【世界各国の人気業界・人気企業】ベトナム

「グローバル就活」特集・ベトナム編の第二弾として、現地におけるビジネストレンド、求人傾向をご案内します。

ベトナムでは、どのようなビジネスにおける求人が多いのでしょうか。
国際経済におけるベトナムの位置づけも加味しながら以下の項目について解説していきます。

• ビジネス環境と日本人向け求人傾向
• 現地における人気企業
• まとめ

ベトナムを取り巻くビジネス環境をみてみると、国家政策として外資系企業がたくさん誘致されていることから、外資系企業向けサービスの分野が伸びています。

外資系企業には、日系企業も多く含まれます。ベトナムをはじめての海外進出先として選ぶ中小企業も数多くみられるので、アジアの中でもかなり需要が多いといえます。

全体的なベトナムでの求人傾向としては、日系企業向けの営業職が約半数を占めます。
工場関連の製造業も多く、他のアジア諸国と求人傾向は変わりませんが中でもIT系企業の求人が多めとなっています。

さらに職種という面から言えば、営業職の募集が多いようです。
特に若手は営業職需要が多く、経験があると商社や流通サービス業で重宝されます。
シニア人材は工場関連・マネジメントの経験がある人の需要が多いようですが、それはベトナムがアジア諸国の中でも工業化の段階がまだまだ進んでいないという理由が背後にあるのかもしれません。

ベトナムでは、大学進学率が10～15％なので大卒はエリートであり、就活も日本と同じく3～4年生から始まります。 ここまでは日本人向けの比較的幅広い層の求人傾向をみてきましたが、この項目では現地における人気企業について述べます。

ベトナムにおける企業ランキングは、以下のようになっています。

• 1位ビナミルク(乳業最大手)
• 2位ユニリーバ
• 3位コカ・コーラ
• 4位ネスレ
• 5位FPT(情報技術最大手)
• 6位サムスン
• 7位ベトラル
• 8位ペプシコ
• 9位P&G
• 10位ロッテ

現地では現地では親の人脈を活かしたり、家業を継いだりする学生が多く、大学からの仕事紹介もありますが、大学で学んだことと専門性が違ったり都心から外れた土地での勤務が求められることも多く、あまり人気がないようです。

また、アジアでは珍しくオンラインでの求人が発展していることが特徴です。
ベトナムでは、、大学の専門性が就業において活かせることが非常に重視されています。
これは、大学と企業が提携して四年間の学費を企業が半分負担したり、終章内定した学生を実際に企業が業務実習などを行ったりしているという理由が背景にあるようです。

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