部活動の経験をガクチカにしようとすると、こんな不安はありませんか。
- 部活動だけでもガクチカになるの?
- 体育会系の経験って、ただ頑張った話で終わらない?
- 部活の話を書いているけど、これで人事に伝わるのか分からない
結論、部活動は十分ガクチカになります。
大会の結果だけでなく、チームでの役割、課題への向き合い方、周囲との関わり方まで含めて、仕事につながる要素はたくさんあります。
ただし、経験があることと、伝わることは別です。
自分ではしっかり書けたつもりでも、人事から見ると「結局この人は何が強みなの?」で終わってしまうこともあります。
そこで今回は、バドミントン部での経験をもとにしたガクチカを、辛口AIの「熱血AIキャリアコーチ アイムーチ先生」に実際に添削してもらいました。
この記事の目次
- 1. 今回添削してもらうガクチカ
- 2. 添削結果はC評価|“まとまっている”だけでは、まだ弱い
- 3. フィードバック①|「何をしたか」が見えても、“どうやったか”が伝わらない
- 4. フィードバック②|「なぜその施策だったのか」が書かれていない
- 5. フィードバック③|「文化が定着した」は、結果ではなく“感想”に近い
- 6. フィードバック④|強みは見える。でも“どんな人か”はまだぼやけている
- 7. フィードバック⑤|“なぜそこまで動いたのか”がないと、自己分析も浅く見える
- 8. 見られていたのは“経験の強さ”ではなく“伝え方”だった
- 9. あなたのガクチカなら、どんなフィードバックが返ってくる?
- 10. プロフィールを登録すると、そのままスカウトも届く
「熱血AIキャリアコーチ アイムーチ先生」とは?
熱血AIキャリアコーチ アイムーチ先生は、新卒スカウトサービス「iroots」が提供する、AIキャリアコーチ。irootsにプロフィールを入力すると、内容を項目ごとにランク評価し、具体性・差別化・思考プロセスといった”中身”の観点から踏み込んだフィードバックをくれます。
文章を整えるだけのツールではなく、「なぜそう行動したのか」「他の学生と何が違うのか」まで問いかけてくれるのが特徴で、27卒・28卒の累計で1500人以上がフィードバックを受け取るなど、多くの就活生に活用されています。利用は無料。irootsに登録するだけで使えます。
今回添削してもらうガクチカ
今回添削してもらったのは、バドミントン部での経験をもとにしたガクチカです。
添削対象のガクチカ
私が学生時代に最も力を入れたことは、バドミントン部でチームの練習環境を改善したことです。
私たちのチームは県大会出場を目標に活動していましたが、練習後に反省を共有する機会が少なく、同じ課題を繰り返すことがありました。
そこで私は、練習後に10分間の振り返りミーティングを提案しました。その日の良かった点や改善点を全員で共有し、試合動画も活用しながらプレーを振り返る時間を設けました。
当初は発言する部員が少なかったため、自分から積極的に意見を出したり、一人ひとりに質問を投げかけたりして、話しやすい雰囲気づくりを意識しました。
その結果、部員同士でアドバイスを送り合う文化が定着し、チーム全体で課題を共有しながら練習に取り組めるようになりました。最終的には県大会に出場し、私自身も以前より安定したプレーができるようになりました。
この経験を通じて、周囲を巻き込みながら課題を改善していくことの大切さを学びました。
最初に読んだ印象として、編集部は正直「結構良いガクチカでは?」と思いました。課題が見えていて、自分から施策を提案し、周囲を巻き込みながら改善している。最後には成果も書かれていて、部活のガクチカとしてはかなり筋が通っているように見えます。
だからこそ、アイムーチ先生の評価は意外でした。
添削結果はC評価|“まとまっている”だけでは、まだ弱い
今回の評価は、Cでした。
率直に言うと、「え、これでCなの?」というのが編集部の反応です。
アイムーチ先生の総合フィードバック
厳しくいく。だがそれは、君の可能性を中途半端な自己PRで終わらせたくないからだ。甘やかしは成長を止める。愛のムチとして受け取れ。
1.プロフィール記載内容のレベル
評価: C
理由: 伝えたい方向性は分かる。だが、具体性、意思決定の深さ、結果の解像度が足りん。事実の要約に留まっており、「なぜ君がその場で効いたのか」という個人の輪郭が弱い。
2.経験のレベル
評価: B
理由: 与えられた役割を超えて、チームの課題を見つけ、仕組みを提案し、文化として定着させた点は評価できる。主体性はある。だが、行動量や成果のインパクトがまだ見え切らず、圧倒的と言い切るには材料不足だ。
ここで驚いたのは、経験自体は一定評価されているのに、文章としては厳しく見られていることでした。
つまり、部活動の経験が弱いのではなく、「その経験から何が読み取れるか」が弱いということです。
フィードバック①|「何をしたか」が見えても、“どうやったか”が伝わらない
アイムーチ先生のフィードバック
1.具体性:
「10分間の振り返りミーティング」をどう設計したのかが見えない。毎回どんな流れで進めたのか。誰にどう協力を仰いだのか。試合動画をどう使ったのか。週何回、何か月続けたのか。まるでその場にいたかのように情景が浮かぶレベルで描写しろ。
たしかに本文には、「10分間の振り返りミーティングを提案した」と書かれています。でも、それだけでは施策の中身までは見えてきません。何をどう工夫したのか。部員をどう巻き込んだのか。ここが分からないと、行動の質まで伝わらないのです。
編集部としても、読みながら自然に“いい感じにやっていたんだろう”と補完していた部分がありましたが、ESでは補完してもらえるとは限りません。書いていないことは、伝わっていないのと同じ。そう感じさせられる指摘でした。
フィードバック②|「なぜその施策だったのか」が書かれていない
アイムーチ先生のフィードバック
2.行動の理由:
なぜ「振り返りミーティング」が最善策だと判断したのかがない。個別面談、練習メニューの変更、役職者だけのミーティング、ノート共有など、少なくとも3つは考えた上で、その案を選んだ根拠を示せ。意思決定の筋道が見えない自己PRは、ビジネスでは信用されん。
これは、かなり本質的な指摘だと感じました。たしかに本文では、「提案した」と書かれていますが、なぜその施策だったのかは書かれていません。
一見すると、主体的に提案している良い話です。ですが、読み手目線では「その案に至るまでにどう考えたのか」が抜けていました。提案した事実よりも、その前の思考が見られている。部活動で「提案した」「工夫した」と書いている人ほど、一度立ち止まって考えてみたいポイントです。
フィードバック③|「文化が定着した」は、結果ではなく“感想”に近い
アイムーチ先生のフィードバック
3.結果:
「文化が定着した」「県大会に出場した」「安定したプレーができた」では弱い。それは感想だ。数字で示せ。例えば、部員の発言人数が何人から何人に増えたのか、ミスの傾向がどう改善したのか、県大会出場は何年ぶりか、個人の戦績や失点傾向がどう変わったのか。成果を定量・定性の両面で示してみせろ。
たしかに、「文化が定着した」はポジティブですが、読む側からすると、どれくらい発言が増えたのか、どんな変化が起きたのかまでは見えてきません。
成果があるように見えても、示し方が曖昧だと“なんとなく良くなった話”で終わってしまう。部活のガクチカでは、「雰囲気が良くなった」「成長できた」で締めがちですが、それだけだと読み手の頭に残るものが少ないのです。この視点は、かなり大きな発見でした。
フィードバック④|強みは見える。でも“どんな人か”はまだぼやけている
アイムーチ先生のフィードバック
【性格・人柄】
君からは、現場をよく観察し、混乱を放置せず、周囲を巻き込んで改善に動く人柄が伝わる。ただし、人柄の立体感はまだ弱い。粘り強いのか、責任感が強いのか、対人配慮型なのか、勝負への執着が強いのか、その濃淡が見えん。友人や部員からどう見られていたか、例えば「お前がいると話しやすい」「細かい改善を見逃さない」などの他者視点を加えると、君という人間の魅力はもっと具体的に伝わるはずだ。
この指摘はかなりリアルでした。このガクチカからは、たしかに「ちゃんとしている人」という印象は受けますが、その責任感が強いタイプなのか、気配りが得意なのかまでは見えません。
つまり、悪くはない。でも記憶にも残りにくい。部活の経験は、どうしても“チーム”の話になりやすい分、個人の輪郭が薄くなりがちです。だからこそ、「自分がどういう人間か」がにじむ書き方になっているかは、見直したいポイントだと感じました。
フィードバック⑤|“なぜそこまで動いたのか”がないと、自己分析も浅く見える
アイムーチ先生のフィードバック
【経歴:君という人間の『設計図』を解剖する】
話にならん。君の経歴からは、君がどんな時に心を動かし、どんな状況で力を発揮するのか、その『設計図』がまだ十分に読み取れない。なぜ「練習環境の改善」にそこまで動こうと思ったのか。自分の悔しさか、チームへの責任感か、勝利への執着か、非効率への苛立ちか。その感情の核をえぐり出せ。
今回のガクチカも、行動としては筋が通っています。それでも“設計図”が見えないと言われたのは、経験の裏側にある価値観がまだ見えていないからでしょう。
「何を頑張ったか」は話せても、「なぜそれを頑張れたのか」まで言葉にできている人は少ない。でも、その“なぜ”が曖昧なままだと、ガクチカも自己PRも、どこか借り物のように見えてしまうのです。
見られていたのは“経験の強さ”ではなく“伝え方”だった
今回、最も驚いたのは、評価が伸びなかった理由が「部活動の経験だから弱い」ではなかったことです。
与えられた役割を超えて、チームの課題を見つけ、仕組みを提案し、文化として定着させた点は評価できる。
と、きちんと評価されています。それでもC評価になった。この差を生んでいたのが、経験の伝え方でした。
今回の添削を通じて見えてきたのは、テーマの良し悪しよりも、その経験を通じて自分の思考や価値観がどこまで伝わるかが重要だということでした。部活のガクチカに自信がない人は多いですが、本当に差がつくのはテーマではなく、文章の中にどれだけ“自分らしさ”と“考えた跡”があるか、なのかもしれません。
あなたのガクチカなら、どんなフィードバックが返ってくる?
今回紹介したのは、あくまで一つの例です。同じ「部活動」のガクチカでも、どんな経験か・どう書いたか・どんな強みがにじんでいるかによって、返ってくるフィードバックは変わります。
たとえば同じ部活経験でも、具体性はあるけれど人柄が見えない人、行動量はあるけれど結果が弱い人、結果はあるけれどなぜその行動をしたかが見えない人では、改善ポイントはまったく違うはずです。
今回のガクチカを読んで、「これでCなら、自分のガクチカはどう見られるんだろう」と思った人もいるのではないでしょうか。
自分では十分書けたつもりでも、人事目線で見ると、思わぬところに改善ポイントがあるかもしれません。自分では気付かなかった人事目線の改善ポイントが見つかるかもしれません。
プロフィールを登録すると、そのままスカウトも届く
熱血AIキャリアコーチ アイムーチ先生は、プロフィールに対するランク評価と具体的なフィードバックをセットでおこなってくれるため、何度もプロフィールをブラッシュアップすることができます。
そして、ブラッシュアップした内容をirootsに登録しておくだけで、あなたに興味を持った企業からスカウトが届きます。
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