事務職（宣伝・広報）業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介する職種は、事務職（宣伝・広報）です。

広報・宣伝部門は、マイナビ2015年卒就職意識調査によると、全体の志望率6.0％となっています。高い志望率とは言えませんが、ここ2～3年で上昇傾向が見られるため、今後期待される職種と言えるでしょう。
文理男女別にみると、理系よりも文系の方が、また男子よりも女子の方が志望者の割合は高めです。特に文系女子の数値は10.5％となっており、興味・関心の強さが伺えます。

この記事では、事務職の中でも特に「宣伝・広報」に着目し、以下の3つの角度から職種理解を深めていきます。

• 業務内容、活躍できる業界
• やりがい
• 求められるスキル

この項目では、事務職（宣伝・広報）の業務内容や、活躍できる主な業界を解説していきます。

• 【業務内容】
  商品やサービスの販売促進のため、また、企業のイメージアップや認知度向上のために、自社の情報を多くの人々に広める仕事です。
  まずは広告・宣伝戦略を立て、予算計画を行います。その後、広告会社やマスコミなどの外部と社内関係者との調整を行います。マスコミ対応やプレリリースの作成などを行う「社外広報」、社内報の作成などを担当する「社内広報」、新聞、雑誌、ＴＶといった媒体を対象とする「宣伝」に分かれることが多いですが、すべてを兼任する企業もあります。
  自社に関してだけでなく他社や業界全体、さらに世の中の流れも把握する必要があるため、流行に対する敏感さを持つ人が向いているでしょう。
• 【活躍できる主な業界】
  ・食品
  ・化粧品・生活用品
  ・アパレル
  ・教育

事務職（宣伝・広報）で働く人々が感じているやりがいには、次のようなものがあります。

• 世の中への影響力
  新商品や新サービスを生み出しても、質や内容の良さが世の中に広まるにはとても時間がかかります。しかし、宣伝・広報という手段により短期間で多くの人々に伝達が可能となるのです。商品やサービスがヒットした場合、情報発信を担った宣伝・広報の功績は非常に大きいと言えるでしょう。企業の中の一社員という立場ながら、世の中に対して強い影響力を与えることができる職種なのです。
• 会社の顔
  宣伝・広報と聞くと、商品やサービスの販促活動というイメージを持たれがちです。しかし、実際は企業のイメージアップや認知度向上といった企業そのものの印象をコントロールする仕事も担います。決算報告や企業活動についての発表、また会社案内の作成や自社ホームページの更新などがこれにあたります。意外と地道な作業も多い仕事ですが、社外からの良い評判が耳に入ることでやりがいを感じられるでしょう。
• 華やかな世界と人脈
  特に社外広報や宣伝を担当する場合、新聞・雑誌・ＴＶといった媒体を使った販促活動や企業アピールを行います。そのため、マスコミと関わることが必然的に多くなります。華やかな世界で働いているという実感を味わえると同時に、記者や編集者との人脈が自然に広がっていくでしょう。様々な人々と出会い刺激を受けることは、自分自身の成長にもつながるはずです。

事務職（宣伝・広報）として働く上では、次のようなスキルが求められます。 コミュニケーション・プレゼンテーション能力 マスコミ関係者�