「eビジネスに関わる全ての人を幸せにする」をミッションに掲げ、EC領域で急成長を遂げているW2株式会社(旧:W2ソリューション株式会社)。近い将来の日本一を視野に入れながら、さらには世界No.1を目指している急成長企業です。同社では、多くの若手社員が入社1年目から責任ある仕事を任され、圧倒的成長を遂げています。今回は、そんな同社を創業した山田代表にインタビューを実施し、同社の事業内容や強み、今後のビジョン、若手社員の活躍ぶり、求める人物像などを伺ってきました。

Interviewee’s Profile

山田 大樹 / W2株式会社 代表取締役
1978年東京生まれ。高校生のときから起業家を志しており、1997年上智大学入学と同時に起業。その後、国内、海外に複数の会社・事業を立ち上げ経営に携わる。2005年にW2ソリューション株式会社(2023年にWE株式会社に社名変更)を設立。創業20年で850社以上に及ぶ有名ECサイトに採用導入されるなど、業界トップクラスの成長率を実現してきた。現在は海外進出にも取り組みながら、「Be the World’s No.1 eCommerce Company」を目指して指揮を執っている。趣味はマラソン、登山、ピアノ演奏、書道、語学。

世界中の人を幸せにする仕組みをつくりたいと、起業家を志した

 
―まずは、山田代表のキャリアからお伺いしていきます。W2を立ち上げる前はどういったことをされていたのでしょうか?

私が起業家になることを志したのは、高校生のときです。きっかけはバブル崩壊で、当時の私は中学生ながら資本主義に限界を感じました。その経験から、「みんなの幸せが高まっていくような世の中をつくっていきたい」と思い、起業家となって時代を担う事業を手掛けたいと考えるようになりました。

1997年、上智大学入学と同時に起業。18歳で1社目を設立し、24歳までに4社を立ち上げ、経営に携わりました。事業を立ち上げ、大きく成長させていくプロセスは本当に楽しくて、全体では国内、海外で20ほどの事業を手掛けてきました。しかしあるとき、一緒に働いていた仲間からこう言われたんです。「山田さんは世界中の人を幸せにする仕組みをつくると言っていたけれど、今の事業の先には何があるんでしょうか?」。

当時の自分を振り返ると、事業は成長させていましたが、誰かがやっていることを周囲よりちょっとうまく、ちょっと早くやっていただけだったんですね。それなら別に自分がやらなくてもよかったんじゃないか。今のままの延長戦では、世界中の人を幸せにすることはできないのではないか。仲間からの一言をきっかけに、私は半年間ほど眠れぬ日々を過ごし、死ぬほど悩み続けて一つの結論を出しました。

―それが、W2の立ち上げにつながったのですね。

起業家を志したときの原点に立ち戻り、自分が未来を変えよう、自分が大人になった世界を強く楽しくしたいと考えました。世界を変えていけるぐらいの会社をつくるには、世界No.1になる会社をつくっていく必要がある。じゃあその領域はどこだろうと考えていったとき、辿り着いたのがEC領域でした。

当時、GoogleやFacebookは既に巨大な会社になっていて、情報が集まる=Google、人がつながる=Facebookという領域で世界No.1を目指すことは難しいと感じました。そこで考えたのが、情報が集まり、人がつながった先に何が生まれるだろうということです。私は、新たな生活が生まれ、物を買うようになるだろうと予測しました。そこから小売の未来を変えていくために何ができるかを探っていった結果、EC(eビジネス)の領域にチャレンジすれば世界No.1になれるんじゃないかと考えたわけです。

目指すはグローバルでNo.1の会社となり、ワールドワイド(Worldwide)にウィンウィン(Win-Win)を生み出していくこと。そんな想いからW2(旧:W2ソリューション)という社名で会社を立ち上げました。

―W2の事業内容を教えてください。

「eビジネスに関わる人全てを幸せにする」というミッションを掲げ、ECの専門家として「EC事業成功のため」に必要な全てのサービスを包括的に提供・サポートしています。

2005年の設立より、自社オリジナルのECプラットフォームを開発し、展開をスタート。当初はPaaS型サービスとして提供を開始しましたが、2006年には業界初となるECプラットフォームのSaaS型サービスの提供を開始しています。最先端のECプラットフォームを提供するのと同時に、EC事業を始めたい、伸ばしたい、さらにスケールさせたいといったお客様のさまざまなニーズに寄り添い、事業を成功に導くサポートをしています。結果、創業20年で850社以上の有名ECサイトに導入されるなど、業界トップクラスの成長率を実現しています。

2014年にベトナム、2019年の台湾、2020年のイギリスとグローバル化も進めているほか、近年はAI化を見据えた動きにも注力しています。「チャレンジ精神」「プロフェッショナリズム」「スピード」という行動指針を大切にしながら、「Be the World’s No.1 eCommerce Company」を目指して事業を拡大しています。

急拡大中のEC領域で、1兆円企業へと成長していきたい

 
―業界トップクラスの成長率を実現しているW2の強みは何でしょうか?

最先端のECプラットフォームを提供しているだけでなく、戦略立案からプラットフォーム構築、デザイン、運営、CS対応、コンサルティングまで、EC事業に必要な全てを提供していることです。さらに、これら全てを自社で内製化することで、質の高いサービスやサポートができることを強みとしています。

世の中のITサービスは、納品して終わりというケースも少なくありません。しかし私たちは、納品してからが本当のスタートと考え、お客様の事業を成功に導くことにとことん向き合っています。だからこそ、お客様に喜んでいただける機会も多いです。国内大手の流通グループや商業施設、アパレル、化粧品、消費財など多種多様な業種や業界の大手企業と取引を行っているのも、内製化にこだわってきたからだと考えています。

全てを内製化しているということは、自社内にさまざまな職種のプロがいるということです。入社後は各職種のプロの先輩から学ぶことも多く、スキルアップのチャンスは多いでしょう。自社内にさまざまな部門や職種があるため、将来的なキャリアの選択肢が幅広いことも大きな魅力です。

お客様の事業の成功にとことん向き合うため、全てを内製化している。質の高いサービスやサポートが支持され、多くのお客様が私たちを信頼してくれる。結果、社員一人ひとりの挑戦と成長の機会が増え、会社の成長スピードも速くなっている。内製化へのこだわりが好循環を生み出していると考えています。

 
―こうした強みから急成長を遂げているW2の今後の展望を教えてください。

売上高は前年比120~130%の成長を続けており、2024年度は前年比150%の達成を目指しています。3年以内には国内No.1を実現し、メンバーも今の400人から1000人規模まで拡大していきたい。若手にどんどんチャンスを与え、活躍してもらうことで、一気に事業拡大を進めていく考えです。加えて新規事業への投資も積極的に進めていきながら、2030年までに1兆円企業へと成長するのが今描いているロードマップです。

数百名から数千名規模まで一気に成長していった、日本を代表するメガベンチャー企業と同等、もしくはそれ以上のスピードで成長していけたらと考えています。

もう一つ目指しているのが、10年以内にW2のプラットフォームを通じた流通総額を10兆円規模まで拡大すること。途方もない目標と感じるかもしれませんが、やり方次第では実現可能だと考えています。

ECサイトで日常の買い物をする機会も増えていますが、日本のEC化率はまだ10%前後。中国のEC化率が65%程度まで上がっていることを考えると、日本のEC化率も近い将来70%程度まで上がっていくでしょう。

国内大手の流通グループや商業施設、アパレル、化粧品、消費財など多種多様な業種や業界の大手企業と取引を行っている当社には、日々膨大な購買データが集まってきています。こうしたデータを分析し、お客様と一緒に活用していけば、新しい購買体験を生み出せるはず。そのデータもまた集まってくるので、仮説検証を繰り返してさらに良い購買体験につなげられます。そうすることによって、メーカーやブランドとそれを本当に欲しい人を直接つなげられる世界をつくり、流通総額を加速度的に高めていきたいと考えています。

コンビニやスーパーがセルフレジに替わり、カフェでモバイルオーダーをしたり、飲食店でもタブレットで注文したりと、「買う」ことの意味がどんどん変わっていっています。人がいらなくなる場所もあれば、改めて人が介在する価値が生まれる場所もあるでしょう。そんな中でW2が目指すのは、「EC」「店舗」「スタッフ」3つのチャネルを横断し、全てのチャネルに関わる人が一つのプラットフォームでつながる世界です。リアルとデジタルの垣根を超えた新たな購買体験を実現することで、私たちの生活も変わっていくし、世界も変わっていく。それだけインパクトのある仕事がしたいですし、私たちならできると思っています。

 
―EC業界の可能性とそこで働く面白さを感じます。

「マッキンゼー グローバル インスティテュート」が2024年10月に出したレポートでは、2040年までに29兆ドルから48兆ドルの収益を生み出す可能性のある18領域のうち、eコマース領域がAIソフトウェア&サービスやクラウドサービス、電気自動車などさまざまな領域より一番ポテンシャルがあると報告されていました。

どこにも負けないスピードで、圧倒的成長ができるのが魅力

 
―W2の事業内容や成長性について伺ってきましたが、W2で働く魅力についても知りたいです。まずは、若手社員の活躍ぶりから教えていただけますか?

2024年4月現在、リーダー職の約半数が20代の若手社員です。その中でも20卒入社のメンバーに注目して紹介したいと思います。20卒入社のメンバーは4名いたのですが、そのうち3名が部長になっており、私と同じ経営チームで活躍してくれています。残り1名は学生時代にインターン生として1年半ほど経験を積み、正社員として入社後1年で大阪拠点を立ち上げ、4年目で独立・起業をしました。

彼らは就職活動時、外資系コンサルティングファームや大手企業の内定も当たり前にもらっていましたし、将来起業することも視野に入れていました。そんな彼らに対し、W2がどんな会社か、どんなビジョンを描いているのかを丁寧に説明しました。その結果、彼らは「新卒入社」という1枚しかないコインをW2に賭けてくれたんです。「日本No.1が手の届くところにある」「グローバルに活躍できるチャンスがある」「これから日本を代表する会社になっていく」という点が響き、入社を決めてくれたのではないでしょうか。

20卒の彼らの入社が転機となり、21卒、22卒…と優秀な学生が続々と入社してくれるようになりました。みんな早くからプロジェクトリーダーやメンバーのマネジメントなどに挑戦しています。

―若手社員が感じているW2の魅力はどんなところにあるのでしょうか?

やはり一番は、圧倒的成長ができるところではないでしょうか。任せるのがとにかく早いので、当たり前のように入社半年くらいで、プロジェクトリーダーやコンサルタントなどの業務にチャレンジしてもらいます。普通の会社だったら30代で任されるような仕事を、1年目でできるようになってねと任せるんです。もちろんたくさん苦労もしますが、間違いなく成長できる環境となっています。

そんな環境だからか、例えば大学の同期と卒業後しばらく経ってから会ったときに驚くそうです。周りと比べると、自分のほうがめちゃくちゃ成長してると。大手コンサルティングファームに入社した大学の同期と比較しても、負けてないどころか自分の成長に誇りを持てるくらいだと聞いたこともあります。

W2の職場環境を一言で例えるなら、自分の限界を超えられる会社。自分だけが大変なんじゃなくて、周りもみんな頑張っているから、自然と自分も頑張れるし、ときに思っている以上の力を出せる。誰だって壁にぶつかるときは怖いと思いますが、早くぶつかっちゃったほうが早く突破できるし、周りが全力で協力してくれるから安心して取り組める。その結果、自分の限界を超えて成長していけるんだと思っています。

―成長のための仕組みや制度でいうとどんなものがあるでしょうか?

成長のためのサポートは惜しみません。壁にぶつかっていそうな社員がいたら、私や上司が声をかけてワンオンワンを実施します。話し合う中で成長のボトルネックを見つけ、壁を突破できるようにサポートします。社員みんながとても仲の良い会社ですので、私や上司とのワンオンワンに限らず、周りのメンバーに相談しやすい環境も整っています。

それ以外には、「ビジョン発表会」といった合宿なども定期的に実施しています。この合宿では、私が会社の現状や方向性を伝えた上で、参加者みんなに自分の目標やビジョンを発表してもらっています。こうして言語化する場を設けることで、改めて頑張ろうとモチベーションアップにつながっているようです。

―会社の風土はいかがでしょうか?

急成長しているがゆえにギラギラした雰囲気をイメージするかもしれませんが、そんな雰囲気は一切ありません。穏やかで柔らかな社員が多く、みんなで成長していこうという雰囲気があります。常に自分と戦っていて、自分を超える自分になろう。周りと競争して勝とうと考えるのではなく、自分と向き合って成長しようと一人ひとりが考え、お互いに良い刺激を与え合っていると感じています。

横を見ながら競争し合うのではなく、みんなが前を向いて、W2が掲げるビジョンに向かって日々努力している。そんな職場だからこそ、自分を高めていきたい方にはピッタリだと思います。

一緒に働きたいのは、自分の未来を信じている人

 
―ここまでのお話でW2に興味を持った学生も多いと思います。新卒採用においてW2が求める人物像についても教えてください。

私が一緒に働きたいのは、自分の未来を信じている人です。その上で求める人物像をあげるなら、「素直さ」と「成長意欲」を私は特に重視しています。

素直さについては、スポンジのようにどんどん吸収する姿勢というのでしょうか。周囲からのアドバイスやフィードバックに真摯に耳を傾け、まずはやってみるタイプが向いていると思います。成長意欲については、例えば「将来は社長や役員になりたい」「いつか起業したい」など目標を高く持っているのはもちろん、その目標に向かって具体的な行動を起こしてきたかにも注目したいです。

―これらについて、選考ではどんな点に着目しますか?

素直さは、面接などでの会話で見きわめていく考えです。一方で成長意欲は、普通の会社、普通の人生では考えられないような成長を一緒に目指していくからこそ、私たちの求める成長意欲、成長スピードにフィットするかをしっかり見きわめたいと考えています。

例えばですが、20代で年収1000万円を超えるというのが一つの基準ライン。自分の生活や人生をかけて、思い描く未来のために頑張っていこうと覚悟を持てるか。さらにはそういった目標に向けて、学生時代にどんな行動を起こしてきたのか。勉強でも起業経験でも何でも良いですが、意欲だけをアピールするのではなく、掲げた目標についてどんなことを考え、どんな経験を積んできたのかを具体的に知りたいと思っています。

―最後にメッセージをお願いします。

本気で来てくれる方、自分の人生を賭けて来てくれる方には絶対に良い会社です。逆に言えば、なんとなく成長したいといった中途半端な気持ちの方にはオススメできません。ですので、自分自身をしっかり向き合い、将来のことを考えた上で、W2なら思い描く成長ができると感じたならぜひご応募ください。

W2なら、会社の成長を自分の成長がシンクロしていると感じられるはず。自分の成長が会社の成長につながっていると実感できますし、会社が急成長しているからこそ得られるチャンスや経験もたくさんあります。「W2で働いて良かった」と思ってもらえる自信はありますので、ぜひ一緒に成長していきましょう。