ガイアックスの企業研究

今回ご紹介するのは、「働きがいのある会社ランキング2014年度」（GREAT PLACE TO WORK調べ）、従業員100 - 999人部門にて27位に輝いた、ガイアックス。
ソーシャルネットワーク業界において欠かせない存在価値を放つ企業です。
※ランキングは、Great Place To Work Institute Japan「働きがいのある会社」ランキング」。

この記事を読んでいる方の中には、ガイアックスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。
面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
1.会社概要　2.「企業」を知る　3.「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ガイアックスの経営理念や同じネットメディア業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるネットメディア会社の中で、なぜガイアックスなのか？」という質問への対策を考えましょう。

ガイアックスについて深く知るために、まずはガイアックスの経営理念を確認しましょう。そこからガイアックスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ガイアックスの企業理念は、以下の通り。
『人と人をつなげる。ガイアックスは創業時から、人と人が考えていることを通わせるコミュニケーションを促進させることをミッションとしています。このコミュニケーションにおいて、時間・空間・立場を超えることができるソーシャルメディアが最適だと考えています。なぜなら、ソーシャルメディアにより、人と人とがつながり、無縁に感じていた人が身近な存在に感じられるようになり、広く社会全体に思いを馳せ、行動に移せるように変化するからです。また、世の中すべての人の多様な知識や視点や力を合わせ、集合知といわれる優れた価値を生み出すこともできるようになるからです。だからこそ、ソーシャルメディアでの場づくりと支援、加えてソーシャルメディアでつながる上で障害となるものの予防・解決サポートに取り組み、今までアプローチできなかった世の中の課題の解決を目指します。』（ガイアックス 企業理念ページより引用）

ここからわかるポイントは、人と人をつなげるインターネットコミュニティを提供することで、社会全体へ関心が及び、ひいては他人の喜びや痛みを自分のことのように感じることが出来る社会を作ろうという志です。
そのため、ガイアックスでは、「企画から開発、運用まで携われるエンジニアを目指している人」「成長できる環境を求めて外資系企業やコンサル業界を志望している人」「何かしらのトンガリを持っている人」「組織に依存しない働き方を求めている人」を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
1.ガイアックスを通して、世の中に提供したいインターネットコミュニケーションについて
2.企画から実行まで携わって、何かを成し遂げた経験
3.現状に満足せず、さらなる成長にこだわり、新たな領域に挑戦した経験

次に、ネットメディア業界における競合会社と比較してみましょう。
今回は、ソーシャル・ワーキング・サービスを手がけるグリーと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のグリーの売上高は、1255億円。対して、ガイアックスの売上高は、39億円となっており、グリーの規模の大きさが際立ちます。その理由は、事業展開にあります。グリーは、ソーシャル・ワーキング・サービスの他、携帯向けゲームコンテンツサイト「GREE」を運営しており、近年、利用者数が急激に拡大を遂げており、巨大な収益源となっています。対して、ガイアックスは、ソーシャルゲームの問い合わせ対応代行と、SNSの運営支援・投稿監視など、多岐に渡るコミュニティサービスが主力となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成24年から25年度のインターネット業界の業界規模は、2兆0287億円となっています。
平成17年以降、年々拡大しており、金融危機や景気後退の影響で他業界が厳しい状況の中でも増加を記録している数少ない業界だと考えていいでしょう。近年ではスマートフォンの普及により、ユーザーがどこにいてもアクセスを集めることができるとあって、広告収入面で言えば、テレビに次ぐ第二のメディアとして成長を遂げています。しかしながら、その分競合も多く、国内需要は海外に比べると市場規模が小さいため、グローバル市場を視野に入れた展開が期待されています。

ここまでガイアックスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。