損害保険ジャパン日本興亜の企業研究

今回ご紹介するのは、「2015年度卒 新卒就職人気企業ランキング」で第65位に輝いた、損保ジャパン日本興亜です。

この記事を読んでいる方の中には、損保ジャパン日本興亜への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、損保ジャパン日本興亜の経営理念や同じ損害保険業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある損害保険会社の中で、なぜ損保ジャパン日本興亜なのか？」という質問への対策を考えましょう。

損保ジャパン日本興亜について深く知るために、まずは損保ジャパン日本興亜の経営理念を確認しましょう。そこから損保ジャパン日本興亜が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

損保ジャパン日本興亜の企業理念は、以下の通り。
『損保ジャパン日本興亜グループは、お客さまの視点ですべての価値判断を行い、保険を基盤としてさらに幅広い事業活動を通じ、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献します。』（損保ジャパン日本興亜　グループ経営理念ページより引用）
ここから分かるポイントは、「顧客志向」「チャレンジ精神」「妥協しない姿勢」「プロ意識」の4点。
顧客ニーズに合ったクオリティの高い保険サービスを通じて社会の発展に貢献し、「世界で伍していく保険会社」を目指そうという志です。 ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 損保ジャパン日本興亜を通して成し遂げたいこと
• 既存の状況に満足せずに、新たな領域にチャレンジした経験
• グローバルマーケットで活かせるあなたの個性や経験
• 周囲に喜んでもらうために、何かに取り組んだ経験

次に、損害保険業界における損保ジャパン日本興亜と競合会社と比較してみましょう。
今回は、MS&ADインシュアランスグループホールディングスと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のMS&ADインシュアランスグループホールディングスの売上高は4,362,754百万円。対して、損保ジャパン日本興亜ホールディングスは3,008,339百万円となっています。両社に東京海上ホールディングスを加えて、メガ損保と呼ばれています。

続いて事業内容を見ていきましょう。
損保ジャパン日本興亜は、平成26年9月に損保ジャパンと、日本興亜が合併して誕生し、新たなスタートを切っています。トップクラスの正味収入保険料を誇る会社として、強固な経営版を武器に、グローバル市場での人材投入や、M＆A投資を積極的に展開しています。

対して、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社を傘下に保有する持株会社です。グローバル市場で事業展開する世界トップ水準の金融グループを目指して、アジアを主軸とした海外戦略を強化しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年損害保険業界の業界規模は、8兆4719億円となっています。平成19年の金融危機の影響により、減少傾向にありましたが、平成22年には業績を回復し、再び増加に転じています。特に平成25年以降の国内景気の回復によって、自動車業界の業績が堅調に伸びており、損害保険の需要も高まっています。自動車保険と火災保険は、成長が期待できる分野であると言われています。しかしながら楽観視はできず、国内市場は人口減少や少子化によって、長期的には縮小傾向にあります。大手各社は生き残りをかけて、海外戦略を強化するとともに、買収や合併などを通して規模の拡大を続けています。

ここまで損保ジャパン日本興亜についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�