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Interviewee’s Profile

フォーシーズ株式会社
設立:1999年3月 従業員数:456名(2025年4月現在)
「不動産インフラ」という社会に欠かせない保証サービスを提供している企業。不動産賃貸借契約時の多額の敷金や連帯保証人を不要にするサービスにより、起業家や経営者などの「借りる側」を支え、「貸す側」の不動産オーナー・不動産会社をサポートしている。保証ビジネスを通して新たなビジネスに挑戦する人々を応援し、日本中のまちの未来づくりを後押しすることを目指す。無借金経営と高い社会貢献性が強み。

本城 直也(ほんじょう なおや)営業部 グループリーダー
2020年4月に新卒で入社。最初の2年間はカウンセリング部のスタッフとして活躍し、3年目より管理職としてマネジメントに挑戦。入社5年目より、実績と希望を評価され、営業部へ異動。東京都千代田区を中心とした主要エリアを任されている。これまでの実績はもちろん、管理職会議でも積極的に発言するなど意欲的な姿勢も評価されており、今後のキャリアアップも期待されている。

フォーシーズへの入社を決めたのは、早期にキャリアアップできるイメージを持てたから

 
―最初に、フォーシーズに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。

大学では情報学部でプログラミングを学びつつ、教員免許取得も目指せる学部だったため、当初は教師になることを考えていました。地元の少年野球チームでコーチもしていたため、将来は数学教師になって野球部の顧問になっているのかなあと漠然とイメージしていたんです。

そんな私が就活することになったのは、大学3年生の秋頃、友人の誘いで合同説明会に参加することになったからです。十数社のブースを回って各企業の事業内容や理念、人事の方の価値観などを聞いているうちに、就活も面白いなと感じ、企業への就職を考えるようになりました。

こうした経緯から就活を始めたので、業界などは絞っていませんでした。その中で考えていたのは、座りっぱなしで作業する仕事ではなく、人に会いに行って話すような身体を動かす仕事が自分には向いているだろうということ。営業職のように人と会う仕事を意識的に見るようにしていました。

―その中で、フォーシーズに興味を持ったきっかけを教えてください。

最初に興味を持ったのは不動産業界でした。教えに行っていた少年野球チームのコーチが不動産業界で働いていて、「働くなら評価が明確なほうが良い」「成果が収入に反映されると嬉しい」という話を聞いたからです。周囲と競い合いながらどんどん上を目指せることは魅力だと感じていました。
建売住宅の売買、分譲住宅の売買、管理会社などいろいろな会社を見ていく中で「不動産インフラ」というカテゴリを見かけ、興味を惹かれたのがフォーシーズとの出会いのきっかけでした。

学生だった自分にとって、「保証ビジネス」は当初分からないところも多く、まずは会社説明会に参加してみたんです。そこで印象に残ったのが、社長が最初から最後まで説明会に参加していたこと。トップが出ていなかったり、社長メッセージのときだけに登場したりというケースも多い中で、フォーシーズでは社長が事業内容の魅力や仕事のやりがいを語り、エレベーター前で学生一人ひとりに「今日はありがとう」と言いながら見送りまでしてくれて。こんな企業に出会ったのが初めてだったので、社長自らここまでやるんだとインパクトが大きかったのを覚えています。

―選考を経て、フォーシーズに入社を決めた理由を教えてください。

フォーシーズに限らずですが、選考を受けるうえで大切にしていたのが「どのようにキャリアアップしていけるのか」ということです。教育制度や評価制度がどうなっていて、具体的にどのように成長していけるのか。入社年次ごとにどんな仕事を任せてもらえて、どのようにキャリアアップしていけるのか。そういった話を採用担当のみならず、現場社員にも話を聞きながら、自分がどう成長できるかをイメージするようにしていました。

また、フォーシーズの選考では多くの社員と一対一で話す機会があったので、どれくらいのペースでキャリアアップしていけるかイメージしやすかったです。自分自身はどんどんキャリアアップしていきたいと考えていたので、社員の話を聞くうちにそれを叶えられる環境があると分かり、志望度が上がっていきましたね。

最終的にはフォーシーズと他の会社の二社で迷っていましたが、フォーシーズへの入社の決め手となったのはプライベートと仕事の両立とメリハリのついた働き方ができる環境があったからです。不動産業界は平日休みの企業も多い中で土日休みというのも大きなポイントとなりました。趣味の野球もありますし、今は妻となっている彼女の就職先が土日休みだったこともあり、将来設計を考えるうえでも良いと思ったんです。

それに加えて魅力を感じたのが、居心地の良さです。就活中はさまざまな企業と出会い、多くの方々と話をしましたが、フォーシーズで話した社員全員から雰囲気の良さを感じました。面接前のアイスブレイクやちょっとした雑談のときも、会話のテンポや内容が自分に合うなって。キャリアアップできる環境はもちろんですが、一緒に毎日働く社員と気持ちよく働けそうだと感じたことも入社の決め手になりました。

入社3年目で管理職となり、現在はエリアマネージャーを目指して奮闘中

 
―2020年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。

入社後はカウンセリング部への配属となりました。1週間程度の新入社員研修を受けた後は、約半年間にわたり配属部署でのOJT。先輩に教えてもらいながらロープレをしたり、先輩に同行したりしながら仕事を覚えていきました。その中でも私は、積極的に先輩に同行させてもらうことを大事にしていました。

カウンセリング部の仕事は、お客様の問題解決をする仕事です。だからこそ、現場を知ることが成長への近道だと考えました。お客様がどんなことに困っていて、どんな温度感でいるのかは現場を直接知るのが一番じゃないかと考えたからです。

私が入社した2020年4月は、コロナ禍に突入したばかりのタイミング。飲食店は休業を余儀なくされたり、急に仕事がなくなってしまったりと、「保証サービス」を利用しているお客様でも困っている方々が多い状況でした。社会全体が大変な状況でしたが、お客様一人ひとりに寄り添い、一緒に問題を解決すべく取り組んだ経験は、社会に貢献できている実感を得られるとともに、その後のキャリアにも大いに役立ったと感じています。

仕事をしていてやりがいを感じるのは、お客様の役に立てたことを実感できたとき。やりとりを重ねる中で信頼関係が築かれ、「ありがとう」「本城さんのおかげです」と感謝されたり、飲食店の方から「今度、お店に食べに来てね」と言ってもらえると嬉しい気持ちになります。

そんな仕事を2年間経験した後、3年目からは管理職としてスタッフのマネジメントも任せてもらうようになりました。大学時代の友人と会うこともありますが、3年目で管理職を任されている人はほとんどいません。周囲と比べても断トツで濃い経験をさせてもらっていると感じますし、実際に成長できている実感もありますね。管理職になったことで収入もアップしているので、若いうちから稼ぎたい方にはオススメです。

3ヶ月に1回、キャリアアップ面談といって上司と一対一で話す機会があるのもフォーシーズの特徴です。日々の行動や成果を振り返る、今の自分に何が足りていないかを話し合う、今後のキャリアについて話す、などテーマはさまざまですが、上司と定期的にコミュニケーションを取り、自分自身を客観的に見つめられるのは貴重な機会ですね。この時間があったことで、私も早くキャリアアップできたのではないかと感じています。

こうした面談を通じて自分の希望を伝えたこともあり、入社5年目からは営業部へ異動しています。今後のキャリアとしてエリアマネージャーになりたいと考えていますが、そのためには営業経験が大事だと聞いていたので、いつか営業に挑戦したいと伝えていたんです。その希望が叶い、現在は営業として日々奮闘中です。

意見を発信しやすい環境だからこそ、会社をより良くするために行動し続けたい

 
―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。

入社3年目で管理職になったときの経験です。マネジメントを経験したことで知識やスキルも身につきましたが、自分の視野もかなり広がり、大きく成長できたと感じています。

管理職になる前は、自分の目の前のお客様、目の前の課題と向き合っていれば大丈夫でした。しかしマネジメントをするようになってからは、見るべき範囲が一気に広がり、考えることも桁違いに増えた印象です。自分の担当エリアでは起きなかった問題が別のエリアでは起こることも少なくありません。エリアごとでお客様の特性も変わりますので、それに応じてお客様へのアプローチを変えることも必要です。また自分だけが成果を上げるのではなく、スタッフ一人ひとりに寄り添い、全員が成果を上げられるよう育成やサポートも行います。
こうすればうまくいく、という正解もない中で毎日が試行錯誤の連続でしたね。入社3年目で管理職を任せてもらえる会社は多くないと思いますが、早くからこうした機会をいただけたことで状況把握力や、チーム育成力もついたと感じています。

そういったマネジメントの力がついただけではありません。管理職になると法的手続きの対応もメインで行うようになります。弁護士とやりとりをするうえでは、法律用語や手続きの流れなどをきちんと理解している必要があります。加えて、スピード感のある対応も求められますので、時には弁護士に対して自分の意見を伝えることもあります。
スタッフの時よりもレベルの高い業務が多く、管理職になった当初は覚えることの多さや業務量に圧倒され、毎日が決してラクではありませんでした。ただ、そういった経験は今の自分のキャリアや、今後の成長に大きく影響したと思っています。今はできることが増えていくということを楽しんでいる自分がいますね。

また、管理職になったことで裁量権が広がる分責任も伴います。一社員であると同時に、関係先とのやり取りでは自分がフォーシーズの責任者として対応することになるためそれだけの責任感と緊張感を持って対応する覚悟もつきました。

営業になってからは、さまざまな業界の経営者と話す機会があることも成長につながっていると感じます。事業を成長させていくために経営者が何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか。経営者と直接向き合い、企業が持続的な成長をしていくために議論をすることでさらに視野を広げられている感覚があります。フォーシーズには「全員経営」という経営方針があります。常に経営者と同じ情報と視点をもって会社運営を担っていくという考え方で、方針決定のプロセスなどにも実際に関わっていますので、その経験が取引先と話すうえで活きていると感じる部分も多くあります。説得力のある話ができるのも営業としては大きな強みになりますから。

―得られた経験をもとに、本城さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

今後もさらにキャリアアップを目指していきたいと考えています。どんどん上を目指していきたいですし、フォーシーズには自分次第でそれを叶えられる環境が整っています。

特に良い環境だと感じているのは、社歴や年齢に関係なく意見を言いやすい点です。例えば管理職会議でも、若いから意見が言いにくいなんてことはありません。そんな風にオープンな環境ですので、これからも自分の意見をどんどん発信し、フォーシーズという会社を、そして不動産インフラを担う一人として、社会全体をより良くしていけたらと思っています。

一方で、第一子が生まれたので、仕事はもちろん頑張りつつ、プライベートとのバランスも大切にしていきたいと思っています。高いレベルでの両立を目指していきたいですね。

フォーシーズ株式会社のコーポレートサイトはこちら
 

《check!》フォーシーズ株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・入社3年目で管理職を任せてもらえる「若手抜擢環境」

・成果がキャリアに直結する「実力主義の風土」

・年齢や社歴に関係なく意見を発信できる「風通しの良さ」