JXホールディングスの企業研究

今回ご紹介するのは、最新版「新・企業力ランキング」で93位、平均年収ランキングで19位に輝いた、JXホールディングス。
※ランキングは、東洋経済オンライン「最新版 ｢新・企業力ランキング｣ トップ200 2014年版」、Ullet（ユーレット）「平均年収ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、JXホールディングスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
会社概要　「企業」を知る　「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、JXホールディングスの経営理念や同じ石油業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある石油会社の中で、なぜJXホールディングスなのか？」という質問への対策を考えましょう。

JXホールディングスについて深く知るために、まずはJXホールディングスの経営理念を確認しましょう。そこからJXホールディングスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

JXホールディングスの経営理念は、以下のとおり。
『JXグループは、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献します。』（当社HPより引用）

行動指針は、次の通り（当社HPから引用）。
『わたしたちは、グループ理念を実現するためにEARTH-5つの価値観に基づいて行動します。
Ethics−高い倫理観
Advanced−新しい発想
Relationship−社会との共生
Trustworthy−信頼の商品・サービス
Harmony−地球環境との調和』

ここから分かる、求める人材は、「変革する力」「積み重ねる力」「調整する力」の3点。
・『変革する力（冒険力・変革力）−失敗を恐れず、切り拓いていくことができる。
・積み重ねる力（持続力・忍耐力）−誠実であり、我慢強い。
・調整する力（傾聴力・受容力・支援力・協調力・主張力）−気配りができ、周囲を説得することができる。
この3つの力を持った人間を、JXグループは求めています。』

ですから、経営理念や求める人材像に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・失敗を恐れずに挑戦し困難を乗り越えた経験について
・これまでに長くにわたって続けてきた活動について
・チームやグループ内の協調性を高めた経験について


次に、石油業界の中でJXホールディングスと競合会社とを比較してみましょう。

JXホールディングスの競合会社といえば、大手石油メジャーが考えられます。

具体的な企業としては、出光興産、コスモ石油、国際石油開発帝石といった企業が代表格。
ではJXホールディングスは他の会社とどのように違うのでしょうか。強みと弱みに分けて考えてみましょう。

強みとしては、国内トップシェアの石油製品販売では自社製油所でほぼ全国エリアをカバーでき、石油事業以外にも多岐に事業展開・投資できる経営の余力があることです。石油・天然ガスや銅鉱山の開発も手掛けることで同業他社と比べて高い成長ポテンシャルを有しています。また石油事業で収益が不安定になっても、それを埋め合わせる石油開発・金属部門などの部門を傘下に抱えているので全体として安定性が高いといえるでしょう。

弱みとしては、経営の余力があるにもかかわらず、企業買収（M&A）など事業の積極投資をするなど、アグレッシブな経営を展開できない保守的な企業風土がまだまだ強いことが考えられます。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
エネルギー分野では、中長期的な石油製品の内需減少を迎えると考えられていますが、当面は精製能力削減進展が国内需給改善に寄与するほか、芳香族類の需要・マージンとも引続き堅調に推移することが期待できます。石油・天然ガス開発事業では、英領北海の油・ガス田権益の買収合意やパプアニューギニアLNG プロジェクトの進捗により、生産量が漸増しつつあります。また、金属事業ではカセロネス銅鉱山の生産が14年に本格化する見通しであるなど、成長戦略の進捗に伴う収益力強化が進みつつあります。一方、設備投資の拡大が予想される中で財務体質の改善を図ることが課題であり、当面の進捗を見定める必要があるでしょう。

ここまでJXホールディングスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�