三幸学園の企業研究

今回ご紹介するのは、「働きがいのある会社ランキング2014年度」（GREAT PLACE TO WORK調べ）、従業員100-999人部門にて10位に輝いた、三幸グループ（学校法人　三幸学園／株式会社日本教育クリエイトの総称）。注目を集めている企業です。
※ランキングは、Great Place To Work Institute Japan「「働きがいのある会社」ランキング」。
この記事を読んでいる方の中には、三幸グループへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要　(2)「企業」を知る　(3)「採用情報」を知る 他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、三幸グループの経営理念や同じ教育業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある教育会社の中で、なぜ三幸グループなのか？」という質問への対策を考えましょう。

三幸グループについて深く知るために、まずは三幸グループの経営理念を確認しましょう。そこから三幸グループが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

三幸学園の経営理念は、以下の通り。
『情熱と行動が、人と社会と明日をつくる 生徒の幸せ、社会の幸せ、学園の幸せ。その三つがかなえられたら、幸せ。「三幸」の学園名に込めた願いです。』（三幸学園 学校法人三幸学園についてページより引用）
ここからわかるポイントは、すべての源に情熱があり、その情熱を行動に移すことによって、人と社会と明日をつくることにつながっているという考えと、生徒、社会、学園の幸せを目指していこうという志です。
そのため、特に「リーダーシップ」「バイタリティ」「チャレンジマインド」を大切にしています。
求める人物像としては、「大きな目で社会をとらえ、課題解決に動きたい人材」「市場で戦う覚悟を持ち、自らがたくましく生きる人材」「既成概念、プライド、ステイタスにとらわれず、挑戦する人材」というキーワードを掲げています。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・三幸グループを通して、人と社会と明日のために成し遂げたいこと
・主体的に周囲を巻き込み、リーダーシップを発揮した経験
・困難に負けず、情熱を持って乗り越えた経験
・現状に満足することなく、新しい領域に挑戦した経験

次に、教育業界における競合会社と比較してみましょう。
今回は、ヒューマンホールディングスと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。
財務状況を見ていきましょう。
平成24年から25年度のヒューマンホールディングスの売上高は、520億円。教育業界のシェアは5.8％で第3位に位置しています。
対して、三幸グループの平成26年度の連結売上高は、367億1467万円となっています。
次に事業構造を見ていきましょう。
ヒューマンホールディングスは持ち株会社であり、傘下にて人材派遣、教育、育児・介護事業を展開しています。教育を軸に、トータルな事業展開を特徴としています。 対して、三幸グループは、大学、専門学校、通信制高校、保育園運営を担う三幸学園と、短期資格スクール事業を展開する日本教育クリエイトを展開しています。特異な事業としては、次世代のビューティクリエーターを応援する化粧品の製造・販売事業もあり、卒業生をバックアップすることを目的とした新規事業が今後も増えていくことが考えられます。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成24年から25年度の教育業界の業界規模は、8906億円となっています。
教育業界は、小・中・高校生を対象にした進学向けと、三幸グループのようにキャリアアップを目的とした社会人向けに分かれています。
進学向けは、少子化の影響はありながらも、一人の子どもにかける教育単価は上がっており、全体としては堅調な伸びを見せています。
社会人向けは、高齢化に伴い、定年後の自己啓発や各種講座へのニーズが高まっています。
さらに、独立、キャリアアップ、再就職のための資格取得を目指す人も増加しています。
英会話大手NOVAが倒産し、ジオスが経営破綻をはじめとする厳しい動向が続いていましたが、通信教育など利便性の優れたチャネルを用意するなど、社会人のニーズに寄り添った戦略が成長のキーワードとなっています。

ここまで【企業名】についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。