山口フィナンシャルグループの企業研究

今回ご紹介するのは、「平均年収ランキング」（ユーレット調べ）、第66位に輝いた、山口フィナンシャルグループです。

この記事を読んでいる方の中には、山口フィナンシャルグループへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、山口フィナンシャルグループの経営理念や同じ金融業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある金融会社の中で、なぜ山口フィナンシャルグループなのか？」という質問への対策を考えましょう。

山口フィナンシャルグループについて深く知るために、まずは山口フィナンシャルグループの経営理念を確認しましょう。そこから山口フィナンシャルグループが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

山口フィナンシャルグループの企業理念は、以下の通り。
『地域を超えて未来のために。お客さま・地域・株主さま・従業員に対し、夢と明るい未来を提供することを掲げ、「あらゆる金融サービスを提供する地域密着型金融グループ」の実現に向け積極果敢に変革を進めています。地域に根ざす金融機関として、より一層のきめ細やかなサービスを提供し、地域のお客さまに愛される金融グループを目指します。』（山口フィナンシャルグループ　グループビジョンページより引用）
ここから分かるポイントは、地方銀行、証券会社、クレジットカード会社、コンサルティング会社など、グループの総合力を活かして、多様化する顧客ニーズに応え、地域経済の発展を支えていこうという志です。 そのため、山口フィナンシャルグループでは、「自ら考え、自ら行動できる自立心をもち、何事にも前向きに挑戦できる人材」「失敗を恐れず、すぐに立ち上がる強い精神力を持った人材」を求めています。そのため、山口フィナンシャルグループでは、「自ら考え、自ら行動できる自立心をもち、何事にも前向きに挑戦できる人材」「失敗を恐れず、すぐに立ち上がる強い精神力を持った人材」を求めています。 ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の３点です。

• 山口フィナンシャルグループを通して、地域経済発展にどのように貢献したいのか
• 自ら課題を見出し、新たな領域に果敢にチャレンジした経験
• 困難な状況においても、失敗を恐れず、常に前向きに行動することで、何かを成し遂げた経験

次に、金融業界における山口フィナンシャルグループと競合会社と比較してみましょう。
今回は、ふくおかフィナンシャルグループと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のふくおかフィナンシャルグループの売上高は、2422億円で、業界シェアは1.1％で第8位、地方銀行としては第2位の規模となっています。
対して、山口フィナンシャルグループの売上高は、1610億円となっています。山口フィナンシャルグループは、地方金融グループとしては、横浜銀行、ふくおかフィナンシャルグループ、千葉銀行、ほくほくフィナンシャルグループ、静岡銀行に次いで、第6位の総資産を有しています。

続いて事業内容を見ていきましょう。
山口フィナンシャルグループは、山口、広島を中心に展開する持株会社です。傘下には、山口銀行、北九州銀行を保有する他、もみじ銀行を実質救済するかたちで経営統合を図りました。さらに、国内のみならず、アジアに向けた事業を拡大しています。
対して、ふくおかフィナンシャルグループは、平成19年に福岡銀行と熊本ファミリー銀行によって、福岡県に設立された金融持株会社です。現在、傘下に福岡銀行、熊本銀行、親和銀行の3行を保有し、地方銀行としてはトップクラスの企業です。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年の金融業界の業界規模は、21兆9352億円。バブル崩壊後の不良債権処理や大型金融グループの再編や合併が行われ、平成19年までは安定期を迎えていましたが、その後のリーマンショックで大打撃を受けました。
しかしながら、平成23年以降は回復傾向にあり、平成25年の決算ではメガバンク3行は過去最高益を記録。山口フィナンシャルグループをはじめとする地方銀行も、回復時期はメガバンクと比較すると遅れましたが、堅調な業績となっています。
これからの金融業界にとって成長の鍵となるのは、海外に拠点を移している企業のグローバル化に伴う、海外展開の強化です。メガバンクを中心に、東南アジアにおける海外拠点の設立や、現地法人との業務提携が相次いでいます。今後もこうした流れは、加速するでしょう。

ここまで山口フィナンシャルク?ルーフ?についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行ってい�