力だと思います。お子さんがいらっしゃって時短勤務の方もいますが、業務がひっ迫しないように、みんなで声をかけ合っている職場です。
福利厚生も整っていて、IT関連の資格取得の支援が充実していますし、成長を後押ししてくれる制度があります。また有給休暇もとりやすくて、プロジェクトはチームでやっているので、カバーし合いながら長期休暇を取得しています。ママさん社員もたくさんいて、「子どもが熱を出した」というときも、業務を分担して早く帰れるように協力しています。育児休業を取得するパパさん社員も多いですね。勤務時間は基本9時~17時ですが、勤務時間自由選択制度を使って、「この日は11時~19時で」なんて働き方もできます。柔軟性に富んだワークスタイルです。
Q7.東京海上日動システムズについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
教育制度が整っているので、文系出身の方にも自信をもっておすすめできます。私も大学の専攻は文系でしたが、半年間の新人導入研修でプログラミングやITの基礎知識を習得できました。向学心のあり、やる気がある方なら、若いうちから技術を身につけ、キャリア形成できる環境です。
また、風通しが良い環境なので、個人の意見を素直に受け止めてもらえます。年次が浅いから発言しにくい、といったことはありません。むしろ前向きな意見は歓迎されるので、ストレスを抱えずに日々を過ごせると思います。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
学生時代は、学生のときにしかできないことを大事にしてほしいと思います。アルバイトをしたり、読書をしたり、長期休暇で海外旅行に出かけたりと、何でもいいので自分が興味のあることにチャレンジしてほしいです。「いつかやりたいな」と思っていることは何でもやっておいてほしいと思っています。その積み重ねが「自分は何のために、何をやるべきなんだろう」という問いへの答えにもつながっていくはずです。
また就職活動については、納得のいくまで取り組んでほしいと考えています。就職活動は周りで早期に終える方もいるので焦るかもしれませんが、自分が納得しないまま社会人になって後悔してほしくありません。あと人と話すことに慣れるという点でも、いろいろな世代の方と話す経験を積んでおくのが良いかなと思っています。居心地の良い人だけでなく、様々な人と話す経験を積んでおくことが、社会人になってから役立つこともあるはず。そういった点でも、自分が納得するまで就職活動をやりきってほしいですね。