企業完全審査制の新卒スカウトサービス「iroots」が、就活生におすすめしたい企業と若手活躍社員にフォーカスするインタビュー企画。今回は、お客様の最も重要な情報システムを支えるITインフラのプロフェッショナル集団、キンドリルジャパン株式会社で活躍する山田さんの成長とキャリアに迫ります。
Interviewee’s Profile
業界:情報・通信 設立:2021年9月1日
IBMのインフラサービス部門を承継し、2021年に誕生したITインフラの専門企業。クラウド、セキュリティ、ネットワークなどの高度な技術を強みに、金融・製造・公共など幅広い業界でシステムの設計・構築・運用を担い、企業のデジタル変革を支えている。
山田 海花(やまだ うみか) サイト&ファシリティサービス 第二インフラストラクチャスペシャリスト
2022年にキンドリルジャパン株式会社へ新卒入社。入社以来、お客様の施設やデータセンターにおけるITインフラの導入工事・最適化を支援するプロジェクトに従事。IT未経験からキャリアをスタートさせ、現在は国家規模のプロジェクトにも携わり、社会を支えるITインフラの最前線で活躍している。趣味はスノーボードやスキー。
- 「わからない」から始まった国家級プロジェクト。ゼロから作り上げる達成感が、社会を支える実感に変わる。
- 就活の軸は育成制度と人。理系大学で教員志望だった私が、IT未経験からキンドリルジャパンを選んだ理由。
- 若手の成長を後押しするフラットな環境と、柔軟な働き方。就活は時間をかけすぎずに、今しかできない経験を大切に。
TOPICS
「わからない」から始まった国家級プロジェクト。ゼロから作り上げる達成感が、社会を支える実感に変わる。
―入社後から現在に至るまでのお仕事内容について教えてください。
2022年に新卒で入社し、現在までサイト&ファシリティサービスという部門に所属しています。キンドリルジャパンは、金融、製造、通信など、様々な業界のお客様がビジネスを行う上で不可欠なITインフラを、設計から構築、運用まで一貫して支える会社です。その中で私のチームは、お客様が保有する工場やデータセンターといった施設のITインフラに特化してサービスを提供しています。
具体的な業務としては、お客様の施設に新しいネットワーク設備を導入する際の工事や、既存の電気設備の更新といったプロジェクトに携わってきました。また、単に設備を導入するだけでなく、老朽化したデータセンターを今後どのように改修していくかといった長期的な施設戦略をお客様と一緒に検討するなど、コンサルティングに近い上流工程の業務にも携わっています。
―現在のお仕事内容と、大変ながらもやりがいを感じる場面を教えてください。
一番のやりがいは、社会に与えるインパクトの大きさを実感できることです。詳細は話せないのですが、今関わっているプロジェクトの中には、文字通り国家を担うレベルのものもあります。そのような大規模プロジェクトが完了した際の達成感は本当に大きく、「自分たちの仕事が、社会の根幹を支えているんだ」という強い責任感と誇りを感じます。
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。特に印象に残っているプロジェクトでは、参画した当初、社内には経験者がほとんどおらず、お客様も私たちも何から手をつければいいのか分からない手探りの状態から始まりました。スケジュールも二転三転し、まるで自転車操業のように、毎日その日にできることを必死に探して進めていくような状況でした。
不安がなかったと言えば嘘になりますが、それ以上にチームでゼロから作り上げていく過程に、大きな面白さとワクワク感を感じていました。プロジェクトには入社10年以上のリーダーや、ベテランの先輩方もいましたが、私の年次が若いからといって、意見を言いにくい雰囲気は全くありませんでした。むしろ、みんなで知恵を出し合い、フラットな関係で一つのゴールに向かっていく。その一体感の中で仕事を進められたからこそ、無事に完了した時の安心感と達成感は大きかったです。
就活の軸は育成制度と人。理系大学で教員志望だった私が、IT未経験からキンドリルジャパンを選んだ理由。
―学生時代を振り返って、今の自分に影響を与えた経験を教えてください。
もともと私はすごく内気な性格で、自分の意見をなかなか言えない子どもでした。そんな自分が変わるきっかけになったのが、高校時代の部活動です。体育会系の活気ある環境に揉まれる中で、チームのために自分の考えを伝え、行動することの大切さを学びました。
また、大学時代に中華料理屋でアルバイトをしていた経験も、今の仕事に繋がっていると感じます。とても忙しいお店だったので、常に周りを見渡し、他のスタッフが何をしているかを把握しながら次に自分が何をすべきかを考えて動く必要がありました。このチーム全体を俯瞰して、自分の役割を考える力は、多くの人が関わる現在のプロジェクト業務を進める上で、私の大きな原動力になっています。
―就活時代の軸を教えてください。
実は私、大学では教員養成課程にいて、もともとは教員を目指していました。一番身近な職業で、安定しているというイメージから漠然と志していたのですが、コロナ禍で世の中が大きく変化するのを目の当たりにし、ふと自分の将来について深く考えるようになったんです。その時、「社会のことを何も知らないまま教壇に立ち、生徒に進路指導をしていいのだろうか」という疑問が湧いてきて。まずは一般企業に就職して、社会を経験してみようと決意しました。
その上で設定した就活の軸は3つです。1つ目は、理系大学出身でIT未経験の私でもプロフェッショナルを目指せる、育成制度が整っていること。2つ目は、自分らしい働き方を実現できる、リモートワークが可能なこと。そして3つ目が、安心して長く働ける待遇面でした。特に業界は絞っていませんでしたが、リモートワークという条件で探していくうちに、自然とIT系の企業に興味を持つようになりました。

―キンドリルジャパンに出会ったきっかけと、入社の決め手になったことを教えてください。
就活サイトで、当社の前身である日本IBMの求人を見つけ、「知っている企業だ」と思ったのが最初のきっかけです。会社説明会に参加した際に分社化することを知り、そこで初めてキンドリルジャパンという会社の存在を認識しました。
最終的にキンドリルジャパンへの入社を決めた一番の理由は、人と会社の空気感です。選考が進む中で出会う社員の方々が、皆さんすごく穏やかで、面接でも全く緊張せずにリラックスして臨むことができました。その時に「この会社の空気感は、自分に合っているな」と直感的に感じたことを今でも覚えています。この会社なら、安心して自分らしく働けそうだと思えたことが、最後の決め手になりました。
若手の成長を後押しするフラットな環境と、柔軟な働き方。就活は時間をかけすぎずに、今しかできない経験を大切に。
―キンドリルジャパンの好きなところを教えてください。
好きなところは、社員一人ひとりの働きやすさを尊重してくれる文化です。
一つは、柔軟な働き方ができること。もちろんプロジェクトの状況によりますが、私の部署ではリモートワークと出社のバランスが取りやすく、プライベートの予定に合わせて1週間程度の休暇を取得できる場合もありますので、メリハリのある働き方を重視する私にとっては、入社前に想像していた以上に働きやすい環境だと感じています。
もう一つは、若手でもベテランでも関係なく、誰もがフラットに意見を言える風土です。年次が低いからといって発言しづらい雰囲気は一切ありませんし、チームで仕事を進める上で、一人ひとりの意見が尊重されます。こうした環境が、安心して仕事に打ち込める心理的な土台になっていると感じます。
―キンドリルジャパンについて、就活生に自信を持ってすすめられるところを教えてください。
自信を持ってすすめられるのは、社会への貢献性と個人の成長を両立できる環境です。
まず、社会のITインフラを支えているという使命感を持って働けることは、大きな魅力だと思います。若手のうちから国家級の大規模な案件に関わるチャンスがあり、自分の仕事が社会に与えるインパクトの大きさを実感できます。
また、IT未経験からでも着実に成長できる育成制度が整っている点も、自信を持ってすすめられるポイントです。私自身、入社後の研修やOJT、部門のスキルアップセミナーなどを通して、論理的に説明する力や分かりやすい資料を作成する力が格段に身につきました。『わからない人を一人にしない』という文化が根付いているので、成長意欲さえあれば、誰でもプロフェッショナルを目指せる環境です。
―最後に、就活生へのエール・メッセージをお願いします。
皆さんには「就活に時間をかけすぎないでほしい」と伝えたいです。大学生のうちにしかできない貴重な経験はたくさんあります。ぜひ、それを何よりも優先してほしいなと思います。
たくさんの選択肢を前にして悩む気持ちはよく分かりますが、熱量が分散してどれにも本気で向き合えなくなってしまうよりは、ある程度的を絞って一つひとつに集中する方が、結果的に自分に合った良い選択ができるのではないでしょうか。
ITのスキルや知識は、入社してからでも学べますし、会社がその環境を用意してくれています。コミュニケーションが苦手だと感じている人も、それはトレーニングで身につけられるスキルの一つです。最初から「自分には無理だ」と諦めずに、まずは一歩踏み出して挑戦してみてほしいです。応援しています。

