技術・研究職(基礎研究)業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

技術・研究職(基礎研究)業界を研究
※基礎研究と応用研究の区別は人や分野によって異なると思いますが、本記事においては、基礎研究を「研究所・大学で行われている研究」と定義します。
技術・研究職と言えば、マイナビ2015年卒就職意識調査において、男女問わず、理系学生の志望職種の項目で第1位に輝いている人気職種です。
14年卒の学生では、理系男子の35.0%が志望しており、2位の商品企画・開発・設計部門(11.7%)の3倍以上となっています。
また理系女子に関しても、28.2%が志望しており、2位の商品企画・開発・設計部門(19.1%)と比較しても、約10ポイントの差をつけています。
この記事では、技術・研究職の中でも特に「基礎研究」に着目し、以下の3つの角度から職種理解を深めていきます。
(1)業務内容、活躍できる業界
(2)やりがい
(3)求められるスキル

技術・研究職(基礎研究)の業務内容、活躍できる業界
【業務内容】
研究所や大学で実験・調査をする一方で、学生に指導を行うことにより、研究室全体で成果を挙げ、その成果物を社会に発信していく仕事です。
若手のうちは、成果を出す、指導を行うことが主体となりますが、上のポストに上がるにつれて指導者としての役割が大きくなるだけではなく、科学研究費助成事業や民間の助成事業に申請して研究費を確保し、組織の運営を行うことも重要となってきます。
「研究」という特性上、知的好奇心が旺盛で、かつ一つのことをやり遂げる忍耐力が重要になってきますが、「指導」や「成果報告」の面から、コミュニケーション能力も非常に大切になってきます。特に自然科学系の論文は英語が主流であり、メインの学会が国際学会である領域も多いことから、語学力も必須となります。
【活躍できる主な業界】
・化学
・化粧品・生活用品
・ゴム・ガラス・セメント
・紙・パルプ・印刷・インキ
・鉄鋼
・非鉄・金属製品
・電機・電子部品・半導体
・機械

技術・研究職(基礎研究)のやりがい
(1)研究が上手くいった時の喜び
頭を使って考えつつもフルに体を動かし、幾多の失敗を乗り越えた上で掴んだ成功というのは感極まるものがあります。それだけではなく、その成果を学会で報告し、またジャーナルに投稿することにより、世の中に発信していくという楽しみもあります。
(2)予想外のデータが出た時の高揚感
実験をしていると、予想外のデータが出ることがあります。多くのものは、機器の誤作動や実験操作の不手際等による失敗ですが、中には大発見につながるものもあります。今この記事を読んでいる方の中にも、「訳が分からなくて面白い!」と知的好奇心が刺激された経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(3)教え子が活躍している姿を見ること
上記では実験に直接関係するやりがいについて書きましたが、同じ釜の飯を食べた教え子が活躍する姿を見る喜びは何よりも大きいと思います。最初は未熟で右も左も分からなかった学生が、しばらく経つうちに自力で論文を書くようになり、研究室を巣立って活躍する姿を見るのは感無量でしょう。

技術・研究職(基礎研究)に求められるスキル
技術・研究職(基礎研究)として働く上では、次のようなスキルが求められます。 (1)論理的思考能力 実験をするにも、考察をするにも

・2015年卒マイナビ大学生就職意識調査 ,2014年12月27日DL.
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