ブロードマインドの企業研究

今回ご紹介するのは、「働きがいのある会社ランキング2014年度」（GREAT PLACE TO WORK調べ）、従業員100 - 999人部門にて30位に輝いた、ブロードマインド。
40社以上の金融商品を独自に組み合わせて、ベストなライフプランを設計するユニークな企業です。
※ランキングは、Great Place To Work Institute Japan「「働きがいのある会社」ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、ブロードマインドへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
1.会社概要　2.「企業」を知る　3.「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ブロードマインドの経営理念や同じ保険代理店業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある保険代理店会社の中で、なぜブロードマインドなのか？」という質問への対策を考えましょう。

ブロードマインドについて深く知るために、まずはブロードマインドの経営理念を確認しましょう。そこからブロードマインドが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ブロードマインドの経営理念は、以下の通り。
『最適な金融ソリューションを提供し、お客様の経済的な安定と発展に貢献することで、安心で豊かな社会の実現に寄与することが当社の理念です。』（ブロードマインド 会社概要ページより引用）

ここからわかるポイントは、業界の慣習や常識にとらわれずに、日本の保険・金融業界を変える唯一無二の存在として、あらゆる人々を幸せにするコンシュランス・サービスを提供しようという志です。
そのため、「自ら未来を切り拓く冒険心」が重要であり、ブロードマインドが求める人物像として「既成概念を疑う、高い問題意識を持った人」「失敗を恐れず、新しいことに挑む勇気のある人」「困難を乗り越え、自ら実現していくための行動力を持った人」「そして、絶えず周囲と切磋琢磨して成長し合える人」といったキーワードを掲げています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
1.ブロードマインドを通して、世の中に提供したいコンシュランス・サービスについて
2.既存の状況に満足せず、自ら課題意識を持って取り組んだ経験
3.切磋琢磨しながら、チームメンバーとともに成長した経験
4.困難な状況を乗り越え、何かを成し遂げた経験

次に、保険代理店業界における競合会社と比較してみましょう。
今回は、保険代理店業務ではトップクラスの三菱商事インシュアランスと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成25年度のブロードマインドの売上高は、20億円となっています。
対して、三菱商事インシュアランスは195億円となっており、三菱商事インシュアランスの規模の大きさが際立ちますが、リスクの多様化が加速している現状において、ブロードマインドにとっては成長する余地があると言えるかもしれません。

続いて事業内容を見ていきましょう。
三菱商事インシュアランスは三菱グループの一員として、三菱商事およびグループ各社のグローバル展開におけるリスクマネジメント機能を担っています。生命保険、損害保険をはじめとする総合的なリスクソリューションによって事業と個人の暮らしを支えています。
対して、ブロードマインドは、個人・法人に広く開かれたコンサルタントとして、保険や住宅ローン、投資信託など、40社以上の金融商品を組み合わせた、フレキシブルなソリューションを展開しています。後発ということもあり、業界の常識にとらわれず、大手企業が行き届かなかった分野に進出しています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
まずは、保険業界の市場規模を見ていきましょう。平成23年度の生命保険業界の市場規模は、およそ40兆円。日本は、アメリカに次ぐ、第二の規模を誇る生命保険大国となっています。平成24年から25年の損害保険業界の規模は、7兆7482億円となっています
対して、平成23年度の保険代理店業界の規模は、4兆7072億円です。
保険業界の国内の動向としては、自然災害や、少子高齢化と人口減少社会といった将来への不安要素や、ITの革新による社会の複雑化によって、新たなリスクと保険ニーズを生み出しています。特に、自動車保険、火災保険分野は好調です。大手企業を中心に業界再編が行われ、メガ3強時代に突入した保険業界。さらに取引先企業の海外進出に伴い、保険業界もボーダレスとなり、現地企業の買収などを通じて、海外事業を強化している動きが目立ちます。ブロードマインドが属する保険代理店業界においては、保険会社からの代理店手数料の引き下げや、業界内における顧客の奪い合いなど、厳しい競争が繰り広げられています。

ここまでブロードマインドについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう