
企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回はプロパティマネジメント事業を展開する住商ビルマネージメント株式会社で、総合職として奮闘中の関さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
業界:不動産管理、従業員: 251名(2025年4月時点)
プロパティマネジメントを中心に不動産に関するさまざまなサービスを展開する企業。多彩な事業を展開する、住友商事グループならではの総合力が強み。創業から半世紀以上にわたり蓄積してきた不動産運営に関する豊富な実績とノウハウ、そしてグループが保有する幅広いネットワークと多彩なリソースを最大限に活用しながら、社会・経済の発展と活性化に貢献している。
関 章文 リーシングマネジメント営業部
大学卒業後、2021年に住商ビルマネージメント株式会社に新卒入社。物流施設営業部への配属となり、約4年にわたり物流倉庫のプロパティマネジメントに携わる。2025年リーシングマネジメント営業部へ異動となり、オフィスビルの空室を埋めていくリーシングマネジメントを担当している。
- 物流倉庫の安定稼働が、毎日の生活を支えている。自分の仕事が、日本を支えている。
- 住商ビルマネージメントなら、不動産管理のプロとして成長していけると入社を決めた
- 晴海トリトンをはじめさまざまな物件を扱っているから、幅広い経験を積んで成長できる
TOPICS
物流倉庫の安定稼働が、毎日の生活を支えている。自分の仕事が、日本を支えている。
Q1.入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
2021年の入社以来、約4年にわたり物流倉庫のプロパティマネジメントを担当しました。プロパティマネジメントと聞いても馴染みがないかもしれませんが、この仕事は、オーナーに変わって不動産運営に関するさまざまな業務を行う「不動産運営代行業務」のこと。不動産を効率よく運用することによって資産価値を向上させ、投資収益を最大化させていく役割を担っています。
入社後は1ヶ月ほど研修を受けた後、現場配属となりました。配属後も、先輩社員が1年間指導員としてついてくれるので、安心してスタートをきれました。
プロパティマネジメントの仕事に就くことになり、当初はオフィスビルなどをイメージしていました。だから、物流倉庫の担当と聞いたときは少し戸惑いましたね。物流倉庫のプロパティマネジメントって何をするんだろうと。ただ実際に始めてみて、想像以上に面白くて奥深い仕事だと感じました。
倉庫と聞くと「物を置いて保管する場所」をイメージすると思いますが、近年はECの急速な普及などもあり、また食料品の配送も活発になっていることから、物流倉庫内でも何百人もの人が働いていて、お客様から注文が入ったらすぐに仕分けをして発送ができる体制を整えているんですね。私も担当したのがコンビニやスーパーに商品を配送している物流倉庫だったので、「こういった物流倉庫の安定稼働が、毎日の生活を支えているんだ」と感じましたし、自分の仕事が日本を支えているんだと誇らしい気持ちになりました。
物流倉庫のプロパティマネージャーとして4年間で10棟近くを担当した後、2025年7月からはリーシングマネジメント営業部に所属しています。
プロパティマネジメントの仕事をしていてやりがいを感じるのは、やはりお客様から感謝の声をいただけたときです。私たちは物件のオーナー様とそこに入居するテナント様の間に立ち、さまざまな調整を行います。例えば過去には、通常なら入居まで1ヶ月くらいかかるケースで、「お客様から短期入居の相談があり、なんとか1週間後に入居出来ないか」とオーナーから相談を受けた事がありました。
そんなときもすぐには断らず、関係各所と粘り強く交渉を行った結果、なんとか入居にこぎつけられて。テナント様はもちろん、オーナー様からも迅速に対応したことを喜んでいただき、非常に嬉しかったのを覚えています。
Q2.現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
2025年7月に異動となり、現在はリーシングマネジメント営業部に所属しています。この部署では住商ビルマネージメントが取り扱うすべてのオフィスビルを担当し、テナント様や仲介会社様に希望の物件を紹介して成約につなげる役割を担っています。異動して間もないのでまだまだ勉強することも多いですし、物流倉庫とオフィスビルでは勝手が違うところも多いですが、早く戦力になれるよう成長していきたいと考えています。
大変ながらもやりがいを感じる場面で言えば、オーナー様とテナント様の間に立ってうまく調整できたときです。例えば商業施設の「全館休業日」を見たことがあるかもしれませんが、建物は年1回程度休業日を設け、電気設備などを総点検することが定められています。前の部署で物流倉庫を担当していたときも同じように休業しないといけないタイミングがあったのですが、コンビニやスーパーに商品を届けなければいけないという理由から、テナント様から「休まずに営業できないか」という相談があったんです。
とはいえ、設備の点検は法律で定められているので必ず実施しなければいけません。そこでオーナー様やテナント様と粘り強くコミュニケーションを取っていきました。最終的には点検のために停電にしつつも、仮設の照明設備などを入れるなどして対応することになりました。このように相反する要望を何とか調整し、最終的にトラブルなく終えることができたときは安心しました。
プロパティマネジメントの仕事を通じて成長したと思うのは、協調性とコミュニケーション能力です。当社には、オーナー様やテナント様から日々さまざまな要望が寄せられます。ときには「無理です!」と感じることもありますが、それでも諦めることなく、「何を実現したいのか?」「どうすれば満足してもらえるのか?」をヒアリングしながらお互いの真意を探っていきます。そうする中で着地点を見出し、両者に納得してもらえるよう交渉を行っていくことが求められるんです。そんな仕事だからこそ、これまでの経験を通じて協調性やコミュニケーション能力を伸ばせたと感じています。
住商ビルマネージメントなら、不動産管理のプロとして成長していけると入社を決めた
Q3.学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
今の自分に影響を与えた経験は、学生時代のアルバイト経験です。大学1年生から約4年間、商業施設に入っている雑貨店でアルバイトをした経験は今の自分にもつながっています。
私が働いていた雑貨店は、アルバイトでも売り場作りや宣伝ポップの作成に携わる事が多かったんです。どんな商品が売れるかをチェックしながら、社員の方と発注量を考えたりもしました。そうやって主体的に動く経験をしたことで、将来仕事をする際にも主体的に動ける環境で働きたいと思うようになっていきました。
ちなみに、不動産管理の業界やプロパティマネジメントの仕事を知ったのも、雑貨店でのアルバイトがきっかけです。アルバイトを始めた際、商業施設を運営している会社があることを知り、こんな仕事があるんだと興味を持っていたんですよ。
Q4.就活時代の軸を教えてください。
就活をはじめたのは大学3年生の夏くらいで、友人に誘われ就活イベントに参加したところからスタートしました。最初は特に軸があったわけではありませんが、アルバイトを通じてこの仕事に興味を持っていたこともあり、イベントに参加していた不動産管理会社の説明を聞き、その後何社かインターンに参加して業界への理解を深めていきました。その中で、不動産管理は竣工後もいろいろな人と関わっていくことを知りました。
そこから、不動産業界の全体像を把握するという意味でも、不動産管理業界は最初に選ぶ業界としてとても良いのではないかと考え、就活を進めていくうちに不動産管理業界への興味が高まっていきました。
Q5.住商ビルマネージメントに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
住商ビルマネージメントとは、大学4年生になる直前の春頃、企業説明会に参加して出会いました。説明会で感じたのは、他の不動産管理会社とはちょっと雰囲気が違うということ。住商ビルマネージメントは業務の紹介が特徴的ですごく印象に残ったのを覚えています。他にも、例えば「ビルの室外機の排熱で芋を栽培している」といった独自の取り組みを紹介しているなど、他の会社との違いを感じました。
最終的に住商ビルマネージメントへの入社を決めたのは、この会社が一番入社してからのイメージを持てたからです。加えて、携わる物件の種類が多種多様だったことも魅力になりました。小規模の物件から晴海トリトンのような大規模物件までさまざまな不動産を管理することができるため、ここならたくさんの経験値を積み、プロパティマネジメントのプロとして成長していけると思ったんですよ。
晴海トリトンをはじめさまざまな物件を扱っているから、幅広い経験を積んで成長できる
Q6.住商ビルマネージメントの好きなところを教えてください。
不動産管理という仕事の魅力は、不動産について一番勉強できる仕事だということです。デベロッパーやゼネコンには建物をつくる醍醐味がありますが、一方で建物が完成したら関わりが終わりというイメージがあります。しかし不動産管理の仕事は、建物が完成してから何十年にもわたって管理を続け、その建物を知りつくしていくことになるわけです。不動産を勉強していくことを考えると、この仕事こそより詳しく勉強できるのではないでしょうか。
その上で住商ビルマネージメントの好きなところを挙げるなら、より踏み込んだ仕事ができ、不動産管理のプロとして成長できるところです。
住商ビルマネージメントの場合、担当する物件の管理方法をしっかり把握し、より良いビルメンテナンスを検討するなど、より踏み込んだ不動産管理を行っているんです。こうした仕事の仕方を通じて、さまざまな物件についてより細かいところまで深く知れるところは魅力ではないかと思っています。
Q7.住商ビルマネージメントについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
住商ビルマネージメントという社名から、オフィスビルのマネジメントだけをやっている会社だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。私も経験したように物流施設もあれば、晴海トリトンのような大型物件もありますので、幅広い経験を積めるのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
住友商事グループという大手企業の安心感を得ながら、ベンチャー企業のように主体的な仕事ができるのも魅力です。新しいチャレンジにも積極的に取り組んでいる会社ですので、ベンチャー企業で働くように自発的に動けるやりがいを味わえるのではないでしょうか。
Q8.最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
就活に臨むうえでは自分がやりたいことをしっかり整理したうえで、やりたいことに蓋をせずに取り組んでほしいです。最終的に直感でやりたいことを選んだとしても、自分で考えたことを信じて取り組んでいればきっと後悔はしないでしょう。
住商ビルマネージメントに向いている方を挙げるなら、協調性があり、チームワークを大事にできる方。社内にも物腰の柔らかい方が多く、みんなの意見を募りつつ、ディスカッションしながら進めていくことも多いですから。部署に関係なく相談しやすい環境もありますので、ぜひ思いきって飛び込んできてほしいですね。