サニーサイドアップの企業研究

今回ご紹介するのは、「働きがいのある会社ランキング2014年度」（GREAT PLACE TO WORK調べ）、従業員100 - 999人以上部門にて3位に輝いたサニーサイドアップ。
注目の高さがうかがえます。
※ランキングは、Great Place To Work Institute Japan「「働きがいのある会社」ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、サニーサイドアップへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
会社概要　「企業」を知る　「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、サニーサイドアップの経営理念や同じPR業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるPR会社の中で、なぜサニーサイドアップなのか？」という質問への対策を考えましょう。

サニーサイドアップについて深く知るために、まずはサニーサイドアップの経営理念を確認しましょう。そこからサニーサイドアップが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

サニーサイドアップの企業理念は、以下の通り。
『たのしいさわぎをおこしたい。』（サニーサイドアップ 社長メッセージページより引用）

この言葉に込められているのは、「創造型PR商社」として、単に人から託されたモノやコトを懸命に伝えるのではなく、コミュニケーションノウハウに基づくアイデアを加えることで、新しい価値や社会的意義を生みだし、世の中を明るくするニュースとして発信していこう、という志です。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・サニーサイドアップを通して、世の中に提供したい新しい価値や社会的意義
・自ら創意工夫しながら、新たな領域に挑戦した経験
・コミュニケーション力を武器に、周囲を巻き込み、何かを成し遂げた経験


次に、PR業界における競合会社と比較してみましょう。
今回は、電通パブリックリレーションズと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

財務状況を見ていきましょう。
電通パブリックリレーションズの平成25年度の売上高は、91億7,415万円。対して、サニーサイドアップの平成26年度の売上高は130億円と、トップを独走しています。

電通パブリックリレーションズは、テクノロジーとクリエイティビティで新しいコミュニケーションを創造することを目的としています。電通やグループのネットワークとノウハウ、メディア人脈を保有していることを強みにしています。対してサニーサイドアップは自社コンテンツを開発するなど、独立系PR会社としてオリジナルな戦略が目立ちます。「たのしいさわぎをおこしたい」をモットーに、社員の意見やアイデアを、積極的に事業開発に取り入れている柔軟な姿勢も特徴です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成24年度の国内の広報・PR業の推計市場規模は、およそ901億円となっています。前年と比較すると、13.6％規模が拡大しており、景気回復傾向に合わせて、企業のPR需要が高まったことがわかります。
特に、震災を契機とした危機管理広報関連業務、SNS関連業務などの分野が伸びています。さらに、昨今のPR業界が手がけているのは単に広報・PR業だけでなく、広報に関わるプロモーションや広告展開なども含まれています。平成25年度の国内総広告費は、5兆9762億円となっており、実際のPR業界の市場規模は901億円より大きいと言えるでしょう。
今後のPR業界の事業領域は、リスクを防ぎ、戦略的なコミュニケーション戦略を自ら立案するコンサルティングスタイルへの移行が加速すると考えられます。

ここまでサニーサイドアップについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ