【企業研究】株式会社WOWOWの会社概要・競合他社・選考情報まとめ

今回ご紹介するのは、平成3年に日本初の民間衛星放送局として開局したWOWOW。

この記事を読んでいる方の中には、WOWOWへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、WOWOWの企業理念や同じテレビ・放送業界に属する競合他社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるテレビ・放送会社の中で、なぜWOWOWなのか？」という質問への対策を考えましょう。

WOWOWについて深く知るために、まずはWOWOWの企業理念を確認しましょう。そこからWOWOWが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

WOWOWの企業理念は、以下の通り。
『私たちは衛星放送を通じ人々の幸福と豊かな文化の創造に貢献します』
（WOWOW「WOWOWのCSRとは」ページより引用）
ここから分かるポイントは、BS（放送衛星）を通して、世界中から選りすぐったエンターテインメントや、WOWOWが独自に手がけた番組を提供することで、豊かな文化を創造していこうという志です。
そのためWOWOWでは、共に未来を創っていくために「何でも面白がって吸収しようとする人」「高い目標に向かって挑戦し続ける人」を求めています。（WOWOW「採用情報」より引用）
ですから、企業理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点だと思われます。
・WOWOWの企業理念への共感
・エンターテインメント事業への情熱と成し遂げたいこと
・既存の状況に満足せず、新たな領域にチャレンジした経験
次に、テレビ・放送業界におけるWOWOWと競合会社とを比較してみましょう。
今回は、スカパーJSATホールディングスと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成27年度のWOWOWの売上高は、75,296百万円（前年比3.7％増）、営業利益は9,080百万円（前年比6.9％減）となっており、有料放送収入の増加により売上高を伸ばしています。営業利益は減少していますが、これは番組等への戦略的な費用投下によるものとされています。 対して、平成27年度のスカパーJSATホールディングスの売上高は、162,905百万円（前年比0.2％減）、営業利益は24,210百万円（前年比23.3％増）となっていますが、以降、Jリーグの放送中止による契約者数の大幅な減少が影響し、営業利益は減少傾向にあります。

続いて事業内容を見ていきましょう。
WOWOWは、BSを主軸としながらもCSにも有料番組を提供しており、特にハリウッド映画に強みを発揮しています。昨今では、映画製作など付帯事業にも取り組み、WOWOWでしか見られない自社制作のドラマやドキュメンタリー番組にも注力。徹底したコンテンツの強化を図りサービスを拡大することで、平成25年からの加入件数は年を追うごとに伸びています。
対するスカパーJSATホールディングスは、日本で唯一、アジア最大の有料多チャンネル放送・衛星通信事業者として活躍しています。事業の主軸となるのは、CS放送「スカパー！」事業と衛星運営事業。ハイビジョン化の推進や新BS放送など、業界に先駆けた攻めの戦略を特徴とし、宇宙・衛生事業を通じたグローバルビジネスや新規事業を強化しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年のテレビ・放送業界の市場規模は、およそ2兆4,690億円（国内33社、売上高合計）です。これまでの業界は、世界的金融危機による景気後退や大震災の影響を受け落ち込んでいましたが、平成24年以降は広告出稿が増加し好転しています。
テレビ・放送業界は、広告収入に依存するビジネスモデルであることから、景気の影響を受けやすい特徴があります。しかしながら、WOWOWのような有料放送を行う企業は、スポンサー動向に左右されない強みを持つと考えられます。
近年の業界では「インターネット」の急成長が脅威となっており、これを受け大手各社は、より魅力的なコンテンツの開発に力を入れています。今後は、広告収入依存からの脱却に加え、新たなビジネスモデルを構築する必要性に迫られています。

��こまでWOWOWについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 【選考フロー