
企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は株式会社マネジメントソリューションズで、PMOとアカウントリーダーを経験された大和さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
業界:コンサルティング 従業員数:1428名(2025年3月末時点 グループ計)
プロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング会社。「Managementの力で、社会のHappinessに貢献する」をミッションに掲げ、PMOによる支援や人材育成を通じて企業の変革を支援。多様な業界で実績を持ち、挑戦を後押しする社風が魅力。
大和天音(ヤマトアマネ)エンタープライズソリューションズ&グローバルビジネスアカウントマネジメント部(アカウントリーダー)
兵庫県出身。国際基督教大学を卒業(経営学専攻)。学生時代は、中高一貫のインターナショナルスクールで英語を学ぶ。大学に入学後は、フライングディスクを使ったチームスポーツ『アルティメット』に打ち込んだ。大学2年生で、アルティメットのU-20日本代表に選出。世界大会出場を果たす。2021年に新卒で、株式会社マネジメントソリューションズへ入社。趣味は、ギターを弾くことやアーティストのライブに行くこと。
- 入社1年目でグローバルプロジェクトを担当。上司や先輩と掴んだ成長のきっかけ
- 自己成長が大きなモチベーションに。仕事の価値観にも影響を与えたU-20日本代表での経験
- 夢を追いかけて退職。背中を押してくれた会社への感謝と、復帰後の決意
TOPICS
入社1年目でグローバルプロジェクトを担当。上司や先輩と掴んだ成長のきっかけ
Q1.入社後から現在に至るまでの仕事内容について教えてください。
2021年に新卒で入社し、2ヶ月間の研修を受けたあと、約2年間コンサルタントとして企業のプロジェクト支援を手がけていました。2023年には、アルティメット競技の国際大会運営に挑戦するために、1度当社を退職しています。その後、2024年に復帰し、現在はアカウントリーダーを務めています。アカウントリーダーとして手がけている仕事は、いわゆる営業職に近いです。
1年目の頃、研修を終えた直後から、大手グローバル企業のPMOとしてプロジェクトを支援していました。当時配属先を決める際、上司が英語を話せる人を探していて「自信はないけど、やってみたい!」と立候補した結果、私が選ばれたんです。自分で手を挙げたものの、いざチャレンジするとなると不安は多かったですね。研修を受けたとはいえ、英語を使った会議の調整や進行管理、海外拠点との連携など、コンサルティングの仕事をうまくできるか心配でした。
そんな私でしたが、上司や先輩が常に優しく手厚くサポートしてくれたのを鮮明に覚えています。わからないことを何度聞いても毎回丁寧に教えてくれましたし、自立して仕事ができるように支えながら、実践の場を設けてくださいました。
自分が成長できたと感じられたのは、プロジェクト先で会議の進行役を担ったとき。もともと会議の進行を行う予定だった上司が、急遽欠席することになったんです。その際、会議の1時間前に「大和さんに任せるよ」と言われて驚きましたが、「大和さんなら大丈夫。ここまで頑張ってきたのを知っているから」と背中を押してくれて。結果的に上手く進行ができましたし、大きな会議を自分の力でまとめられたことが、自信に繋がりました。
入社後、早くからグローバルプロジェクトを経験できたことで、多様な価値観に触れたり視野を広げたりと、成長できるきっかけをたくさん得られました。若手社員でも、レベルの高いプロジェクトに携われるのは、当社の大きな魅力だと感じています。
Q2.現在の仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
現在は、アカウントリーダーとして主に営業活動を行っています。コンサルタント時代は、プロジェクトメンバーとして現場で業務を行っていましたが、今はコンサルタントが入る前のフェーズがメインです。お客様の課題をヒアリングし、最適なコンサルタントの提案やアサインなどを行っています。
営業活動の中で、経営層や部長クラスの方々とお話をする機会が多くあります。そういった場では、企業全体の課題を的確に理解し、解決に導くための戦略を提案する力が必要です。そのため、業界知識はもちろん、プロジェクトマネジメントの知見やノウハウ、組織論や人材戦略などへの理解も求められます。まだ至らないところもあり、上層部の方々と話すと自分の知識不足を感じることも少なくないです。
ただ、企業の根本的な課題や戦略に触れられるのは貴重な機会ですし、外からは順調に見える企業にも、少なからず課題があると知ることができます。解決へ導くのは簡単ではありませんが、難しいからこそ価値があると思うんです。見える課題はもちろんですが、見えない課題までクリアできたときの達成感は、この仕事ならではですね。
アカウントリーダーは、コンサルタントのアサインも担当します。人によって、向きや不向きがありますし、同じ案件でもコンサルタントが違えば成果は大きく変わります。だからこそ、自分の判断でアサインした人が活躍していたり、結果が出ていたりすると、企業だけではなくコンサルタントの役にも立てたと実感できて、やりがいを感じられます。
自己成長が大きなモチベーションに。仕事の価値観にも影響を与えたU-20日本代表での経験
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
大学入学後に始めた、アルティメットでの経験は大きな財産になっています。アルティメットを始めたのは、中高が一緒だった先輩が誘ってくれたのがきっかけです。もともと体を動かすのが好きだったこともあり、何となく体験してみたらそのままどんどん夢中になりました。
大学2年生の頃、U-20日本代表に選出されたのですが、一緒に招集されたのは自分よりも能力の高い人たちばかりで、最初は実力差に絶望感すらありました。一方で「この経験を通じて成長したい」という思いも強く抱きました。そこから今まで以上に練習したり、上手な人たちのプレーを見て学んだりと、競技人生の中でも特に刺激的な毎日を送ることができましたね。
選出される前と後では能力や考え方も大きく変わりましたし、できなかったことができるようになるという、成長の楽しさを強く感じられました。この経験があったからこそ、困難に直面しても“成長のチャンスかも”と、前向きに捉えられるようになったと思います。自己成長は自分にとって大きなモチベーションになる。そう感じられたU-20日本代表での経験は、今の私に大きな影響を与えていますね。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
就職活動では、「自己成長ができること」と「チームで働けること」の2つを軸にしていました。
特に自己成長については、様々な業界や企業の課題に触れながら、自分の視野やスキルを広げていける環境を求めていたので、業界はコンサルティングに絞って活動していました。一つの事業会社に身を置きながら、いろんな世界が見えるコンサルティング業界に魅力を感じていたんです。その中でも、大手とベンチャーの両方を比較しながら、自分に合う環境を探していました。
また、学生時代に打ち込んだアルティメットを通じて、「チームで成果を出すことの面白さ」を感じていました。チームワークを発揮し、1つの目的を果たすために協力する楽しさ、そして成果に繋がる嬉しさは、1人では味わえない。そう思っていたからこそ、仕事でも仲間と協力しながら目標に向かって進める環境を重視していました。
Q5.株式会社マネジメントソリューションズに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
当社を知ったのは、合同説明会がきっかけでした。主にコンサル業界の企業を探していて、偶然参加した説明会を通じて当社と出会ったんです。説明会で話していた人事の方が明るく、夢中になって話を聞いていたのをよく覚えています。また、説明会後のグループワークも優秀な学生が多くて、学びが多かったのも印象的でした。 説明会を終えて「この会社、初めて知ったけど面白そうだな」と感じたのを鮮明に覚えています。
入社の決め手になったのは、当社の社風や大切にしていることが、私の就活の軸と一致していたから。選考を通じて、上司や先輩社員の方が後輩の教育に力を入れているのがわかりましたし、面接での逆質問を活かして、困っている人を支える風土があることを知りました。また、チームでお客様を支援するスタイルも、自分に合っていると感じていました。
ここなら、「自己成長ができること」と「チームで働けること」を大切にできそうだと思い、入社を決めました。
夢を追いかけて退職。背中を押してくれた会社への感謝と、復帰後の決意
Q6.株式会社マネジメントソリューションズの好きなところを教えてください。
自律的なキャリアを歩めるところが、当社の最も好きな文化です。私はマネジメントソリューションズを1度退職し、翌年の2024年に復帰するという珍しいキャリアを歩んでいます。
退職のきっかけは、アルティメットの国際大会運営に携わるチャンスが巡ってきたから。先輩が中央競技団体の理事を務めていたこともあり、日本で国際大会を誘致する話が決まった後、「運営責任者として関わらないか?」と声をかけてもらったんです。
大学生の頃からずっと携わりたい大会だったんですが、運営には時間もパワーもかかるので、仕事か大会運営か選ばないといけない状況で。どちらかを諦めないといけないと思い、上司に相談すると、「そんなチャンスは絶対に逃さない方がいい」と背中を押してくれました。仕事を優先しないといけないと思っていたので、意外な反応に驚きを隠せていなかったと思います。また、“復帰を前提とした退職”という選択肢も示してくれて、おかげで大会運営に専念できるようになりました。
運営責任者として担っていたのは、スポンサー交渉、予算管理、運営計画など。期限がある中でやらなければいけないことを整理して進めていくなど、まさにコンサルタントとして手がけていたプロジェクトマネジメントの経験が活きたと思います。また、大会運営を通じて高い視座で物事を捉える力が身につきましたし、意思決定者としての責任の大きさを感じることができました。
退職する際、「復帰後は、私のキャリアを最優先に考えてくれた会社に貢献しよう」と強く思っていました。復帰してからの支援も手厚く、ゼロからアカウントリーダーとしてスタートする際も、ひととおりの仕事ができるまでサポートしてくれて。改めて、社員の将来像や描きたいキャリアに近づくサポートをしてくれる当社が、もっと好きになりましたし、より成果で恩を返していきたいと思うようになりましたね。
Q7.株式会社マネジメントソリューションズについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
成長機会の多さと、自己成長が実現できる環境があること。この2点を、自信を持ってすすめたいです。当社には、若手だからこそ挑戦しようという文化が根ざしているんです。だからこそ、上司や先輩たちが、部下や後輩の育成に惜しみなく時間を使ってくれますし、成長段階に合わせて任せてもらえる仕事も広がっていきます。私が入社1年目から大手グローバル企業のプロジェクトにアサインしてもらえたのも、今思い返すと当社らしい意思決定だったと思いますね。
また、どんな風に成長していきたいのか、どんなキャリアを歩みたいのかを考える環境もあります。毎年の人事評価では、10年後の自分を想像し、そこから逆算して今期の目標を立てる制度があるほど。1年目の頃は、10年後なんて想像できないと思っていましたが、自分のキャリアについて考える機会や、時間を設けること自体に意味があったと感じますし、日々の仕事が将来に繋がっていく実感が持てました。加えて、そのキャリアの実現に向けて、具体的にどういった能力をつけたらいいかなどを、上司がフィードバックしてくれるので、少しずつ理想に近づく実感もありますね。
キャリアは会社に与えられるものではなく、自分で描いて実現していくもの。そんな考えが根ざした当社だからこそ、どんな時代や環境に身を置いても成長できる力が身につくと思います。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
就職活動をしていると、つい「どこに入るか」が目的になってしまいがちです。周りの友人が大手企業に内定したという話を聞けば、焦る気持ちも出てくるかもしれません。でも本当に大切なのは、「自分がどんな時に楽しいと感じるか」「どんな働き方をしたいか」を見つめ直すことです。
私自身、就活を通して一番大事だと感じたのは自己分析でした。自分の過去を振り返り、何が好きだったのか、どんな時にやりがいを感じたのかを言語化すること。それが、将来のキャリアを選ぶ上での大きなヒントになります。
そして、忘れないでほしいのは、会社は“良い・悪い”ではなく、“合う・合わない”だということ。たとえ選考で落ちたとしても、それはあなたが評価されなかったのではなく、その会社と合わなかっただけ。自分に合う会社に出会えれば、きっと自然と道は開けます。
新卒の就職活動は人生で1度きり。後悔のない選択ができるように、たっぷり時間を使って自分を見つめられると、いい結果がついてくると思います。