トリプルグッドの企業研究

今回ご紹介するのは、企業の経営を支援するコンサルティング会社のトリプルグッドグループ（トリプルグッド株式会社、トリプルグッド税理士法人、トリプルグッド司法書士事務所、トリプルグッド行政書士事務所トリプルグッド社会保険労務士法人　4社の総称）。

この記事を読んでいる方の中には、トリプルグッドへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
ここでは、トリプルグッドグループの経営理念や同じ経営コンサルティング業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある経営コンサルティング会社の中で、なぜトリプルグッドグループなのか？」という質問への対策を考えましょう。

トリプルグッドグループについて深く知るために、まずはトリプルグッドグループの経営理念を確認しましょう。そこからトリプルグッドグループが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

トリプルグッドグループの企業理念は、以下の通り。
『中小企業の100年経営で、日本を元気に! 企業には継続という重要な社会的使命があります。継続するからこそ、顧客・社員・社会に対する責任を果たし続けることができるのです。私たちは、中小企業が継続して発展・繁栄する100年経営を一社一社のお客様で実現します。そして、お客様の発展・繁栄を通じて、日本を元気にする！それが、私たちトリプルグッドの使命です』（トリプルグッドグループ 企業理念ページより引用）

ここからわかるポイントは、財務管理を軸にした経営コンサルティングサービスによって、中小企業が100年継続して、発展・繁栄していく支援をすることで、日本を元気にしていこうという志です。
そのため、トリプルグッドグループでは、「やりがいを感じ、イキイキと仕事に取り組みたい」「成長を実感したい」「難しい仕事にチャレンジしたい」「同年代の友人よりもスキル面・人格面で成長したい」「一流のビジネスパーソンを目指したい」「お客様の発展・繁栄を自分の喜びだと思える」というマインドを持った人材を求めています。

ですから、企業理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
・トリプルグッドグループを通して、世の中に提供したいコンサルティングサービスについて
・自らのスキルや個性を活かして誰かを支えることで、あなた自身も喜を感じた経験
・仲間と切磋琢磨しながら、チームとともに成長した経験
・困難な状況を乗り越え、何かを成し遂げた経験

次に、経営コンサルティング業界における競合会社と比較してみましょう。
今回は、財務面での特化型であること、また従業員数の規模が近い、アックスコンサルティングと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
2015年度のトリプルグッドグループのグループ売上高は10億円、アックスコンサルティングの売上高は15億円となっています。トリプルグッドグループの資本金は6590万円、対してアックスコンサルティングの資本金は、9000万円となっており、アックスコンサルティングの方がやや大きい規模となっています。

続いて、事業構造を見ていきましょう。
トリプルグッドグループは、中小企業が100年継続して、発展・繁栄していくために、グループ内の税理士、社労士、司法書士、行政書士など、プロフェッショナルがチームを組み、財務管理を軸にした経営戦略はもちろん、マーケティング、人材採用・育成など、多角的な手法で経営を支援しています。対してアックスコンサルティングは、会計事務所の経営支援を主軸においた特化型コンサルティングファームです。会計を軸に、一般企業の経営支援のために税理士の紹介や給与計算代行業務を通して会計面からの経営サポートや、資産家の不動産コンサルティングも行っています。このように、コンサルティングファームと言っても、業務、社風ともにさまざまな特徴があることがわかります。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年度の経営コンサルティング業界の業界規模は、3,782億円となっています。
景気の影響によって、企業の経費削減指向が強まった結果、経営コンサルティング業界も予算縮小に追い込まれ、厳しい状況が続いていました。
平成24年度以降は、景気回復に合わせて、コンサルティング業界も回復傾向にあります。世界のコンサルティング業界の規模を見てみると、米国ではおよそ6～10兆円の市場規模となっており、日本における規模が小さいことがわかります。今後は、いかに企業にコンサルティング業務の促進を促すのか、また、日本企業が持つ体系に合うコンサルティングを行うかが鍵となっています。総合的なファームから、特定業界や特定業務に特化したファームが続々と誕生するなど、未だ成長余地がある業界だと考えられています。

ここまでトリプルグッドについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。