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Interviewee’s Profile

ウィーメックス株式会社
事業開始:2023年4月、従業員数:1,469名(2025年3月現在)
1972年に日本で初めてレセプトコンピュータを開発・発売した実績を持ち、長年にわたり医療機関の業務を支えてきたヘルスケアIT企業。PHCホールディングスの一員として、電子カルテ・電子薬歴をはじめ、遠隔医療、健診・予防、ウェルネス領域まで幅広く事業を展開し、医療と健康のデジタル化を総合的に推進している。
レセプトコンピュータ開発から50年以上の実績に裏打ちされた確かな技術力と品質基盤に加え、ウィーメックスとしての新しい挑戦を後押しするスピーディな意思決定を兼ね備えた企業として、医療・健康の未来を支えるソリューションを提供している。

市原 佳奈(いちはら かな)ニューアカウントセールス部 オンラインセールス課
早稲田大学 社会科学部出身。在学中は、大学2年の秋から3年の夏までイギリスのウェールズ大学に留学して社会学を専攻したり、大学1年から海外建築ボランティアサークルに所属して国内外でボランティア活動をしたりと精力的に取り組んでいた。誰かの役に立つために何かをすることや、海外の人など価値観の異なる人と接することにやる気を感じるタイプ。2020年4月、PHC株式会社のメディコム事業部に新卒入社(現:ウィーメックス株式会社)。

※本文中では、入社当時のPHC株式会社メディコム事業部を含め「ウィーメックス」と表記しています。

医療従事者を支える仕事がしたい。自身の経験から見つけた、社会で果たすべき役割

―最初に、ウィーメックスに入社を決めるまでの経緯について教えてください。就活をはじめたときには、どのような軸で企業選びをおこなっていましたか。

大学3年の夏頃までイギリスに留学していたので、本格的に就活をはじめたのは日本に帰国してから。それまでは日本の友人や、同じく留学していたアメリカの友人に連絡を取り、情報収集をしていた程度でした。それから日本に帰ってきて、説明会への参加やインターンへの応募などをはじめていきました。

就活の軸としてまず根底にあったのは、「人のために動いていきたい」という想いです。その上でどの業界のどんな分野かを考え、「医療業界」に絞って企業選びを行っていきました。

きっかけは大きく二つあります。一つは大学時代のイギリス留学中に体調を崩したことです。私自身は普段全く熱とかを出さないのですが、現地で2回ほど高熱を出し、なかなか下がらないという経験をしました。そこで何をするにしても、「健康」であることがすべての土台なのだと身をもって痛感しました。

もう一つは、小学生の頃に父が脳梗塞で倒れた経験です。当時は父が倒れたことで、私を含め家族みんなが不安な日々を過ごしていましたが、医師や看護師の方々が、治療はもちろん優しく言葉をかけてくださるなど、とにかく温かく支えていただきました。そうやって今までお世話になった医療従事者の方々に「何か役に立てないだろうか」と考え、自分にできることを考えていく中で医療業界に絞っていきました。

ちなみに、私自身が医療従事者になる道も考えたことはありました。しかし、根幹にあったのが「医療従事者を支える仕事がしたい」という想いで、自分自身がプレイヤーになるより、客観的な視点を持ちながら「支える立場」に回るほうが、より社会に貢献できるのではないかと考えました。そこからいろいろな企業を見ていく中で、医療機器や医薬品など、医療従事者の方々が使うものを提供する企業を志望するようになりました。

―その中で、ウィーメックスに興味を持ったきっかけを教えてください。

ウィーメックスと出会ったのは、大学3年の冬、就活の終盤です。出会ったきっかけは、「選考型インターン」の案内メール。メールを読んで興味を持ち、ホームページを読み込んでいく中で、ウィーメックスの事業内容と私が医療業界で実現したいことが一致していると感じました。加えて、医療IT領域で幅広く事業を展開していることから、多様なアプローチで医療業界に貢献できそうだと感じました。また、医療に幅広く貢献している事業が多数あるということが、自分自身の将来の可能性も広がりそうだと興味を持ちました。

就活では医療業界のさまざまな企業を見ていましたが、重視していたのは自分がどのように活躍できるかということ。自分が長期にわたり成長し、活躍することで企業も成長し、社会に貢献していく。そういったイメージを持てるかどうかを見きわめるようにしていました。職種にあまりこだわりはありませんでしたが、「若いうちはお客様と接する職種がいいな」といったことを考えていました。

「この人たちと一緒に働きたい」インターンをはじめ選考過程で感じた、成長できる環境と目指す未来像

―選考を経て、ウィーメックスに入社を決めた理由を教えてください。

まずは「インターン」への参加からスタートしましたが、このインターンは就活の中でも一番大変だった記憶です。当時は3日間のインターンで、各事業部のレクチャーから始まり、グループディスカッション、グループワークなど盛りだくさんの内容。参加していたのも理系の学生や大学院生など優秀な方々ばかりで、気持ち的にもハードルが高かったですし、終わった後の疲労感がすごかったです。ただ一方で、このインターンを通じて力がついた実感もありました。医療業界に興味があったものの知識があるほうではなかったので、社会人として働くのは本当に大変なんだというのを学生目線で感じていました。

そんなスタートでしたが、選考が進んでいくにあたり、人事や先輩社員と話す機会をつくっていただき、かなり早い段階で志望度が一番高い会社となっていきました。社員のみなさんが自分の軸を持っているというか、「この会社でこういうことがしたい」「今後はこんな動きをしていく」など明確なビジョンを持っていると感じ、この会社で何を目指せばいいのか、どう頑張っていけばいいかがはっきり見えていったのです。

最終的な入社の決め手は、「人」です。選考過程で人事や先輩社員の方々が、「将来どう活躍できるか」「どんな力を身につけるべきか」など、今の私だけでなく未来の私に期待をかけてくれたことが特に印象に残りました。ある人事の方が、新卒社員に何を期待しているかを明確に語ってくださったことも印象に残っています。学生に対してとにかく真摯に向き合い、寄り添ってくれる姿勢に感動しました。学生時代にアルバイトをしていたときも、ハードな仕事でも、一緒に働く仲間が良い人たちだから頑張れたことがありました。その経験からも、「この人たちと一緒に働きたい」「ここなら自分も成長できる」と心から思えたことが入社を決めた理由です。最終的に他の会社と迷うことはありませんでしたね。

―2020年にご入社されてから、今までどのような業務に携わられましたか。

入社した2020年4月はコロナ禍ということもあり、オンライン研修からのスタートでした。約2ヶ月間の研修で各事業部についての理解を深め、6月頃からは先輩のオンライン商談に同席するようになり、提案の裏側にある商談準備やロープレなど「陰の努力」を学びました。同時並行で会社概要や製品について説明できるように練習するなど、営業力を伸ばしていくための基礎を身につけていきました。

入社1年目の9月からは現場研修で、医療機関と密接に関わる事業部で経験を積みました。医療機関を訪問して製品のデモをしたり、納品をしたり、納品後の立ち合いをしたりと、お客様と直接会話をし、お客様がどういった点に疑問や不安を持つかを理解していきました。この研修は当初1~2ヶ月ほどの予定でしたが、上司が「戻ってオンラインで勉強するより、現場でより多くの学びを得たほうがいいんじゃない?」と社内調整をしていただき、入社2年目の6月頃まで延長し経験を積みました。医療従事者の皆様と直接接する現場で長く経験を積めたことは、その後の仕事でも大いに役立っています。

なお、現場研修中にチームが異動となり、マーケティングと営業の橋渡しを行うというか、商談をつくるチームの仕事も経験しました。お問い合わせのあったお客様に電話などで連絡を取り、商談やデモのアポイントを取るのがこのチームでの役割です。この業務も仕事理解を深めるうえでは役に立ちましたが、次第にお客様と腰を据えて話したいという気持ちが強くなり、上司との面談の際に気持ちを伝えました。結果、私のやりたいことを尊重してもらい、現在の所属である「オンラインセールス課」への異動となりました。

入社3年目の夏からは、「オンラインセールス課」で営業として働いています。この部署ではZoomなどを用いたオンライン商談で、クリニックや薬局の先生方に対し、レセプトコンピュータや電子カルテなどの自社製品の提案から契約、導入までを行っています。最初は薬局向けの商材から担当しましたが、現在はクリニック向けの商材も担当するなど、年々扱う製品の幅を広げながら営業活動に従事しています。

実は入社するまで、営業に対して良いイメージを持っていませんでした。お客様に強引に売りつけるというか、少しマイナスのイメージを持っていて。しかし実際に働き始めてみると、ウィーメックスの営業はお客様にしっかり寄り添い、抱えている課題を一緒に整理しながら最適な解決策を提案していくスタイルでした。その姿勢に触れて、営業という仕事のイメージが大きく変わりましたし、自分が目指したい営業像も明確になっていきました。何か困ったことや分からないことがあっても、すぐに先輩に相談できるなど、人柄の良さはイメージ通りでしたね。

仕事のやりがいで言えば、やはりお客様からお褒めの言葉をいただいたときです。「市原さんの説明がとても分かりやすかった」「あなたから買いたいです」と言ってもらえると本当に嬉しくなります。シェアも高く、製品の機能が良いのもあるのですが、一人の営業として認められたように感じられるんです。

責任の重さが育んだ「相手を想う力」。今度は、私が仲間の可能性を広げていく存在へ

―入社してから今までの間に「ラクではないが力がついた」と思う経験を教えてください。

一番印象に残っているのは、研修期間の終盤、入社1年目から2年目にかけて経験したことです。医療機関を実際に訪問する部署で、製品のデモ、製品の初期設定、先生方への操作指導を担当していました。このときはすごく大変でしたが、その後の仕事に非常に役立ったと感じています。もちろん、いざというときは先輩がフォローしてくれましたが、自分が主体となって医療機関の役に立つ経験ができた時期でもありました。

特に大変だったのは、通常は3ヶ月ほどかけて行う操作指導を、2~3週間で完了させなければいけない急な案件でした。開業前でみなさんバタバタしている状況でしたが、自分がしっかりレクチャーできなければ、開業後の先生の入力時間や診察時間に影響してしまうという緊張感がありました。間違ったことを言ってしまうことも許されません。診察スピードが遅れれば、患者さんの待ち時間にも影響してしまいます。「自分の仕事は、医療現場や患者さんの生活に直結しているんだ」という責任の重さを自覚しました。そういったプレッシャーのもとで仕事をしたことで、自分の成長にもつながったと感じています。

このプレッシャーを乗り越えるために、通勤中にマニュアルを読み込む、先生が気にすることは事前に調べる、先輩を質問攻めにするなど、徹底的に準備をしました。また、先生に対してどう伝えると理解してもらいやすいか、どんなときに立ち止まって話を聞いたほうが良いかなど、状況を見きわめる力も鍛えられたと思います。対面指導を通じて「相手の反応を汲み取る力」を身につけられたことは、画面越しの商談がメインとなった現在のオンラインセールスでも大いに役立っています。

まだまだ学ぶことの多い毎日ですが、自分が一つひとつの医療機関と向き合い、製品を広めていくことで医療機関が少しずつ変わっていく。医師やスタッフの方々の負担が減ることで、患者さんにより良いサービスが提供できるようになる。そんな貢献実感を得られることも日々のやりがいとなっています。

ちなみに「場所」や「時間」にとらわれず、自己裁量で柔軟に働ける環境はとても魅力的です。現在は出社と在宅勤務を自由に選べるので、メンバーが集まりやすい曜日は出社してコミュニケーションを深め、逆に1日3件ほど商談やデモが入っている日は在宅で集中する、といった使い分けをしています。フルフレックス制度もあるので、前日の商談が盛り上がって夜遅くまで対応した場合は、翌日の始業時間を遅らせて調整することもあります。プロとして成果を出すことを前提として、社員を信頼して任せてくれる風土がありますので、非常に働きやすいですし長く活躍できる環境だと思います。

―得られた経験をもとに、市原さんは今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

これまでの経験を通じて、コミュニケーション能力や調整力、計画的に行動する力を身につけることができました。でもそれ以上に、「自分では苦手だと思っていたけど、実は長所だったところ」を周囲に発見してもらうことができました。例えば上司からは、「プロジェクトの進捗遅れなど、細かいリスクに気づくのが得意だね」と言ってもらい、自分では全然気づいていなかった強みを知ることができました。

これからは先輩方が私にしてくれたように、後輩や同僚に対して「自分では気づけていない良さ」を伝えたり、成長のきっかけを提供したりできる存在になっていきたいです。そうすることでチーム全体の力を底上げし、結果としてより多くの医療機関、そしてその先にいる患者さんに貢献できるよう、自身のキャリアを重ねていけたらと思っています。私自身も入社1年目から責任ある仕事を担当させてもらうなど、信じて任せてもらえる環境がウィーメックスにはあるので、成長意欲の高い方にはぜひオススメしたいです。大変なこともありますが、それを乗り越えることでやりがいも味わえますし、自身の成長も感じられます。20代のうちからチャレンジしたい、成長したい学生さんに向いているでしょう。

就活のとき、私は周囲の人がすごい人ばかりに感じて、常に不安がいっぱいでした。自分が企業に選ばれるのかなと考えてしまう人もいると思います。私自身もそうだったので、周りと比べてしまう気持ちは分かります。でも、そこを乗り越えて、自分が本当にやりたいことは何か、その企業で自分がどう活躍できるかを考えることも大切にしてほしいです。そうすることで将来のキャリアも見えてくるはず。私自身、今でもそこまで自信はありませんが、インタビューの機会をいただけて嬉しく感じました。こんな社会人の先輩もいるんだと、私の経験が少しでも誰かの役に立てばこんなに嬉しいことはありません。

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《check!》ウィーメックス株式会社の「若手ホワイト企業」環境

・医療従事者を支える仕事が、その先にいる患者様の未来につながる「社会貢献性」

・社員の「やりたい」を尊重し、最適なキャリアパスを後押しする「20代の活躍環境」

・プロとして信頼し、大きな裁量を委ねる「実力主義の文化」