脱・ゆるブラック。「仕事はラクだが、力がつかない」「自分の市場価値に自信が持てない」…そんな悩みを抱えるのではなく、“ラクではないが力がついた”と胸を張れる人になりたい。そんな想いを胸に、ラクではないが力がつく環境=「若手ホワイト企業」で奮闘する若手社員の経験にフォーカスし、自分の力でキャリアを切り拓くためのエッセンスを紐解く。

●若手ホワイト企業とは?
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Interviewee’s Profile

Byside株式会社
設立:2022年 従業員数:52名(2025年5月時点)
M&A領域において、買い手企業に特化したアドバイザリーサービスを展開。従来の仲介型モデルでは拾いきれなかった買い手側のニーズに応える独自のビジネスモデルを構築。設立からわずか3年で業界大手にも劣らぬ案件数を誇る。経営陣との距離が近く、若手にも大きな裁量が与えられる環境のもと、売上・人員ともに毎期200%超で成長中。

橋本 立揮(はしもと りつき) Advisory事業部 Company Growth 第三部 主任
千葉県出身。2022年に新卒で大手ハウスメーカーに入社後、より能動的に挑戦できる環境を求めて2023年9月にByside株式会社へ転職。入社1年半で5件のM&A成約を実現し、現在はアドバイザリー業務の傍ら、新人育成や社内研修も担当。若手ながら高い裁量を持ち、現場の第一線で活躍している。

大手企業の“物足りなさ”を原動力に──成長と裁量を求めて選んだM&Aの世界

 
―最初に、Bysideに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。
新卒で入社したのは大手ハウスメーカーです。幼少期から学生時代にかけて、輝ける場が少なったこともあり、「社会人になったら、この悔しさをバネにして活躍しよう」と意気込んでいました。1年半ほど仕事に全力で向き合って、新卒最多受注も達成しましたが、感じたのは物足りなさだったんです。前職は大手企業だったこともあり、決まった仕事をこなすことが多かったり、自らの意思で決定できることが少なかったりと、個人の裁量が小さくて。仕事には前向きだったんですが、その熱意をぶつけられる環境が整っていないように感じていました。もっとアグレッシブに成長できる環境で働きたいと思ったのが転職のきっかけです。

転職活動では、前職と全く違うことに挑戦しようと思っていました。M&Aは企業同士の結婚にも例えられる大きな意思決定で、営業力だけでなく財務や会社法の知識も必要です。「ビジネスの総合格闘技」と呼ばれるこの業界に出会った時、「まさにこれだ!」と思いました。また、実力主義で若いうちから裁量が委ねられ、成果をきちんと評価してくれる環境がある企業に入りたいと思っていましたね。

―その中で、Bysideに興味を持ったきっかけを教えてください。

Bysideとの出会いは、M&A業界に特化した転職イベントでした。業界研究をしていたので元々社名は知っていましたが、具体的なビジネスモデルや事業の強みなどはまだ知らなくて。イベントや説明会を通じて、Bysideが買い手企業に特化したアドバイザリーサービスを手がけていると知り、新しさを感じたのを鮮明に覚えています。

というのも、M&A業界は仲介型が主流で、買い手に特化したアドバイザリー企業は唯一無二のスタイルなんです。当社のことを詳しく知れば知るほど、直感的に「この会社はまだまだ伸びる」と感じました。転職イベントの中で最も強く興味を持った企業でしたね。

―選考を経て、Bysideに入社を決めた理由を教えてください。
入社を決めた理由の1つが、事業として今後さらに成長していく確信があったから。当時から、Bysideのビジネスモデルは、M&A業界に足りていない部分を補完できるものだと感じていました。M&A業界では、売り手を見つけ、売り手のフォローを行いながら、買い手を探すという仲介型モデルが主流で、買い手企業探しに工数が割きづらいという課題があります。そんな中で、買い手探しにフォーカスしたBysideのビジネスモデルは、さらに成長していくはずだと思ったんです。実際、私が入社した後も順調に成長を続けていて、設立から3年ほどで、案件数は業界内でもトップクラスとなっています。

また、裁量の大きさも入社を決めた理由です。説明会や選考を通じて、若手社員のアイデアや意見を大切にしている文化、覚悟や意欲があれば成長できる環境が整っていると知り、まさに転職先に求める条件と一致していると感じました。実際に入社してみて実感していますが、若手社員の裁量と成長のスピード感は圧倒的です。

例えば、M&Aアドバイザーとしてどの企業にアプローチするかも自分で決められます。アプローチ先・営業方法がカッチリ決められているわけではなく、若手社員でも自分のアイデアを活かして仕事ができるんです。「こんな風にアプローチしようと思っています」とアイデアが出てきたら、上司や先輩は「やってみなよ」と背中を押しますし、必要に応じてアドバイスも惜しみません。しかも、業界で長年活躍している代表の川畑や経験豊富な部長陣にも気軽に相談ができ、業界未経験でも安心して挑戦できる環境です。

一人ひとりに裁量が委ねられているからこそ、入社直後から経営者や決裁権者と商談をする機会も多くあります。一般的な企業では、企業のトップの方々と商談できるのは10年以上の経験を積んだり、自身も役職者になってからだったりと、時間がかかると思うんですよね。ですがBysideでは、入社直後からそういった方々と接点を持つことができ、トップ層との商談でしか学べない知識や営業ノウハウを身につけられます。言い換えれば、一般的には30代や40代でする経験を、20代前半から経験できるということ。裁量の大きさを求めていた私にとって、うってつけの転職先でしたね。

1年目から経営者と商談──若手に任されるBysideのリアル

 
―2023年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。
入社当初から、M&Aアドバイザーとして新規開拓からM&Aの実行支援まで一貫して手がけています。異業種からの転職だったので当時は全くの未経験だったのですが、入社後の研修で基礎から実践まで学べたので不安はありませんでした。

入社後特に印象に残っているのは、代表や部長がセグメントごとに広く深く様々なことを教えてくれる研修です。例えばM&Aマーケットの構造やニーズ、財務諸表の読み方、提案の組み立て方やヒアリングの技術などはもちろん、アドバイザーとしての心得などが学べました。経営陣や役職者との距離が近い当社だからこそ叶う研修体制だと思います。

社長や部長に相談しやすい環境だったこともあり、積極的にアドバイスを求め、とにかくひたむきに業務に向き合った結果、入社1年半で5件のM&Aを成約することができました。短期間で高い成果を残せたことで、もちろん評価にもしっかり反映してもらえましたし、このような場でお話しする機会をいただいたり、現在はアドバイザーの業務の傍で新人育成にも携わっています。

具体的には、買い手側のニーズや課題、Bysideのビジネスモデルの価値を理解してもらうための研修や、商談への同行などを手がけています。また、Bysideには「バディ制度」というものがあり、新卒社員を先輩社員が1対1でサポートしています。はじめはきちんと仕事ができるか不安もあるでしょうし、わからないことだらけだと思いますが、Bysideに入社してくる人の多くは中途社員も全くの未経験です。だからこそ、伴走者として同じ目線で寄り添う意識が浸透していると思います。

個人的には、壁にぶつかっても乗り越えられるように、目標の設定と達成するまでの道のりを示すこと、そして常にポジティブな声がけを大切にしています。「自分でも大丈夫かな」と感じるかもしれませんが、覚悟と意欲があれば成果を出せるように育てるので、安心して入社してほしいです。

“四方良し”の交渉で磨いた力。若手アドバイザーが語る成長の軌跡

 
―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。

M&Aにおける交渉は、何回経験しても難しいと感じています。売り手企業からすれば、手がけてきた事業は子どものような存在で、言葉にできないほどの思い入れや感情があります。また、従業員も家族と同じくらい大切な存在だからこそ、その後の待遇などを気にされる方がほとんどです。売り手企業と買い手企業の条件が一致すればM&A成立という簡単なものではなく、双方の感情や背景まで含めて交渉する必要があるのですが、それが本当に難しいんです。

だからといって、どちらか一方に不満が残るような進め方は絶対に許されません。Bysideが目指しているのは、M&Aに関わる全員が満足できる交渉です。売り手企業側に不安があれば、条件面についてはもちろん、感情的な部分まで伺いますし、買い手企業にも成約後の展望や従業員対応の相談といった形で、徹底的に寄り添います。

決して簡単なことではないからこそ、成約した瞬間の達成感は他では味わえないほど嬉しいですね。買い手企業の方から、「おかげさまでうまく回っています」と連絡をいただけると嬉しさがこみ上げますし、企業の未来を救ったという大きなやりがいを実感します。買い手企業と密に連携を図り、自身で考えて行動したからこそ味わえる喜びも大きいんだと思います。

日々の交渉を通じて身についたのは、主体性とリーダーシップです。交渉において重要なのは、関係者が安心できるような進行と舵取りだと考えています。例えばスケジュールをこちらが決める、意思決定の支援をする、悩みがあればこちらから伺うなど、関係者をどんどん巻き込み、全員の足並みを揃えるリーダーシップが鍛えられました。また、やはり調整力や交渉力も伸びています。関係者の希望を全て受け入れることは難しいので、お互いが譲歩できるような条件を提示したり、双方にメリットがあることを伝えたりと、“四方良し”を実現できる能力は高まったと自信を持って伝えられます。

―得られた経験をもとに、橋本さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

まずは、入社2年半で成約件数13件を目標に、多くの企業のM&Aに携わっていきたいと考えています。その後は、BysideのIPOに向けて、組織を押し上げていける存在になりたいです。

Bysideは自分の強みを最大限に活かせる会社だと思います。圧倒的なコミュニケーション力が強みの人もいれば、冷静かつ的確な提言で顧客に寄り添うことを強みにしている人もいて、活躍している社員のパーソナリティは様々です。そんな環境だからこそ、私もさらに自分の武器を磨きたいですね。

最後に、Bysideは現在成長の真っただ中です。設立からわずか数年で業界大手にも劣らない案件数が入ってきており、異例の速度で成長を遂げていると感じます。私自身はもちろん、会社としてより多くの企業のM&Aに貢献できるように、これからさらに当社の規模を広げていきたいですし、その実現に向けて、一緒に会社を創っていく仲間の成長にも寄与したいです。

私が未経験で早期から成果を出すことができたのは、上司や先輩たちから積極的にアドバイスをいただけたからだと思っています。自分がしてもらったことを部下や後輩にも継ぎ、早くから成果を出せる人材を育てる。そして、これから一緒に会社を創る人を増やし、さらなる事業成長を遂げていきたいです。

Byside株式会社のコーポレートサイトはこちら
 

《check!》Byside株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・入社1年目からトップ層との商談ができる「20代の成長環境」

・若手社員の裁量が大きく、自らの意思で仕事ができる「若手抜擢環境」

・設立からわずか数年で業界大手に劣らない案件数を手がける「会社の成長性・将来性」